「くっそー!暑い、熱い!」と
汗を吹き飛ばしながらコップを作っていると、
後ろから声が、
「そんなに暑いんなら、サラリーマンとかなればよかったじゃん」
びっくりしたが、夏休み中の下の娘がいつの間にか背後にいたらしい。
「シャツ着てクーラーとかつけて」
ごもっともだが、「そんならお前がなればいいじゃん」と言ったら、
「いやだ」
「なんで?」
「なんとなく」
たしかにまあなんとなくごもっともではある。
しゃべりながらであったが、かっこ良くコップの口を仕上げに広げようとしたら、
あぶり方が足らず失敗。
「失敗だね」
と一言、
去ってゆく。
後ろからえらそうにゆうーな!
と言おうとしたが、もうそのへんにいない。
只今北海道釧路で展示会中です。