やっぱり今年も暑い。2015年・だから水風呂

今年はちょっと涼しいかも?

とちょっと喜んでいたら、さにあらず。

やっぱり暑い。

こういう仕事をしているから暑いのには慣れているだろう、と思われるのだが、
とんでもございません。

私、暑い所には一秒たりともいたくないのです。

毎年の事だが、もう暑いのはいい加減にしてくれ!

と、言いたくなる分水嶺が今のこの時期あたりだろう。

この時期が遅いほど夏に勝った気がするので、毎年、いい加減暑いのは飽きた宣言、はなるべく、引き延ばすようにしている。

のだが、今年はもう来た。

盆前なのに。

どうやら調子にのって、流した汗の量の分水嶺をいつの間にかすでにうっかり越えてしまったらしい。

あとはもう、流す汗に貴重なミネラル分がとも流れしないよな汗のかきかたを体調で調節しながら秋口を待つ。

しかないのだが、

もういかん。

ので、

これはもう水風呂にどっぽりと入るしか救いはない。

ワイングラスをショップに追加

ブローフットワイングラスの大きなサイズをウェブストアに追加。

暑いので、熱を発するものには出来るだけ触りたくない。

なのでパソコンにも触りたくない。

今夜はアイスノン枕で寝てみようかな。

 
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只今北海道釧路で展示会中です。

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Flower ponte フラワーポンテ 吹きガラスのポンテ跡の事で

Flower ponte

吹きガラスの底についてしまう、ポンテ跡の事で、ずいぶん悩みましたよね。

あなたはハートのようでいいと言い、僕はもっと別のにしたかった。

それが何か、ぜんぜん思いつかいないくせに、モンクを言った。

舩木先生のところで、鉄ポンテに出会ったけど、そのギザギザのあまりのかっこよさに、
僕はかえって引いてしまった。

それは全然ハートのようじゃなくてよかったのだけど、やっぱり僕向きじゃないのは明らかだった。

それで今はこんなふうです。

花のように、とあの時言えたらよかったんだ。

Flower ponte

ガラスの生地によって、使い手の受ける感じはずいぶん違うと思う。

まるいのとしかくいの。最近生地はこんな感じにしている。ちょっと極端なフィルターをかけたが。

ガラスの生地は同じように見えても実はいろいろあって、透明なガラスでも、窓ガラスと、瓶とは成分が違うし、工芸用のガラスという特殊な分野でも、薩摩切子などのカットガラスと、私たちのような吹きガラスとは、また成分が違う。

どうして違ってくるのかというと、ガラスの原料に混ぜるものによって、ガラスの性質は違ってくるからである。

ガラスというのは、ダイヤモンドなどの単体結晶体ではなく、いろいろなものが混ざった化合物である。

そしてその主成分は硅砂という、砂状のものが、主なのだが、それ単体では、よほど高温にならないと熔けてくれない。

そこで触媒として熔けやすくするものを化合物として加えると、温度が低くても、硅砂が熔けてくれるようになる。

カットガラスだと、鉛がそれであり、瓶などだとソーダ灰を混ぜる。

薪窯の焼き締めの器が、釉薬を塗っていないのに、ガラス質のように表面がてかるのは、薪の灰のカリ成分が粘土中の硅砂を触媒として熔かすからである。

従って、ガラスも初期の頃は、薪の灰から、カリ分を抽出し、硅砂を熔けやすくしていたらしいのであるが、それは大変な手間だったそうである。

さて、であるから、何が言いたいのかというと、ガラスの生地も同じように見えて、実は千差万別である、と言いたかったのである。

作り手としては、なるべく自分の好きな感じの生地を作りたい。
私は最近、この画像のように、硬くもなく、柔らかくもない、感じ、の生地を目指している。

と言っても透明なガラスだと、どこが違うのかわかりにくいかと思うが、人間の感覚というのは敏感なもので、実物を見て、触ってみると、「あ、このガラス柔らかい」とか、「ずいぶん硬い感じのガラスだな。」と違いが確実に判るものだ。

という事で、実物を触って見たい方は、6月18日から、鹿児島のエムズギャラリーさんで、展示するので、ぜひ触ってみて欲しい。

竹筒は吹きガラスの型に使えると思いますか?

頼まれて大きめのコップを作った。

こういうシリンダー型のグラスの場合、下半分だけでも型を作ると仕事がやりやすい。

 

 

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で、このコップの型に何を使ったのかというと、「竹」である。

私は鉄型やら、木型やら、ブリキ型、それぞれ使うのだが竹をみるたんびに、

「こいつにいれてみたいものだ」と、
常々思っていた。

吹きガラス吹きにもいろいろいて、穴と見れば何にでも吹き入れてみたくなるタイプ、つまり型もの好きタイプがいる。

私の北海道の師匠がこのタイプで、彼はコンクリートブロックの穴に吹き入れて棹が抜けなくなり困っていたのを、おかしく思い出す。

二回目はちゃんと加減して入れて、かっこいいとっくりを作っていたが。

この穴と見れば何にでも入れたくなるのは、私の同級生にもいて、彼は校庭に掘った穴に入れていた。

何を入れていたのか私も思春期で未熟者だったので、よく分からないが、多分やはり、竿様のようなものであったのではないだろうか。

女子高生の走った汗のあとのとこがいいとか言っていたが、なにがいいのか未だに不理解千万である。

抜けなくなって騒ぎになったらわかったのかもしれないが。

ま、それはさておき。

竹形はこんなふうになった。

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なかなか使えて、うれしい。

いろんなサイズの太さで試してみたいものだ。

内部はこのように、よく焼くと黒くカーボンが付いて、ガラスの肌がきれいになる。

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まあ、そうゆう事で、竹もなかなか吹きガラスの型として使えるのだが、ただ、欠点が2つほどあって、竹を水にずっと漬けておくと、アクが出るのか、すごい「腐った刺激臭」が出ること。
「柿渋」の匂いをご存じのかたがいらっしゃるだろうか?
まさにあの匂いといっしょの匂いである。ちょっと癖になりそうな。
このアクがあるから、竹はあまり虫に食われず強いのかもしれない。

2点めは、「竹は必ずしも完全な円形ではない」と言う事。
自然のものだからか、完全な円ではなく、楕円が多いようだ。
廻し吹きすれば問題無いだろう。

以上、竹型について。

参考になれば幸いである。

新ニュートンの法則。なぜすばらしい発明がこんな間抜けな事に・・・

今日は大阪の204号さんがガラスを仕入れに来訪。

「204号」とはお店の入っているビルの部屋番号だそうで、けっこう直なネーミング。

でも、ストレートな割にシュールレアリスティックな感じになってるのが不思議。

いろいろとグリーンと透明を中心に選んで行かれた。

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こんな感じで
いろいろと。
いろいろと。

大正時代に建てられたツタの絡まるいい感じのビルの204号室だそうですので、近くの方はぜひ行って見て下さい。

さて、それから今日も薪割りをするのであったが、薪割りは、タテに斧で割るのより、横にノコで引き切るのが実はけっこう面倒。

チェンソーで切るにせよ、ノコで切るにせよ、足か手で薪をおさえて切らないといけないので、腰が痛くなりけっこうきつい。

そこで!

発明してしまいました。

簡易薪おさえ機!

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いや別に機、などと機械じゃなくて、木にナナメに切り込みを入れただけなので、薪おさえ木。なんだが、
世の中にはニュートンの法則というものがあって、世の中に引力があるというのに気付いたのはひとりニュートンだけではない筈なのだが、ニュートンがあのこむずかしげな、F=なんたらという式を世に問うたからニュートンは引力の発見者になっているのだ。
だから私も簡易薪おさえ木の発明者として、世にちゃんと、数字など使って、寸法や、切り込み角度、理想的重量(もちろん重いほうが安定するが、あんまり重いと移動困難なので、適正な重さの明示化)などを問えば、森永式簡易薪おさえ木として、名を残すかもしれないんだが。

そんな気はまったく無い。

なにせ、この簡易薪おさえ木、太い薪をはさむと、なかなかかっこいいのだが、細い薪だと、なんかこっけい千万。

こんな。

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どう見てもお又にち◯ぽだ。

これがさらに丸い薪だと、さらに変になる事は容易に想像がつく事と思う。

おまけにこれをノコで切ろうものなら、

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なんか下半身が痛くなる。

という事で、ただのスケベなオブジェの発明者になってしまったので、大変面目ない。

鉄型そば猪口 生成り生地 透明をホームページに追加しました。

ホームページを更新して、そば猪口の記事を書きました。

鹿児島市の「てぬか」さんにも、同じそば猪口を送りました。

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私的な詩的吹きガラスたち。

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手にとってご覧になりたい方は、行って見て下さい。

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このそば猪口の生地を、リサイクル生地にするか、従来、私が使っていた生成り生地にするか悩んだけど、どうも、生成り生地のほうが似合うような気がする。という漠然とした理由で生成り生地で作る事にしました。

物事、決めにくい時は直感でいいと思う。

あとでまた変えたくなったら変えればよいのだから。

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ホームページを新しくしました。2015年版です。

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最近、ニホンもきな臭くなってまいりました。
暗黒の2015年の幕開けかもしれませんが、皆さん何とかやるしかないですよね。
国というものは結局、民に犠牲や、理性や、強制や、税制や、自制や、協調性や、自粛性?を押し付け、自らは生き延びようとするツル性植物のような醜い姿なのが本来。その醜い姿に十二単のようにコロモを被ってカモフラージュしていたのがコロモを一枚ずつ脱ぎ捨て、あられもない姿を現しつつあるのが最近たまらん見苦しい、というか見たくないですね。

ということで!

ホームページをリニューアルしました。

たよりになるのは・・・・・・

{くらかけ山の雪}

でしょうか?

私は?です。

森永豊ホームページ私的な詩的吹きガラス

 

 

クリスマスとレーマー杯。

今年も、うやむやのうちにクリスマスが終わってやれやれ、だ。
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近ごろは子供も、サンタはパパとママ、日本語でいうと、とーちゃんとカーチャンだと、どここらから仕入れてきたらしく、あまり、むやみな要求も言わなくなったので安心である。

しかしながら一応、「サンタの声を聞いて、プレゼントを買っているのよ。」と、相方はゆってるようだが。

むやみにイルミとかはしないが、一応はいつもより、少し、ごちそうが並ぶ。

私はレーマー杯でワイン。つまみは回転焼き。

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ワイングラスの台が、つけ足でなく、ブローフットのものを作ってみたら、意外に簡単だったので、これならブローフットのワイングラスも作れるんじゃないかと、作ってみたらなんとかできた。

一人で作るのにブローフットは意外と簡単にできるようだ。

特にガラス生地が硬いときは、ブローフットのほうが軽く出来ていいのかもしれない。

ただコイル状の紐を巻き付けるのが一人だと、ちょっと気を使う。すぐに冷めて紐が付かなくなってしまうからだ。

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昔の人も緊張しながら作っていたんだろうな。

今の価格でどれくらいの値段で取引されていたんだろう。

そんな事を考えながら、回転焼きで飲むワインもなかなかなものである。