煙の出ない燃やし方 その2(追記)

キャンピングスモーカー コールマン

最近、拙文 「煙の出ない燃やし方」をご覧になる方が多いようである。

近頃、世の中がせせこましくなって、煙トラブルを抱えていらっしゃる方も多いのか?

と、心配になる。

前回の記事から、いつの間にか時も過ぎ、いろいろと老婆心ながら、書き加えたい事もあるので、追記する事にした。

以下、前回「煙の出ない燃やし方」の記事末尾に、追記した文章です。

(最後に〜 2018年12月5日追記

この記事を書いてから、4年近く経つが、冒頭でも追記したように、最近この記事のアクセスが多い。
皆さん「煙のでない燃やし方。」で悩んでいらっしゃるようだ。

誤解をまねかないよう、煙と、炎について、私の考えと、立ち位置を言っておこうと思う。

荒野の中で、煙を出すのなら、問題はないだろうが、結局、まわりに人がいるから、その密度によって、問題が起きるのである。

ところが逆に、人の密度が多くても、どんど焼き、や、鬼火焚き。農業や、林業仕事での野焼きなどであれば、堂々と、煙を出せる訳で、こちらは周りに人がいても問題ない。

しかし、そのような行事や、共同作業は、今の時代だんだん少なくなって来ている。
地方の高齢化、人口減(過疎とも言う、変な言葉だが。疎が過ぎるとは、どういう意味だ?)
のせいである。

そして逆に、都市部の人の密度は高くなって来ており、そういう所での煙のトラブルは多い。薪ストーブの煙苦情などである。
もちろん鬼火焚きなど出来るはずもない。

人の密度が高くても、煙に文句言われる場合と、文句言われない場合があるというのが面白い。

また、少子高齢化と、地方の人口減が進むほど、煙と、炎が人間の生活の周りから、減っていくというのも、何かの符号のようで面白い。

炎と、煙を駆逐していくようでは、生活はますます、息苦しくなっていくだろう。
そして、炎と、煙のありがたみを知らない人間が増え、ますます炎と煙は遠ざけられていく。

(炎は、ともかく、煙にありがたみがあるのか?と思うが、煙をくゆらせてくつろいだり、煙を肉に当てて、燻製に出来るありがたみがあるのだった。)

少子高齢化というが、20年前に、ちょっとした何らかの手を打っておけば、今頃は、その子らが税金を収め始めているのだ。

いや、16になれば、バイクに乗ったり、タバコを吸ってくれるので、ガソリン税や、たばこ税を収めてくれる。

いやいや、自分で、お買い物に行ける歳になれば、小遣いから、消費税を払ってくれるではないか。

そんな簡単なフックも起こさずに、自分の知り合いと、アメリカにお金をばらまくしか能のない、無為無策のマスターはほっといて、私は少々、迂遠ではあるが、炎と、煙のありがたみをボディに伝えていく事で、地方の人口減と、少子高齢化の流れに逆らっていけるのではないかとバカバカしくも考えているのである。
「風が吹けば桶屋が儲かる」の伝ではあるが、無為無策よりはましだろうと思う。

 

鬼火焚き 吉川

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