スポットクーラーの魅力。

今年は少〜し涼しいかもしれない。という期待を毎度裏切って、8月に入り人間性を維持しずらい日々が続く。

もちろん脳みそが暑くて溶けそうだ、という事もあるが、露出度がひどくて見苦しいので、人に会うのを躊躇するといういわゆるインナーな方向に心が向かう欠点が出てくる。

今日などもせっかく宅急便の方が配達に来てくださったのに、水浴び後で、ほとんど裸で、出るに能わず、荷物を置き去りにして去ってくださるようお願いした。

ちゃんと仕事をしている方に、サインの一つもできないとは、人間失格であろう。

で、ガラス小屋では、とうとうスポットクーラーのスイッチを入れてしまい、これは出来れば北欧に引っ越しするのでこのような大げさなものは邪魔になるから買いたくなかったのだが、引っ越しするにも能わず、仕方なしに今度は、氷河期が来る、という噂を信じてみようとしたのだが、太陽黒点は減少するも、いっかな氷河期の兆候も見られず、毎年あいかわらず暑い。

で、このスポットクーラーというやつがとんでもないアメのムチというか、近ごろではツンデレというんですか、一旦入れたら離れられないというヤツで、冷気の出る所のとなりに、熱風が吹き出すという立ち位置を間違うと逆にとんでもなく熱く、冷気の出る所から離れられなくて全く仕事にならないという人間を崩壊させてしまうシロモノなんですね。

で、ここからが本題ですが、うちのガラス小屋では、何とか仕事を進めるべく、スポットクーラー本体を、外の軒下に置き、そこから冷風のみを塩ビのダクトで作業台まで送るように改造した。
ま、いわばツンデレの人とはアイスをおごってくれる時だけ付き合うように改善した、というような感じですか。

これで何とか熱いながらも作業をしている。しかし暑い。ロシアに移住しようか。

 

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こんな暑い中ガラス小屋の中は地獄で当たり前

「くっそー!暑い、熱い!」と

汗を吹き飛ばしながらコップを作っていると、
後ろから声が、
「そんなに暑いんなら、サラリーマンとかなればよかったじゃん」

びっくりしたが、夏休み中の下の娘がいつの間にか背後にいたらしい。

「シャツ着てクーラーとかつけて」

ごもっともだが、「そんならお前がなればいいじゃん」と言ったら、

「いやだ」

「なんで?」

「なんとなく」

たしかにまあなんとなくごもっともではある。

しゃべりながらであったが、かっこ良くコップの口を仕上げに広げようとしたら、

あぶり方が足らず失敗。

「失敗だね」

と一言、

去ってゆく。

後ろからえらそうにゆうーな!

と言おうとしたが、もうそのへんにいない。

 

只今北海道釧路で展示会中です。

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ホームページを新しくしました。2015年版です。

201512211as

最近、ニホンもきな臭くなってまいりました。
暗黒の2015年の幕開けかもしれませんが、皆さん何とかやるしかないですよね。
国というものは結局、民に犠牲や、理性や、強制や、税制や、自制や、協調性や、自粛性?を押し付け、自らは生き延びようとするツル性植物のような醜い姿なのが本来。その醜い姿に十二単のようにコロモを被ってカモフラージュしていたのがコロモを一枚ずつ脱ぎ捨て、あられもない姿を現しつつあるのが最近たまらん見苦しい、というか見たくないですね。

ということで!

ホームページをリニューアルしました。

たよりになるのは・・・・・・

{くらかけ山の雪}

でしょうか?

私は?です。

森永豊ホームページ私的な詩的吹きガラス

 

 

20度くらいが窯の火が、ありがたくなる境目のようですね。いい季節になりました。

某月某日、とうとう工房の温度が30度を切った。

朝など寒くて、夏の間は近寄りたくもなかった窯の火に手をかざしてしばらくじっとしていた。

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ほんのそこら10度ぐらいの温度差なのに、人は暑い寒いとめんどくさいことである。

これから寒くなってくると吹きガラスの仕事は暖かくて最高の季節だ。

特に冷たいみぞれ混じりの雨の日は最高である。

今年から薪を焚いて作り出したので、焚き火をしながらガラスを作れるという、焚き火好きの私にとっては更に楽しみな季節になる。

早く冷たい雨の日が来ないかな。

最近いろいろありまして、観光バスが来たりとか。もう冷たい雨が降っていますね。

暑い暑いと言ってたら、きのうは冷たい雨に打たれて風邪を引きそうになりました。

夏場で在庫がなくなり、今必死でコップを作っております。

書きたい事はいろいろたまっているのですが、夜書こうと思っていると、ショーチュウ飲んで、バタリと倒れるように寝る毎日が続いており、夜書くのはムリなので、昼飯時に書いてます。

もう、9月5日の事なのですが、大阪芸大のみなさんが、工房見学に来てくださいました。

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U邑先生、ありがとうございました。

一番愛想がよかったのが、ウチの猫、クマち。

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みんなにナデナデされて大変ごきげんなようでした。
いつもなら、あんまり撫でられると、「フゥー!」とか怒り出して引っかくのに、
まさに、猫をかぶったように、おとなしく愛想がよかったクマちでした。

そして、みなさんが乗ってきたでかいバス。

ついにウチの工房も観光地みたいに観光バス横付けか!
と、変な期待をしてしまいましたが、残念ながら、でか過ぎて、ウチの戸口には入れませんでした。

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工房と小屋の記念写真を撮れるかと思いましたが残念。

今度はマイクロバスで来てくださいね。

今度の台風はやばいかも。

きのうまで涼しかった空気が、急にブ厚くなって、台風が押し上げた南方の温気が息苦しい程だ。

 

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台風が来るかも知れない。

鹿児島で、強烈な台風が来ることは、命がけである。

特に、何もさえぎるもののない海上を渡ってきた台風の目が、左斜め下から直撃するコースの場合、最悪、家屋倒壊、最低でも瓦の5,6枚は飛ばされる覚悟をしておかないといけない。

今回のノグリーくん、その最悪のコースである。

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仙台の光原社さんの個展に向けて、ラストスパートをかけていたが、進路次第では、窯の火を落とさないとやばいかもしれない。

あとは念じるのみ。

今年は早くも梅雨入り。そして緑のガラス小屋。

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今年はもう九州は梅雨入りしたそうです。

昨日までの真夏のような暑さを冷ますような雨が降っています。

写真を整理していたら、「こういう家に住みたいな〜」と思って撮った廃屋の写真がありました。

今はもう解体されて更地になってしまいました。
写真を撮っておいて良かった。

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私、最近建つ新築の家は嫌いです。なんか嘘くさくて。

こういう家が人の気配がして親しみがもてます。

うちのガラス小屋は緑の化けもんみたいになってしまいましたが。

 

 

 

さて、ところで、最近新しい窯の焚き方を模索しておりましたが、やっと結果が出ました。

 

それは。

 

「薪と炭を使って吹きガラスをやる!」

 

という無謀な試みです。

データーを取らないと成功かどうか判断がつかなかったので、報告が遅くなりましたが、確かに成功です。

成功の基準として、

「薪と炭を使って、自分の定番ものの吹きガラス製品が作れること。」

と、目標を立てました。

 

そして、できました。

一人で、ガッツポーズしました。

 

長くなりそうなので、詳しくはまた、写真など整理してから、レポートします。

とりあえず、新カテゴリ、新しい分類項目に、

「薪と炭で吹きガラスをやる。」

を加えました。

興味のある方は、ここにまとめる予定ですので、続きを書いたらぜひお読み下さい。

「ヌスミ」とは?の写真を整理しました。(小屋改造計画)(楽しい小屋造り)

小屋の改造写真を整理したのでアップしときます。

好きな人にはたまらんでしょうが、興味ない人はスルーした方がいいです。

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 「ヌスミ」とは?の作業工程写真をアップしときます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関連記事  「ヌスミ」とは? 職人言葉って面白いですね。

ガラスの神様の好きなものは?ガラス窯で焼いたらいけないものは?

ガラス窯の火を落とすと、急にガラス小屋の空気が寒々として、どこかそっけなくなる。

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ガラスの神様がいなくなるのだろうか。

せめて少し残った余熱で、お湯を沸かして、コーヒーを淹れることにする。

ガラス炉の熱を利用して、給湯に利用したり、パンを焼いたり、お芋を焼いたりできるのだが、今はせいぜい湯たんぽのお湯くらいにしか使っていない。

昔のガラス職人は、お昼休みになると、窯の前に魚を焼いてお昼のおかずにしていたそうで、私もそれに習って、修行時代、窯焚きで泊りの夕御飯は、アルミホイルにサンマを包んで窯の前で焼いたりしたものだ。

魚は良いが、なぜか「四足」は焼いたらいけないのだ。

と、昔大阪のガラス工場にいたことがある師匠が教えてくれた。

なぜかは解らない。

私が思うにガラスの神様は、ケモノに近いのではないだろうか。

職人もケモノに近いときがあるからなあ。

 

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いつまで暑いのだ!(新しい扇風機が欲しい。できればDC扇風機を)

今年は小屋を改造したので、早速、壁を取っ払って風通しを良くしてみたのだが、こう暑くては無駄、無駄、無駄。

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やはり頼るものといえば扇風機しかない訳で、
私は毎年扇風機を買う習慣、というか、まあ癖みたいなもの、
があるのだが、今年は遠慮していた。

「ちょっと扇風機を買いに行って来る」

と言うと、

「えー〜またー?」

とか

「電気好きじゃん!」

とか言われるのがしゃくなのだ。

まあ黙って買いに行ってもいいのだが、去年買ったばかりの扇風機を蹴っとばして、壊れた(とても、もろい扇風機だったので)ことがあるので、やはり皆の了承を取った上でないと、非常にきびしい。

しかし、このところのいっかな気温の下がらない暑さで、さすがに皆まいって来ているようだ。

子供たちも大きくなってくると、表面積が増えるせいで、去年までは「首振り」にして二人で使っていた扇風機を、今年は一人で一台、専有している。

「これはやっぱり扇風機がもう一台いるなあ〜」

とつぶやいても、だれも反応しなくなってきている。

これは無言の否定か?了承か?

私は多分、了承だと思う。

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