もうかれこれ13年にもなるのだ。独立してすぐの頃に作ったガラス窯の燃料タンクの木のやぐら。
落差の圧で、バーナーを焚くのでなるべく高いほうがいいだろうと思って、廃材を利用して組んだ高さ150センチはある櫓だ。
しかしちと高すぎて、灯油のポリタンクを抱え、ハシゴに登って「よっこらせ」と給油するのも年のせいか腰がつらくなってきた。
ずっと雨ざらしで重いドラム缶を支えてきた櫓だが、木がボロボロになったのと、高さを少し下げたいのもあって、ブロックの上にドラム缶を乗せることにした。
写真のボロボロになっているのが、解体して横倒しになっている木の櫓の脚の部分だ。
しかし木というのは案外と丈夫なもので、見た目ボロボロでも芯の部分はまだしっかり残っている。
あと10年はだいじょぶそうでもある。
13年かけて木の耐候試験をやったようなものであるが、外で雨ざらしでも、土の上に直接置かず、風通しのいいところなら、木も案外長持ちする。
また、杉などは湿気に弱いが、一ツ葉(イヌマキ)の木はハードな環境でも強い。
ブロック積みの台になってスッキリしたが、これはもう櫓とは残念ながら呼べない。
やぐらが無いと小屋としてはちょっとさみしいのだ。
NEWS 霧島のギャラリー更紗さんで3人展中。
DMの内容はこちら もう夏のように暑い鹿児島と、まだ雪やまぬ北海道からの合同展示会が霧島の更紗さんで。