このところ鹿児島のガラス作家展の準備でいろいろやり慣れないことをやって肩がこる。
吹きガラスの制作中のビデオを編集してDVDに焼こうとしたら以前やったことなのに全くやり方を忘れていて思い出すのに二時間ぐらいかかってしまう。
パソコンの手順ちゅうものは、やってるうちに何とかなるものだが、その時はできてホッとしても後で、も一回やろうとしたら絶望的に何も思い出せない。
指先と目を使うだけで仕事を済ませるパソコン仕事と、体全体と頭脳を使って仕事する肉体労働の職人的仕事とは決定的な違いがあると思うのだが、ありていに言ってしまえばパソコン仕事は記憶に残りにくく薄い記憶のような感じがする。
それに比べて、体を使った仕事というものは深いところに落ち着き、何か同じ仕事があればまた思い出せる記憶の階層に記憶されるのではないのだろうか?