評判のハリオ 土鍋(3合炊き)の底を真っ黒にして銀化してやった。

どうでもいいことが、ふと気になる事があります。

 お釜の底はどこまで磨くべきか?

キャンプや、屋外炊飯で、薪で調理すると、鍋やお釜の底がススで真っ黒になるけど、昔の人はあれをピカピカになるまで、調理のたんびに磨いていたのだろうか?

という、どうでもいいことが、気になるのです。

答えは多分、

「人によるんじゃねえの?」

だろうけど、それはまあ、そうかもしれませんが昔は全て、薪もしくは、炭で調理していた訳で、どうしてもススがつく筈です。

どう磨いてもススを完全に取ることは難しいです。

ですから、きれい好きな人の鍋の底と、そうでもない人の鍋の底に違いがあるにせよ、標準的、一般的な鍋、お釜の底の黒っぽさの標準色。というものが、名前付きで存在していたのではないか?と。

まあ、どうでもいいちゃそうなんですが。

なぜ気になるかというと、ハリオ の土鍋というものが、ありまして、ふつうにガスコンロで、土鍋ご飯が炊ける、というものです。

薪ストーブでふつうにご飯を炊く。

それで、今年寒くなって、薪ストーブを焚いているのですが、この上で、ご飯も炊いてみようか、という。

で、朝、早起きして炊いてみました。

失敗して変なご飯になったら、家族の朝ごはんがおしまいですからここは慎重に炊きます。

で、まあ、炊けるんですが、ふつうに美味しいご飯が出来上がるのですが。

ふむ。

という。

それが、どうしたと。

「わざわざブログに書くほどの事なのか?」と。

なんだかいわゆる「奥歯にもののはさまったような、」感じですが、何を言いたいのか?というと、つまり、

・・・・「ふつうに炊けすぎて、面白くない。」

なんです。そうなんです。

ご飯が美味しく炊けるという、口コミで評判の「ハリオ 土鍋」で炊いたのだから、ガスだろうが、薪ストーブだろうが、普通に炊けるにきまっとるじゃないけ。

と。

土鍋の底全体に炎を当ててみよう!

で、私は何をしたいのかというと、

「もっと激しく炊きたい!」と。

えーと、勘違いする人もいるかもしれませんので、説明しますと、

この薪ストーブのベースは、新保製作所さんのもので、ちょっと改造してあります。

で、この手の鉄板薪ストーブの上部は、三連輪っかになっていまして、パカっと外せるのです。

外すとストーブの中が丸見えで、当たり前ですが、直火で、焚き火状態です。

賢い人はおわかりでしょうが、何の為にこうなっているかというと、外して、鍋や、窯や、ヤカンを置くと、直火で強い火力で焚けるのです。

置くもののサイズによって、輪ブタを何個外すか決める訳ですね。

全部外すと、バカッと大穴が空くという。

で、このような便利なものですが、私はめったに外しません。

なぜなら、直火で焚くと、底がススで真っ黒になってしまうからです。

つまり、「掃除がめんどい。」

ものぐさです。昔の人が聞いたら間違いなく怒られるはずです。

で、ハリオ 土鍋に戻りますが、さっきの画像でわかるように、炊く時に、土鍋の底しかストーブに接していません。

ちょっと火力的に弱い感じがします。

とはいえ、ハリオ 土鍋はガスコンロで、底に強火を当てて炊くように設計してあるので、薪ストーブでも普通にうまいこと炊けるのですが、私は、

「もっと炊いてみたい。」

つまり、薪ストーブの輪っかを外して、直火で激しく窯の底全体にほのおを当ててみたくなったのです。

そう!底がススで真っ黒になるのも厭わずに!

「やってみましょう!」

あ、ちなみに薪で焚く、直火が当たる前の、土鍋の底は、こんな感じです。

なんと!今どき珍しくも、「MADE IN JAPAN」と刻印してあります。そして、「HEATPROOF CERAMIC」なるほど、耐熱陶器と。

「さて、激しく炊いて」みましょう。

輪蓋を二輪っか外して、ハリオ 土鍋君をガバっとストーブに突っ込みます。
底が直火で炎に当たりますので、かなり効率がよさそう。

炊き始めは六時半ごろです。

どんどん薪をくべて自分もあったまりつつ、土鍋がわいてくるのを待ちます。

12分ほど経過。土鍋が沸点に達したようです。

さらに焚いて17分ほど経過。ぐらぐらと、お米のおねばが、大きな泡になって湧き上がって来ました。
ガスコンロだと、もっと早く湧いてくるのですが、今回、炊き始めが、朝、火の入っていない薪ストーブで、炊き始めたので、その分、時間がかかったようです。

炊きあがりは匂いでチェック!

さて、ここからが肝心で、目が離せません。

ほんの少し、底が焦げて、きつね色になった炊きあがりを目指します。

上の蒸気穴から、吹き出す湯気の匂いが、ほんの少し焦げた匂いになったら、ご飯の底が、ほんの少し焦げた証拠なので、火から下ろします。

さて!どうでしょうか?

ばっちりきつね色です。

これはもう今朝は卵かけご飯ですね。のりをかけて。

さて土鍋の底はどうなった?

さて、食べ終わって土鍋の底を見てみます。

おお、やっぱり真っ黒ですね。
ま、ご飯がおいしかったからしょうがないでしょう。

スチールウールで、ごしごしと磨きます。

きれいに、銀化したスス色が出てきました。心なしか、「MADE IN JAPAN」も誇らしげに見えます。

銀色のいぶし瓦を作るやり方といっしょな訳ですね。

いい色です。

銀ねずみ色。という感じでしょうか。

これからもっと薪で焚いたら色が変わっていくのでしょうが、

もうやりません。

やっぱりガスのほうが楽です。

 

黒くならないし。

ガラス蓋で炊きあがりがよく見える!ハリオ土鍋のご飯お釜

    

煙の出ない燃やし方 TLUD(上部点火上昇気流ストーブ)と焚き火の違いを考える。

以前書いた私の記事、

煙の出ない燃やし方

を読み返して見ると随分、冗長で、恥ずかしくなり、追記することにした。

追記というか、以前の記事の、前のほうにもっとすぐわかるように書いたのだが。

しかし、結局長くなってしまったので、またここで言っておきます。

煙を出したくなかったら、1にも2にも乾燥です!

煙の原因はほとんど水分です

やれやれ、ほっとした。

以下、今回追記した文章です。

急いでいる方のために結論から言っておきます。

煙を出さずに燃やすにはとにかく乾燥させること。

それだけです。

野焼きなどで、もくもくと上がるあの煙の原因は、水分です。

一見乾いているように見える草刈りのあとの、数日たった枯れ草でも、まだ水分はだいぶ残っています。

ですから、野焼きすると、もうもうと煙が上がるのです。

2年ほど、軒下で十分に乾燥させた薪なら、ほとんど煙は出ません。

それでも少しは出る煙を、全くと言っていいくらい出なくするのには、以下に申し上げる方法がある。ということなのです。

つまり、ロケットストーブやTLUDストーブ(Top-Lit Up-Draft Stove)、あるいは出た煙をもう一度バーナーで燃やす方法などです。

煙を出したくなければ、燃やす前に乾燥させる時間がどうしても必要なのです。これはいかんともしがたい事実です。

しかし、今のこの初冬の時期、枯れ葉や、剪定した大量の枝葉などをじゃまくさいので、とっとと燃やしたい。

という方もいらっしゃるでしょう。

「うちら田舎じゃけん、煙なんどで文句いう人はおらせんだら!」
(えっと何弁だっけ?)

という方は、まあいいとして。

比較的、人家があるのに、

「多少の煙はやむなし!今日日曜なので、今日やりたいんじゃ!煙がなんぼのもんじゃい!文句あるんなら・・・、ヤキイモあげようか。」

と実は、ご近所に気を使う方は、

とりあえず穴を掘って燃やしましょう!

穴を掘って燃やすのは、TLUDストーブの原理に近い燃やし方で、
素焼き、
(えっとつまり、そのまま地べたで燃やす。ということですね。なんだっけ?直焼き?あるいは、ふつうの焚き火?)
に比べると、煙を少なくできます。

と、ここまで読まれて、急いでいる方は、以下長いので、読まずにすぐ穴掘りを始めてください。

TLUDストーブってなんぞや?

とか、うんちくはまあ、あとでついてきますので。

うんちくを読んでいたら、日が暮れてしまいます。

日没後、暇だったら、ひとっ風呂浴びて、心地よい疲れとともにビールでも飲みながらまた読んでいただけると、私としては望外の喜びです。

さて、ではお暇な方は以下おつきあい下さい。

TLUDストーブってなんぞや?

Top-Lit Up-Draft

つまり、

上(トップ)に(火を)灯けて、上昇気流を起こす。(空気を上に引く)燃やし方です。

ウッドガスストーブ、キャンプストーブなどの、商品タイトルで、市販されていますし、自作することもできます。

燃焼物の、上に点火し、燃やしていくことで、周囲あるいは下部から、燃焼のための空気を取り込み、強い上昇気流を起こし、それにより、火が強まれば強まるほど良く燃えるサイクルを生み出すという原理です。

火が強まり、強い上昇気流が起きると、さらに燃焼のための空気が取り込まれやすくなり、上昇した木質ガスが、周囲の空気と混合し燃焼する、いわば二次燃焼に近い現象が起き出します。

こうなるとこっちのもので、多少煙が出ても、炎のトップ部で、燃やし切ってしまいます。

すばらしい!

で、フツーの焚き火とどうちがうねん?

ごもっとも、どっちも同じ野外火で、同じように感じます。

が!

普通、焚き火をする時は、じょじょに燃やしていきます。
まず、新聞紙を丸めて、その上に細い枝葉をのせ、その上に少し太めの枝をのせ、それから下のほうに点火します。

火が大きくなってきたら、太い枝や、割った薪を入れて火を安定させていきます。

つまり、焚き火は下から点火するのです。

そうして燃えるうち、当然焚き火でも上昇気流は起きます。

ところが、上昇気流とともに燃えている炎の状態、というか内容がTLUDと焚き火では、じゃっかん、違います。

TLUDは上が燃えていて、下部は冷たいままです。

ところが、焚き火は上も熱いが、下も熱いです。

これにより、TLUDストーブは、すぐに燃えやすい、木の燃焼ガス(水素が混ざっている)から先に燃え、木の内部の炭素(つまり炭になる部分)はあとから、ゆっくり燃えてきます。

しかし、焚き火は、上も下も燃えていますので、木全体の成分が、同時に燃えている状態です。
木質ガスも、炭素も、炭になっている熾火も、そして、水分も、水蒸気も、全部同時に炎の中にあるのです。

ですから、煙が出やすい。

TLUDストーブの燃焼は、上が燃えつつ、だんだん下に移って燃えていくので、燃えているのは木質ガスが多いです。木質ガスが燃えきると、熾火、つまり、炭素、ようするに炭だけが残ります。

これに、土をかけるなり、密閉容器に入れるなり、あるいは水をかけてしまえば、簡易炭が出来上がります。

焚き火は、炭素も同時に燃えますので、水をかけても、残った木と、少しの炭しか残りません。あと灰ですね。

こう書くと、焚き火と、TLUDストーブ、だいぶ違いますね。
私も書いていて、びっくりしました。

さて、そういう事で、なるべく煙を出さずに燃やしたい方は、穴を掘って燃やして下さい。

穴の内壁が、火を断熱し、かつ、熱を反射しますので、よく燃えるはずです。

凝るのであれば、「ダコタホール」といって、空気取り入れ用の穴をもう一個、隣に掘って底のほうでつなげると、さらによく燃えるようです。

まあ、そこまでしなくても、火が強くなってきたら、「ボッ!ボッ!」と、炎の脈動が起きて、穴の周辺部から、空気を取り込み、二次燃焼現象も起きてきます。

炭を取りたい方は、こっちの「ただの穴」ほうが、無駄に空気を取り込んで、熾火を灰化させないので、いいかと思います。

商品的に、無煙炭化器なるものも、モキ製作所さんから、販売されています。

より、かっこよく燃やしたい方は、買ってみられてもいいのではないでしょうか?

穴を掘らなくてもよさそうですし。

ステンレスなので、サビて朽ちる心配もないし、熱の反射も土よりは良いのではないでしょうか?

私も欲しいところですが。どうしよう。

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今年も煙突掃除が終わった。2019

今年もようやく煙突掃除を済ませてホッとしている。

去年は10月末には薪ストーブに火を入れたのだが、今年は暖かいので、12月になってしまった。

横引き部が、2.5メートルあるので、ちょうどいい長さの竹の先にブラシを結んでゴシゴシやる。

前、適当に結んでゴシゴシやってたら、中で外れてどうしても取れなくて結局煙突を分解するハメになったので、気をつけてやる。
さらにその前には、わざわざ新品で買った煙突専用ブラシが、新品すぎてブラシの針金がきつく煙突の内径にはまり、これもどうしても取れなくて結局、煙突を分解するハメにもなっている。

こうゆう時は、やっちまったな・・・・と、しばし呆然とするのが常だが、ホントに実にマヌケだと思う。
そしてなぜか自分で言い訳を考えているのが馬鹿くさい。
いったい誰に言い訳をしようというのか。

まあそうゆう訳で、今年は無事に終わる。

前買ったブラシも使わず、竹と古いブラシで十分終わる。そういえば、薪風呂を作る左官屋さんが、
「煙突掃除にはササがよかど。」と言ってたな。
いちいち買わなくても良いのだ。

昨シーズンは、すす取りフイルターを、常にはめ、なるべく乾いた薪を使ったので、今年の煙突掃除はススも少なくて楽だった。
やっぱり薪の乾燥は大切だなと思う。

ところで、ガラス炉を使って生木の薪を強制的に乾かしてみたのだが、これが実によく燃えた。
そのうち、書くかもしれないが、私のことなので、あまり期待せずにいてください。

自作すす取りフィルター

煙の出ない燃やし方 その2(追記)

キャンピングスモーカー コールマン

最近、拙文 「煙の出ない燃やし方」をご覧になる方が多いようである。

近頃、世の中がせせこましくなって、煙トラブルを抱えていらっしゃる方も多いのか?

と、心配になる。

前回の記事から、いつの間にか時も過ぎ、いろいろと老婆心ながら、書き加えたい事もあるので、追記する事にした。

以下、前回「煙の出ない燃やし方」の記事末尾に、追記した文章です。

(最後に〜 2018年12月5日追記

この記事を書いてから、4年近く経つが、冒頭でも追記したように、最近この記事のアクセスが多い。
皆さん「煙のでない燃やし方。」で悩んでいらっしゃるようだ。

誤解をまねかないよう、煙と、炎について、私の考えと、立ち位置を言っておこうと思う。

荒野の中で、煙を出すのなら、問題はないだろうが、結局、まわりに人がいるから、その密度によって、問題が起きるのである。

ところが逆に、人の密度が多くても、どんど焼き、や、鬼火焚き。農業や、林業仕事での野焼きなどであれば、堂々と、煙を出せる訳で、こちらは周りに人がいても問題ない。

しかし、そのような行事や、共同作業は、今の時代だんだん少なくなって来ている。
地方の高齢化、人口減(過疎とも言う、変な言葉だが。疎が過ぎるとは、どういう意味だ?)
のせいである。

そして逆に、都市部の人の密度は高くなって来ており、そういう所での煙のトラブルは多い。薪ストーブの煙苦情などである。
もちろん鬼火焚きなど出来るはずもない。

人の密度が高くても、煙に文句言われる場合と、文句言われない場合があるというのが面白い。

また、少子高齢化と、地方の人口減が進むほど、煙と、炎が人間の生活の周りから、減っていくというのも、何かの符号のようで面白い。

炎と、煙を駆逐していくようでは、生活はますます、息苦しくなっていくだろう。
そして、炎と、煙のありがたみを知らない人間が増え、ますます炎と煙は遠ざけられていく。

(炎は、ともかく、煙にありがたみがあるのか?と思うが、煙をくゆらせてくつろいだり、煙を肉に当てて、燻製に出来るありがたみがあるのだった。)

少子高齢化というが、20年前に、ちょっとした何らかの手を打っておけば、今頃は、その子らが税金を収め始めているのだ。

いや、16になれば、バイクに乗ったり、タバコを吸ってくれるので、ガソリン税や、たばこ税を収めてくれる。

いやいや、自分で、お買い物に行ける歳になれば、小遣いから、消費税を払ってくれるではないか。

そんな簡単なフックも起こさずに、自分の知り合いと、アメリカにお金をばらまくしか能のない、無為無策のマスターはほっといて、私は少々、迂遠ではあるが、炎と、煙のありがたみをボディに伝えていく事で、地方の人口減と、少子高齢化の流れに逆らっていけるのではないかとバカバカしくも考えているのである。
「風が吹けば桶屋が儲かる」の伝ではあるが、無為無策よりはましだろうと思う。

 

鬼火焚き 吉川

自作薪ストーブとか、薪ストーブの改造とか。

今回は、うちの自宅のほうの薪ストーブを紹介してみようと思う。

山のほうの家には、ロケットマスヒーター型のストーブが置いてあるのだが、こちらのほうは、昔詳しく書いた

(「ロケットストーブ」もしくは「ロケットマスヒーター」製作記録第一回)

ので今度はこっち。

まあ、こっちのストーブも、いろいろと記事を書いているのだが、改造してきているので、自分でどうゆう改造をしてきたのか、混乱してきた。

最近どうやら改造熱も落ち着いてきたので、この際まとめておきたい。

まず、改造の歴史と、反省点から。

初号機、バージョン1(製作時 2015年1月27日前後)

こいつは、ガラスのルツボを切って、煙突にしてみた。

が、しかし、ルツボの接合部から、煙の漏れがあって、部屋が煙くなり、不評。
それに、ルツボはふくらみがあるので、煙道内部の断面積が場所によって変わる事になってしまい、排出効率が悪いように感じた。

(ロケットストーブの煙道面積は、変わらないほうが、いい。とロケットストーブマニュアルに書いてあった。)

なお、ストーブ本体は、新保製作所さんの、ヒートチョッパー君。

もともとは、後ろ出しの煙突だが、それは塞いで、新たに左側に穴を開け、耐火断熱レンガで、煙道を作ってある。
ここの基本部分は、のちの改造でも、手を入れていない。

上面でもお湯が沸かせるように、鉄板を組み込んだのだが、ここからの煙漏れもけっこうあって、笑えた。

それにしても、火好きの人間は、わけもなくお湯を沸かしたがる。

そんなに、お茶や、焼酎のお湯割りを飲む訳でもないのに、である。

炎好きのレゾンデートル、存在意義、の証明なのか?

バージョン2(制作時2015年2月2日前後)

 

排熱を有効利用するため、エルボと、一斗缶を使って「放熱ユニット」を煙道の途中にかましてみた。

暖かさの効果は、一応あったが、見た目がおおげさ、「メカっぽくてかっこいい」と思ってたのは私だけ。
で不評。

しかし、この時の煙突出口からの、排熱が一番温度が低かった。

木酢液もよく滴っていた。
熱回収、という点では、優秀だったのだろう。

バージョン3(制作時2016年2月18日前後)

「オーブン」と、「スス取りボックス」という、二大めんどくさいユニットを取り付けた。
思い立ったが吉日で、聞く耳もたず。という行動である。

ま、しかし、こいつは、けっこう性能がよく、オーブンも小さめ(小さいスキレットが入るくらい。)に作ったせいか、使いやすく、好評。(だと思うが。)
スス取りボックスも、それなりの役目を果たしている。
筈である。

(追記 〜この時、放熱ユニットは取り外した。オーブンと、スス取りボックスがある程度、放熱してくれるだろう、と思って。
しかし、この改造以来、木酢液の滴りはなくなったので、煙突出口の温度は、上がった筈である。)

以上、現在に至る。

詳しい記事は、以下のリンクから、過去記事を参考にしてください。

バージョン1 ルツボを再利用して薪ストーブ。Rocket Stove with Recycle Melting Pot .

バージョン2 ヒートチョッパーとバスタオル一発芸(ナミ)。

バージョン3オーブン&スス取りフィルター付きロケットストーブ。RocketStove with Oven&Sootfilter.

さて、

次の図が、今のバージョンの図解である。

 

写真では、内部の排気の流れがわかりにくいと思い、図にしてみた。

赤い点線が排熱の流れである。

実際には、これに、鉄製の扉と、背面に断熱レンガの防火壁があるのだが、図が煩雑になるので、省いてある。

また、レンガの組み方は、実際とは違う。
あくまで、おおまかな構造をわかってもらうための図である事を、ご了承いただきたい。

説明すると、薪ストーブ部は、新保製作所さんのミニ薪ストーブヒートチョッパー君。

先程書いたように、本来は、背面にある煙突口を、左側面に移動し、煙突は、耐火断熱レンガを組んで立ち上げた。

これにより、ストーブ出口すぐの煙道が断熱され、一定のロケットストーブ効果を生むものと期待している。

次に煙道は、オーブンに向かう。
オーブンと、スス取りボックスは、赤レンガで組んだ防火壁の、天井(天井の赤レンガは、鉄アングルで、支えてある。)に載っている形だ。

そのオーブンの、上と、下を煙道が通るように、耐火断熱レンガを組む。
ここは細かい作業になるので、柔らかく加工しやすい、断熱レンガを、ノコギリで切ってはめこみつつ、オーブンを囲うように、排熱の道を作った。

オーブンの下火が強くなると予想されたので、天火のほうに排熱が向かいやすいよう、上の煙道の幅を下より広げた。

それでも、試運転してみると下火が強いので、スス取りボックスの蓋をあけ、小さなレンガを下の煙道に差し込んで、こちらに排熱が行きにくいようにした。
これで今はいい感じに火が回っている。

オーブンを過ぎた煙道は、一本にまとまり、スス取りボックスに向かう。

ここで、煙突は、ちょっと途切れたような感じになる。
というか、一斗缶のサイズに広がるわけだが、感じとしては、途切れた感じ。

赤い点線が、煙道。

灰色の線が排気の流れ。

そしてステンレスのザルに、ススや灰を付着させつつ、排気は天井部煙突に向かうのだった。

 

これを見ていただいて、だいたいおわかりだろうが、この薪ストーブは、レンガと、鉄を組み合わせて作ってある。

レンガで鉄の箱をつなげるような構造である。

この作り方のメリットは、自由度、拡張性が高い点にある。

思いついたユニットを、つけられるし、薪ストーブ自体の容積も、広げる事ができる。

つなぎ目は、灰と、石灰と粘土をよく混ぜて、モルタルのように、塗りつけている。乾燥してきたら、ヒビが入ってくるので、そのつど、刷毛で、またモルタルを塗る。

 

表面用には、化粧土として石灰を多くしたものを塗ってやると、白っぽくなって、見た目がよくなる。

モルタルとしての配合は、3,3,3の等分で良いと思う。

灰を入れるのは、耐火性を増すためと、つなぎの役目。
セメントでいう、砂利と、砂の役割ですね。

石灰も耐火性があるが、展着性を増す(ひっつきやすくなる)ような感じがする。

もちろん、化粧としての役目もあるし。

場所によって、配合を変えてみれば良いのではなかろうか。

最後に、この薪ストーブでは、レンガが3種類使ってあるが、これは、私が仕事上、たまたま、集めていたもので、薪ストーブの温度域であれば、赤レンガだけで十分だと思う。

高温耐性が必要になってくるのは、1000度超すころからだろう。

(追記〜と思うのだが、念の為、というか、文章の責任上、鉄などが、熱で赤くなってくる700度ごろ、から耐火レンガのほうがいいかも。と、訂正する。
しかし、薪風呂を作る職人さんは、赤レンガだけで十分。と言っていたし、実際、私の、山の家の薪風呂は、赤レンガだけで組んである。
また、赤レンガと、耐火レンガは、サイズが違うので、一緒に組みにくいのである。(耐火レンガが大きい)
であるから、直接炎が当たるところは、耐火レンガ、という事にしておきたい。)

あると助かるのが、断熱レンガだ。
断熱レンガは柔らかく、普通のノコギリで切れるほど加工しやすいので、細かいパーツを作りやすく、作業しやすい。

A類断熱レンガが、珪藻土質のピンク色のもの。七輪のあの感じである。

C類断熱レンガは、発泡スチロールを固くしたような材質で、断熱性に優れる上、荷重に耐える強さもあるので、ガラス炉の敷レンガに使われたりする。
加工もしやすく、よいレンガだが、ちと高い。

ちなみに、断熱レンガと、耐火レンガは全然違う。

耐火レンガは硬い。

断熱レンガは柔らかい。

耐火断熱レンガは、両方の特徴を併せ持つので、真ん中をとって、やや硬い。

種類もA,B,Cとあり、得意とする温度域によって、番号分けされている。

ガラス炉には、比較的価格も安く、強度もあるB類レンガを使うことが多い。

石灰や、耐火レンガは、左官屋さんが出入りするような、玄人向きの建材店であつかったり、注文に応じてくれたりする。

 

(この記事、つづく?かどうかわからん。けど煙突掃除の事は忘れないうちに書いとこうと思ってはいる。)

 

どんな死に方がいいかといえば・・・

久しぶりに、「薪山」と、勝手に自分が言っている近くの山に行ってみる。

風の強い台風が、今年は2つ連続して来たので、山道は、折れた竹や、木の枝が散乱してずいぶん荒れ果てている。

ストーブにくべる粗朶にしようと、竹を払い、風で折れた木の枝を拾う。

風で折られて、間もない枝なので、腐ってもおらず、また生木でもなく、丁度いいぐあいに乾燥している。

ぽきぽきと折りながら軽トラの荷台に入れていく。

次の曲がり道が見えるところまで綺麗にしたら、今日は終わりにしよう。

読んだ小説の中で、ふとひっかかる一節がいくらかあって、今の自分の状況によって、落っこちてくる事がある。

「粗朶をくべるのが、何故、かほどにおもしろいのか・・・・・」

池波正太郎の「真田太平記」中、年老いた甲賀忍びの首領が、
つぶやく一節である。

彼は、このまま粗朶をくべつつ、朝になったら、そこでそのまま脇息にもたれて冷たくなるのだが。

こんな死に方はいいなあとちょっと思う。

薪ストーブ新記録

昨日は5月にしては珍しく冷たい雨の日で、洗濯物が乾かないな、と薪ストーブに火を入れた。

5月も末になって火を付けるのは、最遅記録だ。

もっとも、記録を作りたくて、むりやり点火したのも半分あるが。

案の定、暑くなって汗をかいてしまった。

    

寒いとすぐに薪がなくなる。

寒い。

今年は、なんか寒い。

寒いので、とうとう薪が払底してしまった。

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何かの時代小説だったか、あまりに寒いので、自分が住んでいる家の板壁を、ひっぺがしては、囲炉裏にくべていた男のことを思い出すが、あの男は、あのあとどうしたのだろう。

とうとう、最後には、自分と囲炉裏だけ残るという話だったか、よく覚えていない。

薪ストーブ用の薪は、最低一年は乾燥させましょう。と言われるが、そもそも私は、そんな事をしたことがない。
倒した木や、もらった角材や、玉切りにしたままの太いやつを、とりあえずそのへんに転がしておく。

薪ストーブマニアは、冬のストーブを焚く時間のために、夏の暑いさなかでも、薪割りをいとわないと言われているが、ごめんだ。私はとてもそんな事はできない。

いや、気持ち的には、夏のうちに、働いておけば冬にラクなのは、わかるのだが、ここは南国鹿児島。

そんなに働いてどうする。

夏の気温30ドを超えるさなか、滝のように汗を流し、蚊に巻かれながら薪割りをする勇気はとんでもないことだ。
ただただ蛮勇であろう。

で、昼寝をしていると、あっという間に冬になるのだ。これが。鹿児島は。
今年なぞ、秋があったかどうか? 一週間くらいは、そんな気候もあったかもしれないが、暑い暑い、
と言ってると、急に寒い寒いとなるから不思議だ。

で、最初に戻るが、すぐにその日の薪がなくなる。

あわてて、そのへんに転がしておいた玉をとりあえず割ってみる。
まだ、芯が湿気っているので、もらった角材も割って足しにする。
焚きつけがないので、杉っ葉を拾いに行く。

そんな調子で、とりあえず、その日に焚く量の、コンテナ一個半分を確保する。

それから、これが、私のえらいところなのだが、その勢いで、少し、余るくらいの薪もついでに割っておく。

それを、今日は薪割りはできないな。という日の為の非常時用に少しずつためてひそかにとっておく。

実はこれを去年もやっておいたのだ。

そうやってためておいた薪を、今焚いている。

去年の一年間乾燥させた薪だ。

こうゆうのを、なんか、昔の自分に助けられるって、ゆうんですか、ああ、あの時、余分に薪割りした自分よありがとう。

と、しみじみ感謝するのである。

ばかくさい人生でも、そんな過去のりっぱな自分がひとときでもいたというありがたさよ。

まったくすばらしい。

猫のうんこを踏んで、あまりの足の裏の臭さに、激しく過去の自分をののしった今朝の私とはちょっと違う気分だ。

一酸化炭素は燃える。

炭を燃やしていて、炭火の上に、ぽわぽわと、青白い炎が立ち上がっている時があるが、
あれは、ひょっとしたら一酸化炭素が燃えているのではないか、と思っていたが、
昔の資料を紹介して下さった方がおり、それによると、一酸化炭素はやはり燃えるものらしい。

そして、不完全燃焼だから、一酸化炭素が大量に発生する訳ではなく、普通に燃やしていてもけっこう一酸化炭素は発生するのだそうだ。
いやむしろ、低温時、250度から400度より、500度以上のほうが多く発生するそうだ。

 

CO Burnig C-5

であれば、豆炭アンカなどの低温での使用時は、あまり一酸化炭素は発生せず、ガンガンに炭を燃やしている時のほうが、
一酸化炭素は多く発生している、という事になる。

そういう事で、今年から、炭をガンガンに燃やしたい時は、薪ストーブに入れて燃やす事にした。
薪と、炭を交互に投入していくと、熾火が早くたまり、かなり暖かくなる。

一酸化炭素が燃えているところを、コマ送り動画にしてみた。
ぽわぽわと、燃えている。この時はあまり、青白くなく、赤みが強かった。

 

CO Fire20161214

最後に、その昔の貴重な資料を紹介しておきます。
教えて下さったS氏に感謝いたします。
昭和25年、1950年代の、炭が盛んに使われていた頃の論文なので、むしろ信頼性が高いと思います。

「固体燃料の燃焼に就いて」 燃料研究所 本田 英昌 (昭和25年6月21日)

アンカ(豆炭)と、炭火と、練炭火鉢と、薪燃焼時の一酸化炭素について考えてみる。

前回のアンカの記事で、キャンプなどにも持って行ったらいいかもしれないと書いたが、
よく考えたら、一酸化炭素中毒の心配がある事に気づいた。

そこで、今回は一酸化炭素について考えてみる。

 

とにかくまず、豆炭アンカを使用するときにも、一酸化炭素に対する用心は必要であると、言っておきたい。
豆炭が、小さくて、発熱量も少なく、また、グラスウールがある程度、触媒の役目をするにせよ、一酸化炭素は発生するであろう。

なので、締め切った車の中や、狭いテントの中で使用するのは控えて、やむを得ず使用するときは、換気に十分に留意すべきであろう。
また、布団で使用するときも、布団にもぐりこむのは止めておいたほうがいいと思う。

おそらく豆炭アンカに付いてくる注意書きだと思うが、良いPDFファイルがアップロードされていたので、心配性の方は、これを印刷して、よく見えるところに貼っておくといいだろう。

マメタン 警告

リンクに飛ぶのがめんどくさい人のため、以下に引用しておく。(引用 ミツウロコ マメタンpdf)

  • マメタンが燃焼する際には、一酸化炭素が発生しますので室内で使用される場合は一時間に1〜2回は部屋の窓を全開して必ず換気をして下さい。

  • コタツで使用される場合は、コタツの中には絶対にもぐり込まないで下さい。

  • 火鉢やコンロなどで使用する場合、就寝時には、室外の安全な場所に出して下さい。

  • 締め切った車内やテント等、換気の悪い場所では絶対に使用しないで下さい。

  • コンクリートの凍結防止などにご使用される場合は工事現場に立ち入る前に必ず換気をして下さい。

メーカの警告だから、大げさなのさ、と無視したくなるかもしれないが、一酸化炭素は無臭だから、気をつけるに越したことはない。

しかも、気づいた時には、体が動かないので、やっかいだ。

やはり、換気には気を付けるべきである。

また、ミツウロコヴェッセル社の「マメタンアンカのご使用方法と注意」にも、点火方法など、詳しい説明があったので、一読をおすすめする。

ついでに同社の、「レンタン・マメタンについてよくある質問」も参考にしてほしい。
ミツウロコの、「よくある質問」

さて、では、車内で練炭自殺はなぜ起こるのだろう。

アンカと、練炭火鉢と、炭と、薪の燃焼のとき、それぞれの一酸化炭素の発生はどうなっているのか?

そして、なぜ一酸化炭素中毒は恐ろしいのか?そのメカニズムは?

詳しく書こうと思ったが、ちょっと風邪をひいて、きついので要点をまとめて書くことにする。

結論から言うと、一酸化炭素中毒が発生しにくいのは、薪の燃焼である。と言っておく。

そして、それぞれのケースを考えてみる。

まず、車内にアンカと、練炭火鉢を持ち込んだ場合、どっちが危険か?

もちろん練炭火鉢である。

アンカの豆炭の大きさと、煉炭の大きさは、全然違う。
当然大きな煉炭のほうが、より、大きく燃え、たくさんの一酸化炭素を発生する。
よって、アンカより、練炭火鉢のほうが密閉空間では、はるかに危険である。

では、煉炭の代わりに、練炭火鉢に炭を入れたらどうだろう?

炭の場合、個々の炭の隙間ができるので、空気が入りやすく、不完全燃焼しにくい。
対して、煉炭は、一つの稠密な炭素の塊である。(少しのバインダー、つまり凝固剤、のり、は入っているだろうけど。)

よって、煉炭のほうが、一酸化炭素の発生は多いだろう。

だから、練炭火鉢は車内自殺の最強兵器なのだ。

最後に、薪はなぜ、自殺の材料に使われないのか?

仮に、練炭火鉢に薪を割り入れて燃やすと、煙が発生するので、あまりの煙さに、窓を開けざるを得ない。
そして、火が燃え上がるので、あまりに危険なので、火鉢を車外に放り出すだろう。

よって、薪は自殺の材料としては最も不適切なのだ。

ばかばかしい事を言ってるようだが、日本家屋で、炭が好んで使われてきたのは、この煙を発生しない、という点につきる。
広いお寺のようなところなら、囲炉裏に薪をガンガンくべても、煙くないが、狭い長屋では、煙の出ない炭が好んで使われたのではないだろうか。

そして、薪は炎を立てて燃える。なぜなら、薪は炭と違い、炭素(C)だけでなく、水素(H)や、酸素(O)を成分中に含んでいるからだ。
だから、薪が燃える時は、炭(C)だけの燃焼と違い、水素や、酸素と化合して燃えるのでより暖かく、よく燃える。

よく燃えるので、よく空気を吸い込み、新鮮な空気が循環する。
新鮮な空気が入るので、血液中のヘモグロビンと結合して、体に入る酸素を奪う一酸化炭素も吹き飛ぶ。

よって、薪の燃焼は一酸化炭素中毒が発生しにくい。

大まかであるが、炭と薪の燃焼の違いというのは、そういうものだろうと、私は理解している。
もっと化学的に勉強しなければ、とは思っているが、基本はこういう事ではないだろうか?

豆炭アンカも、ミツウロコと、十全アンカ、などがあるようだが、使い勝手は、どれも一緒だ。
豆炭を、十分に熱して、立ち消えしないよう、二分の一程度が赤くなるくらいに点火してから、アンカに入れる。

火起こしも、ホーロとか、鋳物とか高いものもあるようだが、なに、安物で十分。
しょっちゅう使うものでもないので、けっこう長持ちする。

要は、確実に火を付けること。(二分の一程度)真っ赤にしすぎるのも、酸素不足で、立ち消えになるオソレがあるらしいので、ほどほどに。
あせってはいけない。立ち消えしたら最初からやり直しになってしまう。
そして、点火した豆炭を、アンカに入れる。
火箸や火バサミ、トングなどがあったらはさみやすい。

私はこの火のついた豆炭を、アンカに移すとき、ハウルの動く城で、ハウルがカルシファーを、火床に移すシーンを思い出す。
なんかそんなハラハラする感じ。



そして、布団に入れてぬくもる。
翌朝も、まだまだあったかいので、コタツや、足元の毛布などに入れて暖をとり、とうとう冷めたら(私は昼すぎまでもつ。)灰を出して、また夜に火をつけて入れる。の繰り返し。
薪ストーブに入れると、簡単に火が付く。

ちなみにアンカに使う豆炭は、安いものも、ホームセンターで売っているが、やはり、ミツウロコの純正品が、灰になった時、パカリと外れるので、少し高くても、純正品をおすすめする。

私は安いものを、一俵買ってしまって、灰が落としにくいので、後悔している。

そして、豆炭を買うなら思い切って、ミツウロコの純正豆炭を一俵買ったほうがいい。
使いだすと、あまりの心地よさに毎晩布団に入れて、ぬくぬくせずにはいられないから。

こんな豆炭コタツもある。
さぞかしぬくかろう。
昔の掘りごたつの温もりを知っている私としては、ぜひ欲しいのだが。


豆炭アンカのウールが破れたら、詰め替え用のロックウールも売っている。
しかし、ちょっと高い・・・
ロックウールは高いものでもないので、もう少し安くてもいいのではないか?
これなら新品のアンカを買ったほうがいい。となるのではなかろうか?