「ロケットストーブ」製作第二回

さて、ヒートライザー部の立ち上げの話であった。

まず、ブリキ缶(ヒートバレル部)の寸法を測ってみる。

高さが46センチ。お、これなら耐火レンガを、長辺で縦に積んだ長さと同じである。

よし、これで行こう!

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しかし、本式のヒートライザー部の高さは、「62・5センチから100センチ」にしろ、とある。

私のブリキ缶は少々、というか、まあ短い。62・5引く46で16・5センチ短い。

ま、しょうが無いではないか。これしか手元にないんだし。

 

と、思ったのだが、いや待て。

本式のロケットストーブは、寸法の指定がけっこう細かい。

また、ここは必ず守るべし!

という、寸法もある。

 

たとえば、バーントンネル部(薪の先っちょが燃えてるところですね)の寸法は全体の中で最狭であるべし!と、なっている。

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バーントンネル部は、薪の燃焼ガスと、空気がミックスされる腸管に例えられる部分であり、煙が逆流するなどのトラブルを防ぐため、煙突や、ヒートライザーの一番上と、ブリキ缶(ヒートバレル)の天井との隙間(ギャップ)部より、狭くなければならない!

けっこうキビシイのである。う〜ん・・・・
なんか、このマニュアル本を読んだり、テスト燃焼をしたりしているうち、ロケットストーブって、内燃機関、つまり、エンジンに良く似てるなあ、という気がしてきた。

バーントンネル、腸管に例えられる部分が、エンジンでいうキャブレター。燃料と、空気を丁度いい具合にミックスさせる部分。

ヒートライザー部は、ピストンとシリンダー部。

シリンダー部の放熱フィンがヒートバレル。

下向きの煙道が、エキゾーストパイプと、マフラー。

燃料を供給する、燃料タンク部が、薪を投入しておくフィードチューブ部。

に、それぞれ例えられるのではないか?

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ゆえに、小さなエンジンに、太いマフラーを着けたり、排気量の大きなエンジンに、燃料供給の能力が低いキャブレターを着けたりしても、決して早く走れないように、ある部分の寸法は、各部と、きちんとバランスのとれた寸法でないと、うまいこと燃焼しないのではないか?

と思えてきたのである。

しかしながら、マニュアル本の寸法は、ドラム缶をヒートバレルに使った時の寸法。

私のヒートバレルはブリキ缶。

寸法どおりに作ったほうが間違い無く燃えるのは分かってるが、あるもので何とかするのが私の主義。

要は各部の比率を間違えて作らなければ、 何とかなるだろう。

そうゆうことで、何とかなるイメージが湧いてきたので、完成まで一気に行くぞ!

オーケー レッツゴー!

えっとどこまでいったっけ?

あそうそう、ヒートライザーは長辺を縦に二段積みでしたね。

で、次にダウンドラフトした排熱が、ヒートバレルの下に降りて煙突に流れる隙間を、レンガで取って、と。

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そいから仮にヒートバレルを乗せてみて、煙がうまく流れそうかイメージしてみる。
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OK!いけそうだ。

さて、次は室内に入って実際の施工となる。

まずは床面の断熱からだな。

続く。

 

ロケットストーブ製作 第三回め

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“「ロケットストーブ」製作第二回” への1件の返信

  1.  いろいろと実験されていますね。私は実験する時間が取れないのでとりあえずロケットストーブらしきものを作ってみました。運用していますが横引きの煙道の上の土とその上のモルタルが暖まるのが遅いなぁ、と感じています。

     あそこを裸にしたら火の引きが悪くなるんでしょうねぇ。我が家は風が吹き抜けて行きますのでその辺から取り掛かる必要がありますが、、、、、

     民家がひしめき合っている土地柄ですから煙の問題が一番気になるのですが、おかげさまで煙はほとんどでませんので安心しています。

     本体は電気温水器のステンレスのものが手持ちでありましたので適当に作りました。炎が部屋に逆流するときがあって対策に薪を短く切って燃やしています。面倒くさい。

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