昨日の続き。
蒸し焼きにされ、木ガスを放出し終わった薪はどうなるか?
窯を開けてみよう。
こうなっている。
つまり、炭になるのだ。
だが、このまま放っておいては、崩れて、やがて灰になってしまう。
なので、窯から取り出し、消し粉(灰と、砂と、土を混ぜて、少し湿らせたもの)をかけて、炭にしてしまうのだ。
翌朝取り出すと、ちゃんと白炭ができている。
この炭は、もうケムリを出しつくしているので、屋内で火鉢に使っても、けむくない立派な炭なのだが、試しにダルマに入れて、あぶりの補助にしてみると、これが意外にも効果があるので驚いた。
ガラスがじわっと柔らかくなってくれて、すごく作業しやすいのだ。
そして、ピンポイントで、柔らかくしたい所に炭火を置けば、「ここを柔らかくしたい!」ところが、正に柔らかくなってくれるので、実にやりやすい。
しかも、他の所は柔らかくしなくてもいいのだから、ガスバーナーは絞ってもいい。
輪ブタ直下が熱くなるというのは、実に吹きガラス作業においてやりやすいと、改めて気づく。
例えば長尺物の花瓶を作る時、輪ブタ直下に炭火を置いとけば、お尻が冷えて、割れることもなくなるだろうし、一人でピッチャーを作る時も、お尻をあたためられるので、底のポンテ跡から割れる心配もなくなるだろう。
そして、炭火の意外な真実に近づくことができた。
実は炭火の遠赤外線とは、遠い所をじわっと暖める意味ではない!
のだ。
が、
なんか、とても眠いので、続きはまた。
あとひき固めを狙っているのではないんですが、ねむい。
おやすみなさい。
森永さんのグラスを武藤智子さんから送っていただきました。
私が「森永グラスがほしい・・」と言ったのではなく武藤さんが「良い品なので森永グラスを使ってみて・・」と送ってくれたものです。
失礼ながら全く存じ上げなかったのですが同送の名刺を見てすぐにホームページを開きました。
好きなこととは言え大変な作業をしながら脱ゲンの先頭に立っていらっしゃる。
尊敬してしまいます。
製品のカタログはありませんか?余り高価でないのであれば何個か欲しいと思っておりますが。
また、森永さんのホームページが文字化けして判読できません。私のパソコンに原因があるのかも?武藤さんへのお礼と一緒に今晩早速一杯・・いや何杯もいただきま~す。