ガラスの色について。

 
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さてこの、オオイヌノフグリような一輪挿し二種であるが、よく見ると透明ながら、色合いが違う。

大きいほうがやや、薄青緑がかっており、小さい方は少し茶色っぽい。

これはガラス原料の中に入っている鉄などの、微量成分の違いで微妙に違ってくるのである。

微量成分なので、鉄の塊がどかっと入っている訳ではない。残念ながら。
塊が入っていたらおもしろそうなのだが。

ごく微量なので分子レベルで結合して、イオン発色しているらしい。しかし微量すぎて反応が見えないのが残念。おもしろくないですな。

ま、そういう事で、吹きガラスの色も、こうゆう透明ながら微妙に違うなどという所に来ると、俄然面白くなってくる。というのは大げさで、すこ~し面白くなってくる。

そして、残念ながらそこから大きな地平線的大展開が開ける、という事は、ない。

多分袋小路止まりかな。

あまり深入りしないほうがいいだろう。

さて、これも6月1日からのエムズギャラリーさんでの展示会で出品予定である。
さりげなく宣伝である。

カメラマンもいる。

森永硝子工房グラスエリア宣伝広報部万年係長補佐(まったく出世する意志なし。だって給料上がってからリストラされたら自殺するしかないし)の本日の業務はDM用の写真撮影。

おおむね時給500円ぐらいだろう。

毎回撮影のたび、背景と下に敷く、白っぽいもの、をどうしようかと悩むのだが、今回はシーツを使ってみる事にした。
折シワを消す為、一回洗濯してから脱水せずに乾かす。

めんどくさいが、天気が良いのですぐに乾いた。

写真は今回気に入っている作品。

なかなか良い色が出た。

茶色の還元剤でカーボン入れすぎて泡が吹き上がって蓋を持ち上げてきたのには、泡食ったけど。

 

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春に埋もれるコップたち。

春ですな。

 

いやおうもなく春になってしまいましたが、暑いのが苦手な私としては、できるだけ冬の感じでいてほしかった。鹿児島の冬は来るのも遅いが、去るのは早い。かと言っても家の中が風通しがいいので、鹿児島の冬はけっこう寒い。暑いのも苦手だが、あんまり寒いのも苦手である。まあ、つまり根性なしですが。

春になると困る事がいろいろある。若い時はもやもやしたりしてこまりものだったが最近はそうでもないのはいいとして、とにかくいろんな事がどっと沸き起こってくる感じで、とても手がまわらない。

そして今日の困りものは春になるとガラスの写真が撮りにくくなる。ことである。

なんでかというと、春はあんまり緑がまぶしいので、ガラスの写真を撮ろうとすると、緑にガラスが埋もれてガラスが緑負けしてしまう。

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そして今日は、お客様からガラスのコップの問い合わせがあったので、メールで写真を送ろうとしたら、ドツボにはまる。

写真は緑が強すぎて色がおかしいし、
できれば、写真に、価格や、作品名が一緒に書いてあったら見やすいだろうと思って、説明の入った枠内に写真を入れ込んだ感じにしようと、久しぶりに使うアプリを起こしたから、もうグチャグチャでわけわっからん。

お客さんには悪かったが、ただのメール文と、写真でかんべんしてもらう。

 

ようやく、夜になりできた。

つまり、こんなふうにしたかったのですな。

 

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使ったアプリは写真現像ソフトと、写真加工ソフト。
いずれも無料のもの。

ニコンの写真現像ソフトは、使い方がさっぱりわからんうち、お試し期間があっと言う間に過ぎてしまったし、写真加工ソフトとしては、一応アドベ、フォトショップがあるが、画面がややこしすぎてかんにんして下さい。

結局、無料のこれとこれ、を使う。(Mac用)

RawTherapee

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Seashore
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いずれもインストールはしたが2,3年放置して、寝かせてあったやつ。

寝かせたほうが、相性がよくなるのもしれん。

無料だとお試し期間関係ないし。

画面もけっこうややこしげだけど、なんか慣れた。

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今日はとりあえず出来たが、きっと忘れるだろうから、そのうち暇が出来たら使い方まとめとこう。

でもきっとやらないんだよなー。

グラス、グラス、グラス。

展示会も三日目となると、ちょっと疲れが出てくる。

なにせ、いつもと違うことをしているので、体が慣れてくるのが三日目くらいになるのだろう。

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それで、眠くてしょうがなかったのだが、今日は私の吹きガラスの師匠の奥さんと、ギターの師匠がいらしてくれたので、元気が出る。

吹きガラスの師匠は、本当にこの人がいなかったら今の私もいなかっただろうというほど、人生の師匠であり、深く恩義のある人である。

そして、ギターの師匠はこの人との出会いがなかったら、妻との出会いもなかったという、不思議な縁のある人である。

ギターの師匠が、焼酎のお湯割りを飲む、ということで、買っていただいたグラス。

けっこう入るので、あまり飲みすぎないで下さいね。

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旧ブログより。「ガラス作品集合。」2010年7月4日

ガラスの発色はなかなか不思議で、光の三原色と、色の三原色のどちらにいくか、混ぜてみないとよくわからない。

おおむね、色の三原色の法則があてはまり、たとえば、緑に青を混ぜると青緑になるのは確かだけど、なぜか緑に茶色を混ぜて明るい緑になったりする。

これは割と思った通りの発色になったので、うれしくて記念に写真を撮った。

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