インタビュー 2018 

2018年5月3日 からヒロ画廊にて
2018年5月3日 からヒロ画廊にて

ヒロ画廊さんのDM リーフレットは、私のインタビュー記事になりました。

少し長いですが、転載します。

琉球ガラス。地域のコミュニティ。原発、エネルギー問題、などについて調子に乗って語っています。

人はマイクを向けられるとつい語る習性があるのですね。恥ずかしい。

私の口調が〇〇だよね~ 調ですが、これはインタビュアーが親しい年下の方だったため、こんなのです。
お許し下さい。

”ヒロ画廊さんのリーフレットより転載”

吹きガラス作家・森永豊さんのヒロ画廊での個展に際し、熊本県八代市にある「珈琲と画廊 珈琲店ミック」で開催された森永豊・冬の硝子展【2018年1月18日(木)ー 1月30日(火)】を訪れました。

ー珈琲店ミックの店内、とても開放感がありますよね。

森永 もともと呉服屋さんだったんだけど、50年前にマスターの出水晃(いづみ・あきら)さんが喫茶店に改装されてね。地方紙の熊本日日新聞では、2013年にマスターの一代記「ようこそミックへ」が連載されたり、八代市でも有名なマスターだよ。

ーお世辞では無くて、森永さんのノスタルジックな作風とミックさんの気骨のある昔ながらの雰囲気がマッチされていますよね。

森永 合ってる?確かにね(笑)。ミックさんは2週間おきに展示会をされていて、次は絵画展みたい。

ーここでは定期的に展示会を?

森永 今回で4回目だね。最初は夏にしてもらっていたのだけど、最近は私がありがたいことに、各地の民芸店やギャラリーからの注文が夏に多いので、今回は冬にしてもらって。今度時間があれば、市内の干潟が広くて気持ちいいから見に行くといいよ。あと、球磨川は大きくて本当にきれいだね。

ー(球磨川の流域面積と延長はヒロ画廊の近くを流れる)紀の川と同じぐらいみたいです。

森永 そうそう、なかなか大きいよ。球磨川に荒瀬ダムっていうのが60年前に造られたのだけど、2012年に日本で初めてダムを撤去する工事が始まってね。今は、川の生態系も少しずつ回復しているみたい。単純にダムがあれば、ダム底に泥が溜まって水質が悪くなるでしょ?ダムを解体したことで水の流れがよくなって、鮎や水中生物が蘇ってね。ミックのマスターはその撤去運動にも従事されて、かなりの社会派で。

ーミックさんでの展示会のきっかけというのは?

森永 八代市から車で南方に40分程の所にある人吉市の魚座民藝店で私が展示会をしていて、それでミックさんも私のことを知っていてくれて。私がミックさんを訪れたことから仕事の話はすすんだね。

ー森永さんの作風を先ほどノスタルジーと言いましたが、具体的には淡い色使いと少し厚みのあるガラスによるリラックスした造形が特徴です。

森永 私はそもそも、琉球ガラスのゆるさが好きで吹きガラスを始めたんだよね。琉球ガラスって、太平洋戦争後に米軍基地で捨てられたコーラやビールの空き瓶を溶かして再生し始めたのが発祥でしょ?デザインは、米軍の人たちがアメリカで育った家庭の中にあったものを再現してほしいということで、たとえば、コンポート、栓付瓶……そのイメージを沖縄の人たちに伝えて作ってもらったのがはじまりでね。その頃の彼らの家庭にあったのものは、アーリーアメリカンのデザインが多いんだよね。ちょっとバタ臭い、けど洒落ている……赤毛のアンの世界に出てくるようなね。そのイメージをもとに、沖縄のガラス職人となる人たちは作り始めて、次第に琉球ガラスとして定着してね。自分が活動を始めた頃には「現代の名工」にも選ばれた稲嶺盛吉さんが人気で、稲嶺さんにも影響されながら作ってきたのだけど……今の琉球ガラスは観光客向けのお土産品として発展・維持しているから、独自性では自分が目指している吹きガラスではないよね。ただ、泡ガラスと琉球ガラスの始まりのプロセスには、今もとても惹かれているかな。

ーコップやコンポートなどの定番のガラス作品で、森永さんの中での変化はありますか。

森永 形の変化だと、少しずつシンプルになっていっているね。純粋な分難しいのだけど、その分作るのが面白いなと感じるようになったね。というのも、昔はシンプルなモノを少し斜に構えて見ていたのね。偶然性があって面白味のある作品の方が上だと思っていて。最近ミックさんで手に取った本の内容に感銘を受けたのだけど、その本では日本では民藝品の評価が高くて、たとえば焼き物だと窯変や偶然が生み出す美を尊ぶけど、中国だと景徳鎮のようなきちっとしたシンメトリーをまず作れる能力を評価するし、そうあるべきだということを主張しているのね。文化や時代の違いもあるけど、美しいものを作るときにはまずきちっとしたものを作れないとだめだっていうことが力説していて、「その通りだな」と思って。長いこと作っていると、シンプルなモノも偶然性のあるモノも、上も下もないんだなということに最近わかってね。どこか斜に構えるかよりは、まずきちっときれいなものを作ろう、というのが近年の心境面での変化かな。

ー制作周辺の話ですが、どのガラス作家と話しても燃料費の高騰と不安定さは悩みの種になっています。

森永 まず生活の方で、電力会社は新電力のグリーン電力に変えたね。制作面では、将来は自家発電による吹きガラス制作の可能性も探していて。例えば、田舎に借りている家の近くに2メートルぐらいの滝があるから、それで小水力発電を出来たらな、って。工房の窯は灯油とガスで焚いているのだけど、将来的には電気炉に変えた方が良いね。あと田舎に住んでいるからこそ、日常生活や制作で使うインフラは自分たちで何とかしないといけないな、という危機感があるよ。

ー自分たちで何とかしないといけないという考えに至ったのは?

森永 たとえば都市型生活にあまりに慣れすぎると、ガス・電気・上下水道、そういったインフラは「あって当然」ってなると思うんだよね。そして大地震や災害が起きてなかなか回復しないと、行政は政治家は一体何やってんだって、市民は怒り出すでしょ。都会暮らしも便利で良いことも多いのだろうけど、最終的には自分たちで何とかしないけない。そういう考えに至ったのは、私の場合は地元に原発があったからだね。原発が出来た20代の頃は無関心だったんだけど、広島での修行を終えて結婚して、帰郷して子どもも出来て少しは(原発に)関心も生まれて。市内の図書館に行ってみると、一棚分の原発関連本があって手当たり次第読んで少しは実態がわかりかけてね。そうこうしているうちに福島第2原発事故が起こって、この国の色んな事があぶり出されたわけでしょ?それ以来、本当に自分たちで何とかしてかないといけないな、って。自分の場合は工芸品だから作品のなかで姿勢を示すことはないけど、さっき言ったように生活と制作の範囲内ではエネルギーの生み出し方・使い方を変えていかないと、と思っているよ。あと、田舎に家を借りているのは、二人の子どもを田舎の学校に通わせたいからなのだけど、田舎の行事ごとにも必ず参加するようになったね。最近だと鬼火焚があって、関西だと「どんど焼」って言うのかな。これからだと梅が咲く頃には梅林で有名な天神様に近所の子どもたちを連れて出掛けるとかね。

ー過去の森永さんですと、そういうイベントには参加されなさそうですよね。

森永 そうでしょ。集団行動が苦手だからね(笑)。でも、借家の周辺の人たちとは、みんな顔見知りになったし大人や子どもたちの性格も覚えるようになった。借家のある地域は大手のエネルギー・インフラ会社の供給網の末端だから、パイプラインばかりを期待していてもね。何かあれば最終的には地域のコミュニティの力が必要不可欠ということは感じていて……面倒なことも当然あるのだけど、昔の日本のご近所付き合いや風景ってこういう感じだったのかな。

ーその地元・鹿児島とは別に、長年全国で展示会活動をされていますが、成果の変化は感じていますか。

森永 やっぱり、大型作品は売れにくくなっているような気はするね。5,6個のセットで出ていたものが、2,3個ずつでしか出なくなったり厳しさは毎年感じているね。でも、言い訳していても始まらないし、そういった状況だけど、今後は色の組み合わせ、色の階調を増やしていきたいね。階調を出すのは難しいけど、その分面白いからね。時代的にはシンプル基調が主流になって、私も造形ではそれを少しは取り入れているけど、(単色の方が)色のコントロールや管理は容易なんだろうね。ただ、あまりに透明ガラスや薄手のものばかりだと、作っている人たちも飽きてくるんじゃないのかな。色の組み合わせでは、時代には逆行しているけど、人がやらないことを出来るだけやりたいね。ところで、ヒロ画廊さんの案内状の表紙に使えそうな良い作品が昨日出来たんだけど、割っちゃったんだよね(笑)。もうね、良いなぁと思った作品は作っていることに集中して、扱うときに気が抜けちゃってね……。ほら、プロ野球でノーヒットノーランがかかった9回で、ピッチャーがヒットを打たれてみんなウワーッ!?てなるじゃない?「よし、出来た!」って思ったら、手からポロッと滑ったりして……。

ー(笑)。失礼なんですけど、いつも自然体な森永さんでも、緊張されるんですね。

森永 昔はもっと緊張してたよ。それこそ若い頃は青筋を立てて、朝から晩まで工房で作ってたからね。もう少し年をとれば、その緊張も無くなるんだろうけど……最近になってかな、肩の力が抜け始めたのは。

    

スポットクーラーの魅力。

今年は少〜し涼しいかもしれない。という期待を毎度裏切って、8月に入り人間性を維持しずらい日々が続く。

もちろん脳みそが暑くて溶けそうだ、という事もあるが、露出度がひどくて見苦しいので、人に会うのを躊躇するといういわゆるインナーな方向に心が向かう欠点が出てくる。

今日などもせっかく宅急便の方が配達に来てくださったのに、水浴び後で、ほとんど裸で、出るに能わず、荷物を置き去りにして去ってくださるようお願いした。

ちゃんと仕事をしている方に、サインの一つもできないとは、人間失格であろう。

で、ガラス小屋では、とうとうスポットクーラーのスイッチを入れてしまい、これは出来れば北欧に引っ越しするのでこのような大げさなものは邪魔になるから買いたくなかったのだが、引っ越しするにも能わず、仕方なしに今度は、氷河期が来る、という噂を信じてみようとしたのだが、太陽黒点は減少するも、いっかな氷河期の兆候も見られず、毎年あいかわらず暑い。

で、このスポットクーラーというやつがとんでもないアメのムチというか、近ごろではツンデレというんですか、一旦入れたら離れられないというヤツで、冷気の出る所のとなりに、熱風が吹き出すという立ち位置を間違うと逆にとんでもなく熱く、冷気の出る所から離れられなくて全く仕事にならないという人間を崩壊させてしまうシロモノなんですね。

で、ここからが本題ですが、うちのガラス小屋では、何とか仕事を進めるべく、スポットクーラー本体を、外の軒下に置き、そこから冷風のみを塩ビのダクトで作業台まで送るように改造した。
ま、いわばツンデレの人とはアイスをおごってくれる時だけ付き合うように改善した、というような感じですか。

これで何とか熱いながらも作業をしている。しかし暑い。ロシアに移住しようか。

 

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太陽光パネルはバッテリー上がりに効くか?

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油断してたら軽トラのバッテリーが上がってしまった。

ケーブルをつないでエンジンをかけようとしたが、停めた場所が悪くてケーブルが届かない。

そうだ!太陽光パネルをつないでみようかな。

と、天気もいいので小屋の屋根の太陽光パネルを降ろして、軽トラのバッテリーにつないでみる。

で、3,4時間日向ぼっこさせて、エンジンかけてみたら、あっさりかかった。

すごいな太陽光パネル、すごいぞ太陽光エネルギー。

私のパネルは一枚15Wのが二枚、たしか、二枚で一万少し超えたかな?

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しばらく天気もいいようなので、も少しつないでおこう。

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今回のつなぎ方は、もう直につないだだけ。

レギュレーター(安定器)もなし。パネル=バッテリー。

こうゆう時はレギュレーターを通さないほうがいいと思うが。どうなんだろう。

昔はいい時代ではあったが「〇〇が欲しいのですが・・・・」というと、オレに聞け!みたいなオヤジが出てきて、「なんにするんだ!」と聞かれ

気がつくと、萩の白い花が散り始めている。
不思議に咲くのも散るのも静かな花で、昔の日本人はそんなところを秋の花として愛したのだろう。

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今はコスモスが秋の花になってしまったが、花札にはできないな。

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さて、今日は少し時間があったので、買っといた小型ファンの結線をして、使えるようにする。

薪炭ガラス窯はエアを強制的に入れた方が温度が上がるようなので、流量の大きなACファンをオークションで手に入れといたのだ。

一つはカタツムリ型のシロッコファン、もひとつはふつうのACファンだ。

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近ごろは、こういうパーツがネットで手に入れられるようになって、わたしみたいな、自分でやるぜ派にはいい時代になったもんだ。
その他の政治経済とかは近未来的な退廃的崩壊状態だがそこがまた近未来的ではある。

昔はいい時代ではあったが、私の少年の頃はホームセンターすらなく、こういうコマい部品を買うのにも、地元の業者しか入らないコアな卸売専門業者に覚悟を決めて入り、「〇〇が欲しいのですが・・・・」というと、オレに聞け!みたいなオヤジが出てきて、「なんにするんだ!」と聞かれて、いや、あんたに言ってもわからんだろ、オレみたいな非常識な使い方、とも言えず、適当な分かりやすい言い訳をしつつ買うのが苦痛だった。値段も、最後におっさんが分厚いカタログをめくって調べるまでわからんし、結局以外に安かったりするのだが、とにかく手に入れるまでの過程が大変だった。

だからパソコンの画面で、値段と寸法を確認しながら買える、というのは、もう、理想的なのですね。
その分、余計なものまで買ったりするが。

そういう事で、すぐに、強制ファン、つまり薪、炭用の電気フイゴがすぐにできてしまった。

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さてさて、シロッコファンと、普通のACファンを並べて、風量実験してみよう。

以外な事にシロッコファンはその、いかにも大風量があります!という外見からは期待ハズレな風量であった。

普通のACファンのほうが、少し、風量体積は勝ってるのではないかと思う。

ただ、シロッコファンのほうが、風が絞られてて吹いてくるのはいいのだが。

あとは、明日、実際に焚いて実験するしかあるまい。

シロッコファンのほうが高かったんだがな。

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吹きガラス作家は本当に食べていけるのですか?

炭火吹きガラス炉は、今日も快調である。

 

今日は久しぶりにこのコップを作る。

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いつの間にか定番コップになってうれしい。

 

難しいけど、作るのが面白いコップである。

 

さて、炭火の遠赤外線効果が、吹きガラス製作でどうして優位になるのか?

と、書こうと思い、炭火のことをパソコンで調べていたら、なにかの質問箱に、

「兄が、ガラス作家になろうとしていますが、どうしたらいいのでしょうか?

ガラス作家は食べていけるのですか?」

 

みたいな趣旨の質問があって、つい、釘付けに見てしまった。

 

ガラス作家は食べていけるのですか?

食べて行けません!

と、即座に回答しようと思ったが、ま、落ち着いて人々の回答を見てみると。

 

けっこうな数の回答があり、おおむね9割が、「やめた方がいいです」

と、ごくまっとうな意見であった。

で、残り、1割、が「本人の好きにさせて行ける所まで行かせてしまえ。やりたいのならやってしまえば、結果はどうでも良いではないか」

というもので、なるほど、これが正解であるかな、と思い直した。

よく考えてみたら、自分も、そうゆう人間の一人だった訳だし、吹きガラス作家になる為に、修行したり、勉強したり、専門の道具を少しずつ買い揃えていたりしている人間に、何を言っても無駄ではないか、ということなのだ。

 

ま、しかし、私は独立したい!という人に、ことごとく、「やめた方がいい。」

と言ってきたイヤミなおじさんなのだが。

 

いや、私とて、「ぜひ、そうしなさい!楽しいよー!一緒に展示会やろうね。」

と言えたらどんなに良いか。

だが今はとにかく燃料代が高すぎる。

前の記事でも書いたが、月20万の燃料代を叩き出す事は、生活のサイフが一緒になっている個人作家には痛すぎるのである。

 

言い訳になるけど、今は静かな異常事態です。

 

実は今回、吹きガラスの窯を、薪で焚いてみたり、炭火を使ってみたりしているのは、燃料の事を改めて、考えてみたいからである。

そして、私は新しく吹きガラスをやろうとしている人達に、ぜひ、やってみて下さい!

と言えるようになりたい、と思っている。

ちょっと長くなるが、そこのところをちょっとこの際だから言っておきたい。

 

吹きガラス作家にこれからなろうとしている人達へ。

ここのところ、薪と炭を使って、吹きガラスの窯を焚く方法を模索しているのだが、実はまだ、「結局のところ、ガス代や灯油代がいくら安くなったのか?」

という、肝心なところは書いていない。

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窯に詰める薪の量にもよるし、作るものの大きさによっても、燃料消費量は違ってくるから、もう少し、データーをとらないと、本当のところがまだわからないからだ。

 

“薪と炭を使って吹きガラス” つまりこうゆうことだ。

 

だが実は結論から言うと、確実に節約出来ているのは確かだ。

作る物にもよるが、作業炉で、一日、3分の1から、半分のガス代は節約できているだろう。

しかしながら、

これは節約でやっているのではない!のである。

言うなれば、

「自分の汗が確実に仕事と結びつく。」

その手応えの為にやっている、と言った方が良い。

「金の話をすると野暮になる。」のである。

一日ガス代が、3分の2や、半分になったとて、お金に換算すれば何ほどのものでもない、せいぜい千円になるかならんかといったところだろう。

薪を切ったり、割ったりする手間を考えると、比較の対象にもならない。

では、なぜ?

金ではないのだ。

なぜ、自分が吹きガラス作家になろうとしたか思い出してみるがいい。

なんどでも言うが、金ではない。

この訳のわからん世の中で、自分の居場所を見つけるため、訳もわからず走っていた結果、こうなった。

のだ。

 

思えば。

当たり前のように入った学校では、当たり前のようにテストされ、何の役にも立たない数字を詰め込まれ、すべて点数がすべてで、一番以外は、いわれのない劣等感を埋め込まれ続け。

社会に出たら、社長にこき使われ、夜遅くまで縛り付けられ、腹をすかせてでも早く残業をすまそうとしたら、夜食をとられ、もらったお金を見れば、隣のやつに完全に負けてて、やっぱり、劣等感とつきあわされ。

そして、ガラス作家になってみれば、燃料代をかせぐため、やっぱり金が要り、気付いてみれば、町で一番灯油を注文する人間で、エネルギー業界のヘビーエンドユーザーで、かっこ悪く言えば、売人から見れば要はネギしょったカモで。

それでもがんばってデパートで展示会をやれば、今日の売上はいくらで、目標まであといくらで、ああ、そういえばあの作家さんはいくらだったかしら、と、やっぱりお金が顔になり。

思えば。

なんの為に作家になったのだろう?

 

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だから、この際だから言っておきます。

 

これから、吹きガラス作家になろうとしている人達へ。

 

ぜひおやんなさい。

あなたがあなたであるために。

でも、その為には、いままでの、常識や、習い覚えて来たことに、とらわれたままではいけません。

なぜならば、これからの時代は大きく変わるからです。

昭和の景気の良い時代に、形作られた窯のノウハウや、エネルギーの使い方ではこれからはやっていけません。

新しいやり方が必ずあるはずです。

まず、しじゅうガラス炉を焚くといった、無駄なやり方は変えるべきです。

寝ている間も金が燃えていく、風邪で休むのにも金がいる。

新しい焚き方にするのはむずかしいかも知れませんが、もう今のやり方で、個人作家はやっていけません。

いっしょに考えて行きましょう。

 

ガスや、石油や、電気の元締めに振り回されるだけの、「末端」では潰されるだけです。

 

何より、あなたが流した汗は、貴方のためにあるべきです。

 
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今日は楽しい検針日!冷蔵庫を替えたら電気代は下がるか?

やっと来ました。

九州電力の検針です。

先月1月18日に冷蔵庫を最近の消費電力の少ないヤツに替えました。

ドアを開けて、なんか美味しそうなのないかなー?と、探しても何もないのにむなしく探し続けていると、

「いいかげんにあきらめなさい!」

と、音とLEDの光で警告してくれるという、親切なヤツです。

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そして消費電力は以前の冷蔵庫と比べて約、半分という(数字上)節電ぶりです。

古い小さな冷蔵庫を無理して使うより、最近の節電タイプの大きめの冷蔵庫のほうが、電気代が安くなる。

と、まことしやかに言われていますが、

「どうせトウシバとかのインボーだろ」と私は、まゆつばでしたが調べてみたらどうも本当のようです。

ならば!

「九州電力にムダ銭は一銭たりとも払わなーい!」

ことを今の生きがいにしている私は、実践してみるしかありまっせん。

替えました。冷蔵庫。

 

で、今日が2月16日で、替えてから約一ヶ月たって、九州電力の検針が来ました。

さて!結果はいかん!?

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先月が、3,408円でしたので、千円近くムダ銭を払わないで済んだことになります。

完全に勝ったな、と誰にともなく自慢したくなりました。

(・・・・もとを取るのは何年後だよ?)

(・・・新型冷蔵庫は約8万でした。)

 

作業灯にはLEDがいいかも

さて窯を改造中なんですが、ようやく佳境に入ってきました。

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そして以外と活躍しているのがLED作業灯です。

小さなバッテリーと、車のストップランプ用の、LED36連という12V用のものを2つ使って作業灯を作ったのですが、かなり明るいです。

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LEDの青っぽい光は冷たいので、くつろぐのには向いていませんが、作業用には、仕事中、という感じがしてけっこういいです。

この作業灯は、私のお気に入りで、冬の今の時期は夕方すぐ暗くなってしまうので、こいつをひょいと持っていって、木の枝に引っ掛けて、外の作業中にも使っています。

LEDの光は冷たすぎますが、たそがれの柔らかな光の中にあると意外に良い感じで光ってます。

バッテリーがなくなって来たら、太陽光パネルにつないで充電します。

小さなバッテリーなので、晴れた日なら一日で充電してしまいます。