DM用の写真を撮るとき、失敗を恐れて何種類かのカメラで撮るのだが、最後にどの写真がいいか、と選ぶと、古いニコンのD200にニッコールレンズをつけた写真を選ぶ事が多い。
露出もピントも全てマニュアルなのだが、写真に何か味がある、のだ。
このカメラとレンズの、控えめな色の表現を見てしまうと、最近のデジカメが、実に上手いこと綺麗に見えるようにデジタル処理をしているのだな、とわかる。
一枚だけ見ると判らないのだが、比べると、あざとく、と言っていい程、綺麗な写真になるように処理されているのがわかる。
次の写真を見て頂ければ、判ると思う。
「まるいち」
「まるに」
わかっていただけただろうか?
まるいち。のほうが、最近のデジカメで、まるに。のほうが、古いニコンと、ニッコールレンズの写真である。
まるいち。のほうが全体に、パキッ!と写っているのに比べ、まるに。のほうは、ボケ味があるのがわかる。
特に、ボトルの影の部分を見るとよくわかる。
あんましハッキリしないほうがいい事もあるのだ。