一酸化炭素は燃える。

炭を燃やしていて、炭火の上に、ぽわぽわと、青白い炎が立ち上がっている時があるが、
あれは、ひょっとしたら一酸化炭素が燃えているのではないか、と思っていたが、
昔の資料を紹介して下さった方がおり、それによると、一酸化炭素はやはり燃えるものらしい。

そして、不完全燃焼だから、一酸化炭素が大量に発生する訳ではなく、普通に燃やしていてもけっこう一酸化炭素は発生するのだそうだ。
いやむしろ、低温時、250度から400度より、500度以上のほうが多く発生するそうだ。

 

CO Burnig C-5

であれば、豆炭アンカなどの低温での使用時は、あまり一酸化炭素は発生せず、ガンガンに炭を燃やしている時のほうが、
一酸化炭素は多く発生している、という事になる。

そういう事で、今年から、炭をガンガンに燃やしたい時は、薪ストーブに入れて燃やす事にした。
薪と、炭を交互に投入していくと、熾火が早くたまり、かなり暖かくなる。

一酸化炭素が燃えているところを、コマ送り動画にしてみた。
ぽわぽわと、燃えている。この時はあまり、青白くなく、赤みが強かった。

 

CO Fire20161214

最後に、その昔の貴重な資料を紹介しておきます。
教えて下さったS氏に感謝いたします。
昭和25年、1950年代の、炭が盛んに使われていた頃の論文なので、むしろ信頼性が高いと思います。

「固体燃料の燃焼に就いて」 燃料研究所 本田 英昌 (昭和25年6月21日)

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