金木犀の犀はひょっとしてサイだっけ。

今年も無事金木犀の花が咲いた。

正確にはもう散ってしまったので、満開になったのは雨がちだった、先週の始め頃、10月18日前後だったと思う。

金木犀の花
金木犀の花

子供が日記に金木犀のことを書きたいらしく、「キンモクセイってどんな字?」と聞いてくるので、「カタカナでいいよ」と答えたがひょっとして、モクセイのセイってサイの漢字と一緒じゃなかったか。

調べると、やっぱりそうで、サイ=犀だった。

なんで?

サイが好んで花を食す、とか?木肌がサイに似てるから。とか?

わかりません。まあいいや。こうゆう素朴な疑問は頭のすみにあった方がいいのだ。

ちなみによく間違える(私は)モクセイと、モクレンの違いは、犀と蓮の漢字の違いと、花が木犀は金木犀も、銀木犀も、秋に咲くけど、木蓮は春に花が咲く事。

久しぶりに辞典を開いて調べてみた。

でもやっぱり木犀と、犀の関係はわからなかった。

まだ暑いか!Webショップに新作追加。

またぞろ近頃蒸し暑く、またあまり服のいらない温度になってしまった。

暑さ寒さも彼岸まで、というが、彼岸を過ぎても夏のような暑さが続く場合、どうしたらいいのか。

これなんかも変な期待を持たせて責任をとらないやさ男のようでハラが立つ。
なんですか全然涼しくならないじゃないですか9月の22日までの我慢、我慢とずっと辛抱し続けてきたのにまるで、穴掘りを埋め戻しても一回ほらせるような ロスト感で絶望してます。

まーしかし、仕事は容赦なく進む訳で、ネットショップを更新しよう。

モノクロ写真とガラスの相性を研究してみる。

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暑い中での吹きガラスの仕事、長袖と半袖、どっちがいいのだろう?

タイトルどおりの事であるが、今年は長年の疑問を、実験してみたので書いておきたい。

が、その前に、ちょっと「汗」とか、「汗臭い」とか、「汗びっしょり」とか、苦手なんだよ~、なんかうっとうしいし、という方や、ご飯前の方は、ご遠慮願いたい。もちろんご飯中の方は言わずもがな。

毎年夏に吹きガラスの仕事をしていて、長袖と、半袖とどっちで仕事したほうが、楽なのか悩んできた。
今までは、ずっと半袖派だったのだが、土木関係の知人と呑んだ時、長袖のほうが夜、身体が楽だ。というので、一回長袖で仕事してみようかな。と思っていた。

で、やっと今年やってみた。

今年の夏、鹿児島は一ヶ月以上晴れの日が続き、毎日死ぬほど暑かったので、この実験には最適だったと言える。

とにかく吹きガラスの工房は暑い。夏は特に!当たり前だが。

工房内の中央の柱に下げた温度計は、平均して外気温より10度ほど高い。だから夏は常にかるく40度超えである。
窯の前に行くとさらに強烈な輻射熱にさらされ、うう、となる。

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吹きガラスの工房は、どこもこんなもんだろうが、ウチは作業用と、ガラス熔かし用に別々にバーナーを焚いているので、一本で兼用している所よりは暑いと思うが、夏に火を焚いたら1本も2本も暑いに決まっている。

そこで、服装に工夫をしてみて、今迄、上半身ハダカ、とか、下半身半ズボンとか、素材が麻とか、オーガニックとか、乾きの早い新素材Tシャツとか、いろいろやってきた。

が、しかし、何やっても暑いですな。

で、半ばあきらめていたのだが、上記の「長袖は夜、楽」の話を聞いて最後の望みが出て来たのですね。

「ひょっとして」  と思うじゃないですか。「ひょっとしたら少しは楽になるかもしれない」と。

で、まあやってみた訳ですよ。今年の夏。

さて、手っ取り早く、結論から申すに、「楽にはならなかったけど、長袖のほうがイイ」

なぜなら、

メリット1, 人が来ても普通に会える。
メリット2,汗をかく量が若干、少なくなったような(気がする)
めりっと3、Tシャッツのお匂いが、若干・・少なくなった・・・ような(きがする)

決定的なものではありませんが、説明しましょう。

吹きガラス工房はとにかく汗をかく。そして、その汗が直ちに乾く。
強烈な窯の輻射熱と、あまりに暑いので、熱風を吹き出す熱風乾燥機と化した扇風機のおかげだ。
そして暑いので、また汗をかく。
そしてまた乾く。
この繰り返しで、露出している首や、腕に白い塩が析出され、なめると、塩分補給になる。

塩なら良いが、Tシャツは汗を吸い込み乾く。
汗をかき、その汗を吸い込み乾くを繰り返すうち、芳香剤のエキス(汗臭さ、ともいう)を溜め込み、そしてエキスが染み込むのである。

結果どうなるか、というと、恐ろしい事に、洗濯したくらいでは容易に取れない、「お父さんTシャッツ」の出来上がり1丁で、鼻つまみものの出来上がりなのだ。

参考までにわざわざ言っておくと、この鼻つまみ強度は、強い順から、

新素材Tシャツ>オーガニックTシャツ>安もんのTシャツ、の順だった。

つまり、乾きやすい素材のほうが、より、匂いが蓄積されやすい、と。
(ま、なんでか?はわかりますよね。)

で、これは、今迄の半袖Tシャツのパターンだったわけだが、これが長袖だと、メリット2,3にあるように、少し低減できた(のではないか?)

なぜなら、長袖とはいえ、下にTシャツを着るので、服が二枚である。
仕事を始めると、下のTシャツは、びっしょりなるが、上があるので、容易には乾かない。だから一回びっしょりなると、それ以上汗をかきにくいようなのだ。

そして、乾かないから、芳香が積層的に蓄積されない。

そして、芳香が長袖の内に格納されるので、人に会っても匂いがストレートに伝わらない、だろうという、希望。
 
以上の理由で、今年はずっと長袖で仕事した。

夜に楽かどうかは、ちょっと分からない。暑さに体力を奪われて、ご飯を食べたら直ちに眠くなってしまうからだ。

炎天下に仕事する人が長袖が多いのもこれでわかった。
道路工事の旗振りの人も、大体厚着だし、大工さんも長袖が多い。
企業戦士もスーツを着込んで暑そうだと思っていたが、以上のようなメリットから、着ていたほうがよさそうである。クーラーの寒暖差にも強そうだし。

ガラス工房は、炎天の太陽こそ照りつけないが、窯が小さな太陽のようなものだから、長袖仕様のほうが良いのだろう。

昔、東京のガラス工場を見学した時、連帯窯の前で、一日中ガラスを巻き取り、プレス型に垂らす係の人が、厚着をして、顔もタオルを頭巾のように巻いて防御していたのも、照りつける熱から、身体を守るためだったのか、とやっと納得した。

しかし、結局のところ、長袖でもやはり暑いのはこたえる。
ご飯食べて眠いが、これだけはまだ暑いうちに書かねば、と書いた。

やれやれ。

「花こみち」さん移転されるそうです。

私も毎年春に展示会をしておりました、福岡県飯塚市の「花こみち」さんが、福岡市南区に移転、引っ越しされるそうす。

それで只今、飯塚市の花こみちさんで、ご自分のお店の最後の展示会中です。
私は、出品しないのですが、花こみちさんが以前、お店用にご購入いただいた冷茶グラスで、お茶をお出しして下さるそうです。
今日9月6日が最後ですので、お近くの方はぜひ行ってみて下さい。

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他愛もない台風12号であった。

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直撃すると、大騒ぎしていた台風12号だが、まったく大した事もなく、過ぎ去った。

雨戸を閉め、家の周りに散らかっていた飛びそうなガラクタを押し込み、食料を備蓄し、それからDVDと、漫画を借り込み、吹きガラス製作も久しぶりに休んで準備万端だったのに、まったく他愛もないヤツよ。

子供の時は、台風が来るとワクワクしたものだが、大人になると、ボロ家やボロ小屋が飛び散るのが心配で、台風が来るとひたすら、あっちにそれろ波を打ちまくるのだが、今回はめずらしく効果があったようだ。

おかげで、誰にも遠慮無く、ゆっくりと朝寝し、漫画を読む。

こんな台風なら、たまに来てもいいぞ。

ついでに、ネットショップを更新する。ブログも。あ、ホームサイトも、と。

やっぱり貧乏症なのかね。

夏の終わりに。

ようやく鹿児島も涼しくなって一息ついている。
暑くて触るのも、いやだったパソコンを使い出したので、すこしは知能が回復したようだ。
毎年の事ながら、そこら3度か4度の気温の違いで暑いの涼しいのと、人間めんどくさいものだ。

地獄のように暑かったガラス小屋、作業のあとの水風呂の気持よさ。

流れるような汗と、なぜか扇風機に当たると垂れてくる冷たいアイスクリーム。

夜の寝苦しさと、昼寝の心地よさ。

夏は嫌だと言いながら、残像のような強烈なイメージを懐かしく感じる。

最後に、夏といえばやっぱりスイカ。

夏のスイカゼリーの贅沢なイメージもかなり強烈に残りそうである。

スイカゼリー
スイカゼリー

夏は器で勝負。

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いや暑いですな。まいんにちさんじゅう何度とかで、頭が溶けてます。

こう暑いと、ついポカミスをやらかしてしまい昨日も、郵便局に出かけたら、職員の人がやたら私のお腹を見て話すので、なんだろ?と思ったら後で気がついたのだけど、ベルトをバックルに通さずに、外出したらしく、バックルがだら~んと垂れていたのですね。あまりの暑さゆえ、お見苦しいものをお見せいたし失礼致しました。
しかしこう暑いと言い訳も成り立つけど、私は冬に便座カバーをマフラーと間違えて、巻いて出かけた事があるので、いちがいに、暑さのせいだけではないのかもしれない。

で、暑いと上の写真のようなガラスのコップが涼しげで、夏らしくていいのですが、スイカを買ったら、下の娘がこのようなジュース入れを作ってほしいままにいろいろ飲んでいる。

人間の欲望というのはこのように限りなく肥大するものらしいが、スイカで収まってよかった。

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スポットクーラーの魅力。

今年は少〜し涼しいかもしれない。という期待を毎度裏切って、8月に入り人間性を維持しずらい日々が続く。

もちろん脳みそが暑くて溶けそうだ、という事もあるが、露出度がひどくて見苦しいので、人に会うのを躊躇するといういわゆるインナーな方向に心が向かう欠点が出てくる。

今日などもせっかく宅急便の方が配達に来てくださったのに、水浴び後で、ほとんど裸で、出るに能わず、荷物を置き去りにして去ってくださるようお願いした。

ちゃんと仕事をしている方に、サインの一つもできないとは、人間失格であろう。

で、ガラス小屋では、とうとうスポットクーラーのスイッチを入れてしまい、これは出来れば北欧に引っ越しするのでこのような大げさなものは邪魔になるから買いたくなかったのだが、引っ越しするにも能わず、仕方なしに今度は、氷河期が来る、という噂を信じてみようとしたのだが、太陽黒点は減少するも、いっかな氷河期の兆候も見られず、毎年あいかわらず暑い。

で、このスポットクーラーというやつがとんでもないアメのムチというか、近ごろではツンデレというんですか、一旦入れたら離れられないというヤツで、冷気の出る所のとなりに、熱風が吹き出すという立ち位置を間違うと逆にとんでもなく熱く、冷気の出る所から離れられなくて全く仕事にならないという人間を崩壊させてしまうシロモノなんですね。

で、ここからが本題ですが、うちのガラス小屋では、何とか仕事を進めるべく、スポットクーラー本体を、外の軒下に置き、そこから冷風のみを塩ビのダクトで作業台まで送るように改造した。
ま、いわばツンデレの人とはアイスをおごってくれる時だけ付き合うように改善した、というような感じですか。

これで何とか熱いながらも作業をしている。しかし暑い。ロシアに移住しようか。

 

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プレスガラスはカットグラスにはない魅力があるのだ。

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光原社さんに出した冷茶グラスが好評なので、ネットショップ向けにも製作する。

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その際、カットグラスにはないプレスガラスの魅力。というものを考えてみた。

そしてガラスの柔らかい手触り。という点では、プレスガラスが勝ちだと思うので、商品説明で長々と書いてみた。
ご一読下されば幸いである。

仙台光原社に行ってきました。

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曲がらない脚をムリヤリ車に突っ込んで午前3時に出発。
膝をアイスノンで冷やしつつ高速で福岡空港へ。

福岡空港に車を預け、仙台空港へ飛ぶ。

到着した仙台は信じられないくらい涼しく、灼熱の吹きガラス小屋で、猛暑耐性身体になっている私には寒いくらいだった。

脚を引きずりつつ光原社に到着。最後に二階に上がる階段という試練があったが、1段ずつ上がれば何とかなる事を発見してミッションクリア。

展示会にはたくさんの方が来て下さり、お話をしている間に痛みも忘れ、やっぱり無理にでも来て良かった。

夜、O氏と飲みつつ身体を暖めようと熱燗を頼んだが、どうも寒気が収まらない。
ホテルのフトンをかぶって早く寝る。

ポケモンような怪物に追いかけられて蹴っ飛ばす夢を見て本当にホテルの壁を蹴っとばしてしまい、夜中に大音がして隣の人すいません。どうもポケモンゴーのニュースを悪見してしまったらしい。

向きからして痛い方の脚で、蹴っとばしたらしいから、膝も何とか治ってきたのかもしれない。
膝を固定せず、少しずつ動かしたのが良かったのか。
あるいは仙台の寒いくらいの気候と、広々とした並木道が良かったのか。
とりあえず一安心。

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