インタビュー 2018 

2018年5月3日 からヒロ画廊にて
2018年5月3日 からヒロ画廊にて

ヒロ画廊さんのDM リーフレットは、私のインタビュー記事になりました。

少し長いですが、転載します。

琉球ガラス。地域のコミュニティ。原発、エネルギー問題、などについて調子に乗って語っています。

人はマイクを向けられるとつい語る習性があるのですね。恥ずかしい。

私の口調が〇〇だよね~ 調ですが、これはインタビュアーが親しい年下の方だったため、こんなのです。
お許し下さい。

”ヒロ画廊さんのリーフレットより転載”

吹きガラス作家・森永豊さんのヒロ画廊での個展に際し、熊本県八代市にある「珈琲と画廊 珈琲店ミック」で開催された森永豊・冬の硝子展【2018年1月18日(木)ー 1月30日(火)】を訪れました。

ー珈琲店ミックの店内、とても開放感がありますよね。

森永 もともと呉服屋さんだったんだけど、50年前にマスターの出水晃(いづみ・あきら)さんが喫茶店に改装されてね。地方紙の熊本日日新聞では、2013年にマスターの一代記「ようこそミックへ」が連載されたり、八代市でも有名なマスターだよ。

ーお世辞では無くて、森永さんのノスタルジックな作風とミックさんの気骨のある昔ながらの雰囲気がマッチされていますよね。

森永 合ってる?確かにね(笑)。ミックさんは2週間おきに展示会をされていて、次は絵画展みたい。

ーここでは定期的に展示会を?

森永 今回で4回目だね。最初は夏にしてもらっていたのだけど、最近は私がありがたいことに、各地の民芸店やギャラリーからの注文が夏に多いので、今回は冬にしてもらって。今度時間があれば、市内の干潟が広くて気持ちいいから見に行くといいよ。あと、球磨川は大きくて本当にきれいだね。

ー(球磨川の流域面積と延長はヒロ画廊の近くを流れる)紀の川と同じぐらいみたいです。

森永 そうそう、なかなか大きいよ。球磨川に荒瀬ダムっていうのが60年前に造られたのだけど、2012年に日本で初めてダムを撤去する工事が始まってね。今は、川の生態系も少しずつ回復しているみたい。単純にダムがあれば、ダム底に泥が溜まって水質が悪くなるでしょ?ダムを解体したことで水の流れがよくなって、鮎や水中生物が蘇ってね。ミックのマスターはその撤去運動にも従事されて、かなりの社会派で。

ーミックさんでの展示会のきっかけというのは?

森永 八代市から車で南方に40分程の所にある人吉市の魚座民藝店で私が展示会をしていて、それでミックさんも私のことを知っていてくれて。私がミックさんを訪れたことから仕事の話はすすんだね。

ー森永さんの作風を先ほどノスタルジーと言いましたが、具体的には淡い色使いと少し厚みのあるガラスによるリラックスした造形が特徴です。

森永 私はそもそも、琉球ガラスのゆるさが好きで吹きガラスを始めたんだよね。琉球ガラスって、太平洋戦争後に米軍基地で捨てられたコーラやビールの空き瓶を溶かして再生し始めたのが発祥でしょ?デザインは、米軍の人たちがアメリカで育った家庭の中にあったものを再現してほしいということで、たとえば、コンポート、栓付瓶……そのイメージを沖縄の人たちに伝えて作ってもらったのがはじまりでね。その頃の彼らの家庭にあったのものは、アーリーアメリカンのデザインが多いんだよね。ちょっとバタ臭い、けど洒落ている……赤毛のアンの世界に出てくるようなね。そのイメージをもとに、沖縄のガラス職人となる人たちは作り始めて、次第に琉球ガラスとして定着してね。自分が活動を始めた頃には「現代の名工」にも選ばれた稲嶺盛吉さんが人気で、稲嶺さんにも影響されながら作ってきたのだけど……今の琉球ガラスは観光客向けのお土産品として発展・維持しているから、独自性では自分が目指している吹きガラスではないよね。ただ、泡ガラスと琉球ガラスの始まりのプロセスには、今もとても惹かれているかな。

ーコップやコンポートなどの定番のガラス作品で、森永さんの中での変化はありますか。

森永 形の変化だと、少しずつシンプルになっていっているね。純粋な分難しいのだけど、その分作るのが面白いなと感じるようになったね。というのも、昔はシンプルなモノを少し斜に構えて見ていたのね。偶然性があって面白味のある作品の方が上だと思っていて。最近ミックさんで手に取った本の内容に感銘を受けたのだけど、その本では日本では民藝品の評価が高くて、たとえば焼き物だと窯変や偶然が生み出す美を尊ぶけど、中国だと景徳鎮のようなきちっとしたシンメトリーをまず作れる能力を評価するし、そうあるべきだということを主張しているのね。文化や時代の違いもあるけど、美しいものを作るときにはまずきちっとしたものを作れないとだめだっていうことが力説していて、「その通りだな」と思って。長いこと作っていると、シンプルなモノも偶然性のあるモノも、上も下もないんだなということに最近わかってね。どこか斜に構えるかよりは、まずきちっときれいなものを作ろう、というのが近年の心境面での変化かな。

ー制作周辺の話ですが、どのガラス作家と話しても燃料費の高騰と不安定さは悩みの種になっています。

森永 まず生活の方で、電力会社は新電力のグリーン電力に変えたね。制作面では、将来は自家発電による吹きガラス制作の可能性も探していて。例えば、田舎に借りている家の近くに2メートルぐらいの滝があるから、それで小水力発電を出来たらな、って。工房の窯は灯油とガスで焚いているのだけど、将来的には電気炉に変えた方が良いね。あと田舎に住んでいるからこそ、日常生活や制作で使うインフラは自分たちで何とかしないといけないな、という危機感があるよ。

ー自分たちで何とかしないといけないという考えに至ったのは?

森永 たとえば都市型生活にあまりに慣れすぎると、ガス・電気・上下水道、そういったインフラは「あって当然」ってなると思うんだよね。そして大地震や災害が起きてなかなか回復しないと、行政は政治家は一体何やってんだって、市民は怒り出すでしょ。都会暮らしも便利で良いことも多いのだろうけど、最終的には自分たちで何とかしないけない。そういう考えに至ったのは、私の場合は地元に原発があったからだね。原発が出来た20代の頃は無関心だったんだけど、広島での修行を終えて結婚して、帰郷して子どもも出来て少しは(原発に)関心も生まれて。市内の図書館に行ってみると、一棚分の原発関連本があって手当たり次第読んで少しは実態がわかりかけてね。そうこうしているうちに福島第2原発事故が起こって、この国の色んな事があぶり出されたわけでしょ?それ以来、本当に自分たちで何とかしてかないといけないな、って。自分の場合は工芸品だから作品のなかで姿勢を示すことはないけど、さっき言ったように生活と制作の範囲内ではエネルギーの生み出し方・使い方を変えていかないと、と思っているよ。あと、田舎に家を借りているのは、二人の子どもを田舎の学校に通わせたいからなのだけど、田舎の行事ごとにも必ず参加するようになったね。最近だと鬼火焚があって、関西だと「どんど焼」って言うのかな。これからだと梅が咲く頃には梅林で有名な天神様に近所の子どもたちを連れて出掛けるとかね。

ー過去の森永さんですと、そういうイベントには参加されなさそうですよね。

森永 そうでしょ。集団行動が苦手だからね(笑)。でも、借家の周辺の人たちとは、みんな顔見知りになったし大人や子どもたちの性格も覚えるようになった。借家のある地域は大手のエネルギー・インフラ会社の供給網の末端だから、パイプラインばかりを期待していてもね。何かあれば最終的には地域のコミュニティの力が必要不可欠ということは感じていて……面倒なことも当然あるのだけど、昔の日本のご近所付き合いや風景ってこういう感じだったのかな。

ーその地元・鹿児島とは別に、長年全国で展示会活動をされていますが、成果の変化は感じていますか。

森永 やっぱり、大型作品は売れにくくなっているような気はするね。5,6個のセットで出ていたものが、2,3個ずつでしか出なくなったり厳しさは毎年感じているね。でも、言い訳していても始まらないし、そういった状況だけど、今後は色の組み合わせ、色の階調を増やしていきたいね。階調を出すのは難しいけど、その分面白いからね。時代的にはシンプル基調が主流になって、私も造形ではそれを少しは取り入れているけど、(単色の方が)色のコントロールや管理は容易なんだろうね。ただ、あまりに透明ガラスや薄手のものばかりだと、作っている人たちも飽きてくるんじゃないのかな。色の組み合わせでは、時代には逆行しているけど、人がやらないことを出来るだけやりたいね。ところで、ヒロ画廊さんの案内状の表紙に使えそうな良い作品が昨日出来たんだけど、割っちゃったんだよね(笑)。もうね、良いなぁと思った作品は作っていることに集中して、扱うときに気が抜けちゃってね……。ほら、プロ野球でノーヒットノーランがかかった9回で、ピッチャーがヒットを打たれてみんなウワーッ!?てなるじゃない?「よし、出来た!」って思ったら、手からポロッと滑ったりして……。

ー(笑)。失礼なんですけど、いつも自然体な森永さんでも、緊張されるんですね。

森永 昔はもっと緊張してたよ。それこそ若い頃は青筋を立てて、朝から晩まで工房で作ってたからね。もう少し年をとれば、その緊張も無くなるんだろうけど……最近になってかな、肩の力が抜け始めたのは。

    

魚座民芸店さんで展示会開催中です。

吹きガラスのぐい呑
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暖かくなると、(というか暑いくらいだが)この業界は急に忙しくなってくる。

今年は特に、急にと言うより、急激に忙しくなって、すでに過労死が見えてきた。

今年こそは夏バテせずに、楽しく、正しく夏を過ごして無事に秋を迎えられたら、とホントに覚悟する。

それには毎日の柔軟体操を欠かさないようにしよう。と自分に言い聞かせる。

とりあえず、第一波、魚座民芸店で、展示会である。

4月29日までです。

「魚座民芸店で展示会中」

    

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冬の湯豆腐

八代で買った森永とうふ
森永とうふ

八代に行ったとき買ったとうふ。

自分と同じ名前の豆腐だったので、迷わず買う。

自分と同じ名前だと、どうしても、美味しくあってほしい、と期待するのは、自然な気持ちだと思うが、この豆腐はどうなのだろう。
見た目は、ごく普通のパッケージで、豆腐の肌合いとしては、なかなかのものに見える。

知らない人は知らないが、私の名前は、「森永」だ。

この名前、けっこうあちこちで、あるようで、有名なところでは、あの森永製菓だ。
さらに、鹿児島では、パチンコ店、石材店などもあり、時々「関係者ですか?」と聞かれるが、なんの関係もない。
私は、ただ一介のガラス製作者だ。

しかし、同じ名前だと、なんか悪さをしてないだろうか?とか、商売は順調なのか?
とか、まるで遠戚の身内を心配するように、ふと気になる時がある。
まったくいらぬ気がかりなのだが。

さてそれで、この森永とうふ、シイタケといっしょに湯豆腐に煮たら、つるつるして、大変おいしかった。
木綿豆腐で、湯豆腐にすると、表面がつるつるなって、絹ごし豆腐に舌ざわりが似てくるのがあるが、それだった。

やはり胸をなでおろすのだった。

寒いとすぐに薪がなくなる。

寒い。

今年は、なんか寒い。

寒いので、とうとう薪が払底してしまった。

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何かの時代小説だったか、あまりに寒いので、自分が住んでいる家の板壁を、ひっぺがしては、囲炉裏にくべていた男のことを思い出すが、あの男は、あのあとどうしたのだろう。

とうとう、最後には、自分と囲炉裏だけ残るという話だったか、よく覚えていない。

薪ストーブ用の薪は、最低一年は乾燥させましょう。と言われるが、そもそも私は、そんな事をしたことがない。
倒した木や、もらった角材や、玉切りにしたままの太いやつを、とりあえずそのへんに転がしておく。

薪ストーブマニアは、冬のストーブを焚く時間のために、夏の暑いさなかでも、薪割りをいとわないと言われているが、ごめんだ。私はとてもそんな事はできない。

いや、気持ち的には、夏のうちに、働いておけば冬にラクなのは、わかるのだが、ここは南国鹿児島。

そんなに働いてどうする。

夏の気温30ドを超えるさなか、滝のように汗を流し、蚊に巻かれながら薪割りをする勇気はとんでもないことだ。
ただただ蛮勇であろう。

で、昼寝をしていると、あっという間に冬になるのだ。これが。鹿児島は。
今年なぞ、秋があったかどうか? 一週間くらいは、そんな気候もあったかもしれないが、暑い暑い、
と言ってると、急に寒い寒いとなるから不思議だ。

で、最初に戻るが、すぐにその日の薪がなくなる。

あわてて、そのへんに転がしておいた玉をとりあえず割ってみる。
まだ、芯が湿気っているので、もらった角材も割って足しにする。
焚きつけがないので、杉っ葉を拾いに行く。

そんな調子で、とりあえず、その日に焚く量の、コンテナ一個半分を確保する。

それから、これが、私のえらいところなのだが、その勢いで、少し、余るくらいの薪もついでに割っておく。

それを、今日は薪割りはできないな。という日の為の非常時用に少しずつためてひそかにとっておく。

実はこれを去年もやっておいたのだ。

そうやってためておいた薪を、今焚いている。

去年の一年間乾燥させた薪だ。

こうゆうのを、なんか、昔の自分に助けられるって、ゆうんですか、ああ、あの時、余分に薪割りした自分よありがとう。

と、しみじみ感謝するのである。

ばかくさい人生でも、そんな過去のりっぱな自分がひとときでもいたというありがたさよ。

まったくすばらしい。

猫のうんこを踏んで、あまりの足の裏の臭さに、激しく過去の自分をののしった今朝の私とはちょっと違う気分だ。

口巻き花瓶を上から見たら。このゆがみがくせもの。

口巻き花瓶を上から見たら。このゆがみがくせもの。

吹きガラス花瓶 吹きガラス一輪挿し 手吹きガラス花瓶 ガラス作家花瓶 ガラス作家一輪挿し
ルリ色口巻きの一輪挿し

私は、ちょっとした歪み、ゆがみが吹きガラス、及び手作りの作の定義、かつ魅力だと思っているので、そのゆがみが醸し出す、感じが大切だと思っている。雰囲気とも言うか。
同じ歪みでも、ただ歪むのと、なんか見たくなる歪みがあって、ただゆがんだものは、あまりおもしろくない。
これは完全に、カンに頼るしかない判断だが、それでいいのだと思ってる。

話は変わるが、近頃、ネットショップも扱い始めたので、このブログと、ホームページ「私的な詩的吹きガラス」と、ネットショップと、更新すべきサイトが3つにもなってしまった。まったく、しまったな、という感じなのだが、やってしまったものはしょうがない。

そこで一応、3つのサイトの区切りをゆるやかだが、しておこう。

1.このブログは、なんでも書く。吹きガラスの事、焚き火の事、ロケットストーブの事、田舎暮らしの事、なんでも、好きな事を書き散らす。
2.ホームページ「私的な詩的吹きガラス」は仕事の事、割りと専門的な事や、日々の業務報告的な事、展示会、各所のお店に送ったもの、など吹きガラスに関する事。
3.ネットショップは、ショップであり、在庫管理所。

そんなとこです。

このブログだけでなく、ほかのサイトもよろしくです。

ホームページ「私的な詩的吹きガラス」

ネットショップ「モリナ透明硝子工房Glass Area」

吹きガラス花瓶 吹きガラス一輪挿し 手吹きガラス花瓶 ガラス作家花瓶 ガラス作家一輪挿し
口巻きの一輪挿し 赤

写真はいいなあ。

幸せな瞬間。
未開封の手紙。
未開封の泡盛。

残酷な事実。帰ってこない時間。

思い出の写真。

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ピッチャーを作る。水差し、とも言うが。

ピッチャーを作る。

いつも思うが、ピッチャー、水差しというのは、”トリ”っぽい。
口をつけるので、その口がクチバシみたいに見えてしまうのだ。

なるべく”トリ”っぽくないように作ろうと、努力してきたので、近頃は努力が実ったような気がしていたのだが、

まとめて並べると、やはり、トリっぽい。

もういいや。

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1メートルあたりの価格は?ガムテープ、布テープ、マスキングテープ、セロテープ、メンディングテープ、クラフトテープ、OPPテープ、どれにしようか迷う。その2

さて、テープのコストパフォーマンスの続きを書く。

以前の記事(昔はいい時代ではあったが「〇〇が欲しいのですが・・・・」というと、オレに聞け!みたいなオヤジが出てきて、「なんにするんだ!」と聞かれ)にも書いたが、最近はネットのおかげで、値段を比較しつつ、また、寸法を確認して買い物ができるので、大変便利になった。

これをホームセンターに出かけて商品を取り出しながら、一個一個比較すると大変な手間だろうが、パソコンだとウィンドウを並べてチェックするだけなので楽だ。

それにしてもネットショップ、特にアマゾンと、モノタロウの扱う物量には、まったく驚かされる。こんなものまで売ってんのか?とか、いったい何に使うんだろう?とシロウトには想像もつかない品物まで、なんでも扱っている。
そしてその品物をちゃんと作っている会社がある、というのがまた不思議だ。
自分も変なガラスを作っているくせに、と思うが、まあそれは横に置いといて、本題に入る。

今回のテープの価格は主にモノタロウから拾ってきた。
2017年10月20日現在の価格で、消費税は8%だ。

まずは、普通の巾5センチのいわゆるガムテ、の比較から。

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以上が、幅5センチの、いわゆる見た目ガムテっぽいやつの比較だ。

最近、ネットショップなどの梱包でよく見る透明の梱包テープ(OPPテープ)
の、圧倒的安さに驚く。
なるほど、それで最近よく使われる訳だ。

しかもこの、OPPテープには、100メートル巻きのもあり、そいつを、最もお得な50巻き入りで、箱買いすると、1メートルあたり、1.45円(税込み)になる。
安い。

対して、養生テープ、塗装屋さんなどが使うマスキングテープの、値段設定の微妙さがおもしろい。ふつうに、仕事が終わったあと剥がしやすい粘着力の弱いやつだと、布テープよりやや高めだが、これが粘着力の強いやつになると、高いのである。これなら、ふつうに粘着力の強い、布テープや、OPPテープを使ったほうが安い。
しかしあえてこういう製品があるのは、おそらく、貼ってるときは強いけど、剥がす時は剥がしやすい、という二律背反的な仕事をせねばならん時に使うので、高いんじゃないだろうか?


ちなみに、1メートルあたり、というと、畳の短い辺が約90センチなので、それ足す10センチと、考えておくと、わかりやすい。
なんか、足す10センチとか、えらくこまい話になっているが、これはそうゆう企画の話なので、ご了承願いたい。

さて、幅5センチのいわゆるガムテは、だいたい値段が把握できてきた。


次に、プチプチで包む時用の、幅の狭いテープにいってみよう。

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やはり、透明のセロテープの圧倒的安さが証明された。
この安さでは、しばらく透明テープの呪縛から逃れ得ないのも、やむなしであろう。

で、さくら養生テープってなにですか?というと、今回買ってしまったテープだ。
養生テープで、桜色が珍しかったのと、意外と安かったので、買ってしまった。


さ、これで、だいたい飲み込めてきたようだ。

畳の短辺+10センチがたテープを貼って、ほほうこれで、約6円がた貼ったなっ。
こいつは剛毅だぜ。

と、布テープを貼った時は思えば良いし、

同じく畳の短辺+10センチほど、テープを貼って、よーしこれで1.92円がた貼ってやったぜ!おれにしちゃ大盤振る舞いだ!

と、OPPテープを貼った時は、かんがえればいいのであろう。


で、お店で実際に買う時は、100円台の前半であれば、安いほうで、100円台の後半であれば、高めだと。
それで念のため、一巻き全体の長さが何メートルか?をチェックし、長ければメートルあたり単価がお得になり、短ければお得じゃなくなる。と、把握しておけばよかろう。

大雑把だが、これくらい大雑把でないと、私は、実際に店舗に行ったとき、思い出せない自信があるから、これでいいのだ。

あとはまあ、高い安いは、個人的問題になってくるので、お得かどうかとは、また別の話になる。私がさくら色の養生テープを買ったように。値段ではなく感受性の問題とかになるんです。


で、結局私は今回こんなのを買った。

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さくら色の養生テープと、巾の狭いメンディングテープ、と、われもの注意テープ。

値段もそこそこで、剥がれやすく、かつ剥がれにくいであろうとゆうことで。

コストパフォーマンス的には、圧倒的に安いOPPテープと、セロテープになるのだが、私は、剥がしやすさ、を優先した。
なぜなら、もいっかい使うからだ。
かっこつけるとリ、ユース派だから。

最近は、ほんとにOPPテープで梱包されて送ってくる場合が多く、こいつが、剥がしにくいのなんのって、もう、プチプチが、こいつで貼られてあると、リ、ユースは絶望的だ。
接着力が強い上に、テープが薄いので、剥がしにくい事この上ない。
てゆうか、アナタ剥がすの?なんで?って感じ。
カッターでスゥーって切って、あとは捨てればいいでしょ。と、言われてる感じ。

ま、どうせ古い人間ですから、もう、テープを見たら、爪でこしこし剥がすのが、当たり前になってんですよ。
ほんで、きれいな包装紙があったら取っといたり。

なんせ昔は、包装紙の上に、さらに紐でくくってあったりしたんですよ。
それでその紐を、爪先でぐりぐりと固結びをほどいたりして、取っといたりしたんです。

そうゆう時代もあったんです。


まあ、とにかく、私は仕事の都合で、プチプチを大量に使うので、なるべくキレイに剥がしたい。という事なんで。

あ、それから買ったものの中に、「われもの注意」ってずっと印刷してあるテープがあるけど、これもガラス屋には便利なテープ。
こいつで梱包するだけで、中身がワレモノ、ですよってアピールできるから。

ちなみに一巻き30メートルで、333円税込み。1mあたり10.76円

ちょと高いので、びやーと貼らず、「われもの注意」のとこで、一回ずつ切って、貼っている。

ま、自分はそんな人間です。

* OPPテープのOPPって何なの?

>”OPP(Oriented Poly Propylene)テープとは、ポリプロピレン材を溶融押出成型により透明なフィルムにして粘着剤を >塗布した延伸ポリプロピレンテープのこと。「 Oriented=延伸された」の意味耐水性、耐湿性、透明性に優れて >いるため、主に梱包の際に使用される。

なるほど、よくわかりました。

でもこいつって、切りにくいから、テープカッターが必須なんですよね。


以前の記事 ガムテープ、布テープ、マスキングテープ、セロテープ、メンディングテープ、クラフトテープ、OPPテープ、どれにしようか迷う。その1

1メートルあたりの価格は?ガムテープ、布テープ、マスキングテープ、セロテープ、メンディングテープ、クラフトテープ、OPPテープ、どれにしようか迷う。その1

紙テープ(クラフトテープ)と布テープの長さは違う。

ホームセンターに行くと必ずやっているガムテープの安売り。

後で買おうと、思いつつあちこち回っているうちに、あれ?安売りのやつ、どこにあったけ?
と、なり、まあいいか、と、わかりやすい、いつものテープコーナーで買う。

結局、安売りコーナーのが本当に安かったのか、それとも親切なホームセンターの気配りで、いつものテープ置き場のも同じ安売り価格になってたのか?
?????

と考えつつ、ホームセンターを後にする。という事はよくある。

私は吹きガラスの仕事をするようになるまで、紙テープ(以下クラフトテープと書く)と、布テープの長さが違う、という事を知らず、自分が荷造りして、荷物を送り始めてやっと、クラフトテープは、50m巻きだが、布テープは25m巻きである。という、コストパフォーマンスの違いに気づいたのだった。

ちなみに、ホームセンターで、見てきたのだが、

安売りコーナーにあるやつで、

布テープが一巻き、139円(税込み)25m 、クラフトテープが一巻き、99円(税込み)50m。

よって、1mあたり、クラフトテープは、1.98円、布テープは5.56円と、随分コストパフォーマンスが違うのである。

ちなみに、税率は8%だ。将来上がりそうだから、書いておく。

そして、これから、価格を書く時は、全て税込み表示だと、最初に断っておく。

なんでこんなに、私らしくもなく、ガムテープの値段を、わざわざひかえてきたり、税込みがどうの、と言い出したか、と、いうと、

この際だから、テープのコストパフォーマンスを頭に入る程度に、わかっておこう。と、思い立ったのだ。

それというのも訳がある。

はがれやすくて、コストパフォーマンスの高いテープはないのか?

なんだか、チップスネタの、よくある ”マルマルするためのたった5つの方法!”みたいな、アフィリエイトサイトのような書き方になって来たが、これでモリナガが大儲けしたら、しゃくだ。

と心配なさるには及ばない。たかが、100円200円のネタでアフィリエイトするやつはいない。

しかも1メートル当たりいくらになるか(税込み)などと、1円2円レベルのこまい話だから、儲かる心配は全くご無用である。

で、モリナガはどうして、はがれやすくて、コストパフォーマンスの高いテープを、探しているのか?

これまた、仕事柄で、恐縮なのだが、荷造りをして、展示会に送って、それを会場で開いたり、またそれが帰ってきて、荷解きしたり、そのたんびに、プチプチやら、新聞紙のテープをはがしては開き、を繰り返すのだが、根が貧乏性なので、それらをもう一回使いたい訳だ。

で、セロテープを使っているのだが、これが実に剥がしにくい。

綺麗に剥がれず、プチプチが破れてしまうのが、ほとんどである。しかしたまに綺麗に剥がれると気持ちがいい。

そして、うちのセロテープがそろそろなくなりそうなので、この際だから、剥がしやすいテープに変えてしまおう!と

思い立ったのだ!

ま、そうゆうわけで。

ふう〜しかし、なんか、長くなりそうでいかん。

これからまだ、1メートリ当たりなんぼで、どうたら、とこまい話をするのもいやになって来たが、ここまで書いてはあとに引けない。

休憩して、また書こう。

いつになるかはわからないが。

この記事の続き ガムテープ、布テープ、マスキングテープ、セロテープ、メンディングテープ、クラフトテープ、OPPテープ、どれにしようか迷う。その2



*お知らせ

当工房のネットショップ 「モリナ透明ガラス工房 Glass Area」ではこれまでネットショップでは不向き、と思われる「一点もの」を扱う試みを始めました。
手間がかかるので、どこまで続けられるかわかりませんが、興味のある方は御覧ください。

「モリナ透明ガラス工房 Glass Area」

「赤口巻き 一輪挿し」

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赤口巻き 一輪挿し

カカシも疲れたようだ。

毎年の事ながら、私の工房も、外も今年の夏は暑かった。

しかし、それも今日までだろう、と思いたい。

いいかげん涼しくなってくれないと、夏の間あまりの暑さにやられてしまった制作時間の挽回ができない。

今日、田んぼの横を通り過ぎようとしたら、人が倒れていたのでびっくりする。

と、よく見たらなんだカカシ君ではないか。

それにしても、うつ伏せにしとくのはあんまりではなかろうか。

仰向けに寝かせて、合掌させろとは言わないが、せめて、その横にある、藁束にもたれかからせてやったら、そんなに驚かなかったと思うが。

いやいや暑かったですな。ご苦労様でした。

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