10年日記

2013215

 

 

 

 

 

 

 

子供が学校の宿題の日記に「なにを書こう?」と悩んでいる。

「そんなに毎日、日記書かんでもいいよ、とうちゃんなんて最近全然書いてないし」

と、久しぶりに10年日記を開いてみたら、意外とちゃんと書いてあるので、親子でびっくりする。

年によって3,4ヶ月書いてなかったり、半年書いてなかったりといろいろだが、どのページにも一応なんか書いてある。

10年日記の良いところは数年前のこの日に何をしていたか一目でわかるとこだ。

たとえば2年前は「ねる」とある。次の日も「ネル」なので、おそらく風邪で寝込んだのだろう。

日記を書く元気があったのには感心する。

 

そして2008年の今頃からじわじわと灯油価格が上がり始め、この年には窯を基礎だけ残して築き直す大改造をしている。

上がり続ける灯油代に対応すべく、窯の燃費節約をねらってのことだ。

ついでに、より良くさましが効くようにダブルサマシ、つまりさまし炉を2つ作り、「今日はこっち、あしたはこっちのさましに入れる。」ことができるようにした。これでだいぶ仕事もやりやすくなった。

だが、改造が終わってガラスを作り始めた春から夏にかけ、さらに灯油価格は上がり続け、7月22日にはリッター当たり120円にまで高騰している。

今、上がってもリッター100円程度なのは、この時に「消費者の堪忍袋の緒」の切れぐあいを試したのではないか?と勘ぐりたくなる。

でもまだこのころは原子力発電所も爆発しておらず、平和な時代ではあったのだ。

このころからどんどん悪くなっていった。

10年日記をつけているとこのように時代の流れがよくわかって、すばらしいものである。

しばらくつけてなかったけど、また書き始めようと思います。

(終)

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