パンみたいにふくらむガラスもあるのだ。

久しぶりに生地を泡生地にした。

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ひところヤイヤイと泡生地のガラスを作りたくっていたが、生地を作るのが少々めんどうなのもあって、いつの間にか普通の透明なガラスばかり作っていた。

重ソウを投入してぐーるぐーると真っ赤なガラスを鉄の棒でかき混ぜると泡生地の出来上がり。

泡の生地を作るのには熔けたガラスにいろいろ混ぜ込んでかき混ぜると泡生地になるのだが特に、アルカリ性のものがよくガラスに馴染む。

重ソウは、ふくれ菓子を作るのに使うくらいだから、熔けたガラスに混ぜるとほんの2,30グラムですごく泡立つ。

相当泡立つので、重曹を投入した直後のガラス生地は、まるでイースト菌が生きてる食パンのようにふくふくしている。

ふくふくしていて、とても巻き取れないので、しばらく落ち着かせてから作り始める。

出来上がったものは泡の分だけ少しだけ軽い。

別に目方で売っているわけでは無いのだが、膨らんだ分ちょっと得したのではないか?などど、せせこましいことを考える。

実際、同じ大きさの泡の入っていないグラスと比べると、持ち上げたとき、ふわりとした感じがする。

ふくれ菓子ならぬ、ふくれガラスになっている。

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