新ニュートンの法則。なぜすばらしい発明がこんな間抜けな事に・・・

今日は大阪の204号さんがガラスを仕入れに来訪。

「204号」とはお店の入っているビルの部屋番号だそうで、けっこう直なネーミング。

でも、ストレートな割にシュールレアリスティックな感じになってるのが不思議。

いろいろとグリーンと透明を中心に選んで行かれた。

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こんな感じで
いろいろと。
いろいろと。

大正時代に建てられたツタの絡まるいい感じのビルの204号室だそうですので、近くの方はぜひ行って見て下さい。

さて、それから今日も薪割りをするのであったが、薪割りは、タテに斧で割るのより、横にノコで引き切るのが実はけっこう面倒。

チェンソーで切るにせよ、ノコで切るにせよ、足か手で薪をおさえて切らないといけないので、腰が痛くなりけっこうきつい。

そこで!

発明してしまいました。

簡易薪おさえ機!

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いや別に機、などと機械じゃなくて、木にナナメに切り込みを入れただけなので、薪おさえ木。なんだが、
世の中にはニュートンの法則というものがあって、世の中に引力があるというのに気付いたのはひとりニュートンだけではない筈なのだが、ニュートンがあのこむずかしげな、F=なんたらという式を世に問うたからニュートンは引力の発見者になっているのだ。
だから私も簡易薪おさえ木の発明者として、世にちゃんと、数字など使って、寸法や、切り込み角度、理想的重量(もちろん重いほうが安定するが、あんまり重いと移動困難なので、適正な重さの明示化)などを問えば、森永式簡易薪おさえ木として、名を残すかもしれないんだが。

そんな気はまったく無い。

なにせ、この簡易薪おさえ木、太い薪をはさむと、なかなかかっこいいのだが、細い薪だと、なんかこっけい千万。

こんな。

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どう見てもお又にち◯ぽだ。

これがさらに丸い薪だと、さらに変になる事は容易に想像がつく事と思う。

おまけにこれをノコで切ろうものなら、

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なんか下半身が痛くなる。

という事で、ただのスケベなオブジェの発明者になってしまったので、大変面目ない。

人吉の魚座さんに行く。

水がぬるんでくるとガラスも動き出すようで、今日は人吉の魚座さんにガラスの蓋物を納めに行く。
先代の墓参も兼ねて。

今日はなんか春霞みにくすんだ日で、日差しは春っぽいのに、気温は低く、ちょっと肌寒い。
こんな日は家々がみんな眠っているみたいだ。

お昼ごはんに、宮之城の「元気屋はらぐち」さんで、おにぎりと、おかずを仕入れて車中食。
おにぎりもお惣菜も、小さめなので、車中でつまみながら行くのに食べやすくて良い。

ついでに魚座さんの手土産に唐揚げを包んでもらう。

近ごろのちょっと民芸ブームで、魚座さんもブルータス系の「カーサ」という雑誌に載ったとか、それから夏の私の個展についての話し合い。

人吉は面白い街で、日帰りでいろんな楽しみ方が出来る。

民芸コースとしては、人吉魚座民芸店、上村うなぎ、手打ちソバ、鍛冶屋。

アウトドアコースは、川下りかラフティング、滝見物、キジ料理。

伝統コースは、温泉めぐりと幽霊寺。

あと、これは泊りで(酔っ払うので)、人吉球磨焼酎、蔵元めぐり。

とか、いろいろ楽しめる。

最近の私の日帰りコースは、魚座民芸店、鍛冶屋、お墓参り、古着屋のパターン。

よそに出かけた時には、コンビニが少なくて個人商店の比率が多い街ほど、お出かけ満足度が高い。

その点人吉は満足度がとても高い。

最近ちょっと商店街がすいてきたのが気がかりだが、まだまだ面白い街だと思う。

まだまだ寒いようなので薪ストーブの火をお楽しみ下さい。 Enjoy the fire of the firewood stove.

Are you still colder?Enjoy the fire of the firewood stove.Named "Heat Chopper!"

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まだまだ寒いですね。

炎好きとしては嬉しい限りですが、うちの娘たちは夏好きなので、「早く暖かく(暑く?)なーれ!」とうるさいです。

どうせ、冷たいアイスをほしいままに食べるのを楽しみにしているに過ぎません。

まあ、ビールも夏のほうがおいしいですがね。

という事で、ウチの薪ストーブ、ヒートチョッパー君の炎動画を撮りましたので、見てやって下さい。
寒い夜用です。

約、一分間の暖かさです。マッチよりは長いです。

ちなみに、火をいじっている火かき棒は、大変便利なもので、これは火バサミよりもずっと使いやすいです。
北海道では「デレキ」と言うそうです。さすが本場ですね。鹿児島では見た事もありませんでした。

簡単に作れそうなので6ミリの鉄棒で自作しました。
先端をL字に曲げて尖らせ、取っ手にはまる部分も尖らせておいてから、バーナーやガスコンロで真っ赤にあぶっておいて木の取っ手に差し込んで、はめ込みます。
取っ手は山桜の木の枝です。山桜の木は皮がはがれないから良いのです。

It's still cold.Because is glad for a flame enthusiast(Pyromania), but our daughters like in the summer; "May warm! earlier" (or hotly!)
They are look forward to cold icecream anyway.
As for the beer, more delicious in the summer anyway.
So watch a video clip for cold night my firewood stove name is the "Heat Chopper "

It is about warmth of one minute. But it is longer than the match.

天神さまの梅も咲き出して忙しくなりそうな

東郷町という所に藤川天神という菅原道真公ゆかりの神社があり、毎年今頃、学校の行事で一山越えて歩いてお参りに行く。

お参りというかほとんど山登りだが。

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一山越えると、そこからは天神さまの梅の林まで、そろそろ咲き始めた車道沿いの梅の木を見ながら、のどかなハイキングである。

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梅が咲き出すともうすぐ春という事で、今年の薪ストーブ生活ともおさらばなので、今の内、丁度いい状態に乾燥した薪を優先して燃やさないといけないし、燃やしすぎると薪が足りなくなってあわてて薪割りしないといけないしでけっこう調節がむずかしい。

もっとも吹きガラス炉でも薪を焚くので、そっちで焚く薪の準備もしとかないといけない。
ガラス炉で燃やす薪は杉や、松などの油分の多い木。

薪ストーブで燃やす薪は、山桜や、樫などの、燃やすといい匂いのする木、と一応区別している。
 
あと大量にある廃材。

これもマキ風呂用と、資材用に仕分けしとかないといけない。

そして、焚き口に入らないほど大きな、割りずらい木や、根っこなどは穴を掘って燃やす。
あとで土をかけて熾炭を作るのだ。

その間、無駄には過ごせないので、ロケットストーブ燃焼の実験を露天でしつつ。

なんか忙しいな。

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人が死んでしまうという事は

近ごろ私の知人が死んでしまう事が重なりいつもは死の事など考えもしないのだがこのところ頭の隅に死がすみついている。

実に人はあっさりと死んでしまうものだなと。

親しかった人が、私の中では存在を保ったまま、現実には存在しなくなってしまったというのは、なんとも妙な感じだ。

よく飲む人たちだったので、頭の中ではショーチューコップを抱えた姿が思い浮かぶのだが、もう一緒に飲めないのである。

またもう一つ。

人の少ない所で人が死んでしまうと、欠落感がかなりあると言う事。

一人は借りている山の家の限界集落の人だった。

そんなに親しくしていた訳でもなく、たまに公民館の新年会とかで一緒に飲む人で、呑み助三羽がらす、の一角だった人なのだが、限界集落で一人死ぬとがっくり感がちょっと重い。

あの震災では、少なからず限界集落のような地域でもかなり被害があった筈で、その喪失感は限りないものだったんだろうと、まことに遅すぎるが想像できる。

そしてあの戦争でも。

これからの事を考えるとやらなければいけない事がいっぱいあるのだ。

音楽を買う。

久しぶりに音楽を買った。
一曲が250円だった。

今まで音楽を買うと、音楽それ自体、つまり、耳に入って来る音、とは別に、
CDのケースや写真、解説文、帯。
昔のレコードであれば、さらにでかい写真と帯や、歌詞カードがついてきたのだが、今回は250円払ってそうゆう物、は全く付いてこなかった。

せいぜい、パソコン画面用のサムネイル画像が付いてきただけである。

音楽を買って、余計なものが付いてこなかったのは多分、初めての経験ではないだろうか?

豪華アーティスト写真ブックレットとか、特大ポスターとか、最近では、特典dvdとか、がついてこないと損したような気持ちにさせられていたのは実は大手レコード会社のおまけ戦略にのせられていただけだったのかもしれない。

音楽は音楽だけ聞かせてもらえればそれでよかったのに、いつの間にかそれが商売になり、レコードジャケットや、歌詞カードをありがたがるのが癖になってしまったのかもな、と思う。

いきなりギターを抱えた人が来て、「いまから歌を歌うから250円下さい!」と言われても困るが、実は音楽は音楽だけで十分だなと思う。

鉄型そば猪口 生成り生地 透明をホームページに追加しました。

ホームページを更新して、そば猪口の記事を書きました。

鹿児島市の「てぬか」さんにも、同じそば猪口を送りました。

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私的な詩的吹きガラスたち。

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手にとってご覧になりたい方は、行って見て下さい。

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このそば猪口の生地を、リサイクル生地にするか、従来、私が使っていた生成り生地にするか悩んだけど、どうも、生成り生地のほうが似合うような気がする。という漠然とした理由で生成り生地で作る事にしました。

物事、決めにくい時は直感でいいと思う。

あとでまた変えたくなったら変えればよいのだから。

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ヒートチョッパーとバスタオル一発芸(ナミ)。

最近また寒くなってきた。
せっかく薪ストーブをつけたのに暖かくなっては拍子ぬけなので私は寒いほうがいい。

ところで家につけた薪ストーブ、新保製作所さんのキャンプ用薪ストーブで、名前がヒートチョッパーという。

キャンプに持ち運べるように、ヒートエースの半分のサイズで、煙突、脚などがセットでついているのだが、ウチの中で使うので、あれもいらない、これもいらないと、新保製作所さんにわがままを言い、本当に本体だけにしてもらった。すいません、ありがとうございました。

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ヒートチョッパー君。なかなか可愛い。

チョッパー君といい、ヒートエース君といい、もしかしてワンピースのキャラからなのかな?
だとしたら、ヒートエースは絶妙の命名ですね。

話は変わるけど、下の小3の娘がときどき突発的に披露してくれるバスタオル一発芸というものがあって、風呂あがりにバスタオル一枚でやるのだが、肩からたらして「ローマ人っ!」次にマントのようにはおって、中空を指さしながら、「なぽれおん」。腰骨からかなり下にずらして巻いて「ナミ!」というのがあり、いきなりやられるとかなりおかしい。

新バージョンで、「ちゅうごくの女の人」というのもあり、だいたいわかると思うが、そうチャイナドレスですな。

どういうふうに巻くかはご想像におまかせします。

で、ヒートチョッパー君ですが、またしてもこのようにチョッパーしてですな。

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ロケットストーブ化するためレンガで作るヒートライザー部に合わせて切ります。

そして、ガラスるつぼをカットして繋げた煙道をのせ、

ルツボをリサイクル
ルツボをリサイクル

煙突をつなげて、試運転。

よく燃える
よく燃える

これで完成にするつもりだったが、思ったより煙突が熱くなるので、一斗缶と、余った煙突を使って放熱部を追加した。バラして掃除が出来るように、一部は太いホースバンドとボルトで固定。

メカだ。
メカだ。

余談だが、ロケットストーブのメリットの一つに煙突の取り回しが自在にできる点がある。
だからこのような放熱部を室内に作る事も可能なのだ。

鋳物製の薪ストーブに使う二重煙突は、逆になるべく高い温度で排気し、煙突内にススやタールがつかないようにする。だから煙突から出る熱も暖房に利用しようとしても出来ない。というかするつもりはない。

この両者の違いは大きい。

ロケットストーブがエコストーブとも呼ばれるのは、排気熱を無駄なく室内に取り込み、薪の使用料を減らす、エコロジカルな面もあるからだろう。
だが、デメリットとしては、排気煙突が長くなることで、ススをもれなくため、ススがたまった時の煙突掃除が大変なこと、排気温度が低くなりすぎて木酢液がたれる事があげられる。もっとも私は木酢液は下にガラス皿でも置いて、回収すればいいと思ってるし、煙突のススがつまる前に、また改造するだろうから、あまり問題視はしていないが。ただやはり掃除はしやすく作っておくに越したことはないだろう。

それにもう一つ。

ススやタールが煙突内につき、木酢液が出るという事は、その分、周りの環境に、それらを排出せず、自分で貯めているという事だ。
だから煙突から出るのは、ほとんど水蒸気だけである。寒い日に煙突から出る煙を見てみると「ほわほわ~」と白い煙が、寒い朝の暖かい息のように出ている。
この煙が黄色っぽい時は焚き始めの時のような不完全燃焼状態、青みがかっている時は、木タールが混ざっている訳だが、あまりそうゆう事も無い。

という事は二重煙突で高い温度のまま排気すると言う事は、スス、その他をいっしょに排気している事になるんだな。

余談終わり。


さて、このヒートチョッパー君、ロケットストーブもどきというか、ロケットストーブの応用なので、あまり寒くない時は、ロケットストーブ本来の「木口焚き」

mo_20151276も出来るし、
寒い時は、「普通の薪ストーブ焚き」

mo_20151272も出来る。

なかなか優秀。

ただヒートエースの半分の長さなので、長い薪が入らないのが難点。

でもかわいいから許す。