私のガラス作業小屋は昭和元年生まれ。
昭和に1925を足すと西暦になるので、1たす1925で西暦1926年生まれ。
今2013年なので、2013ひく1926で、今のお歳は87歳なのだ。
お歳なので、あちこちガタがきているのはしょうがない。
今、一番の悩みは西側の壁で、道路ばたで、毎日風雨にさらされているので、板壁が薄くなって来ていることだ。
厚さ5ミリもない薄い板なので、木目の夏時期のやわらかいところが、長年の風雨で侵食され、ついに、あなほげになってしまってきているのだ。
西日が差すと内側からはこのように、とてもまぶしい。
照明代わりになっていいのだが、問題はこれだけ薄くなってくると、おならの音が外に丸聞こえになることだ。
この薄い壁を隔てて、西側は、文句なしの公衆用道路がばーんと直線で通っている。
このスケスケの板壁の内側で、会心の一撃を放とうものなら、公衆用道路を通行している人が、まず、びっくりする。
びっくりするぐらいならいいが匂いまでもれては迷惑というものだ。
そこで、この壁をなんとかしたいのであるが、これが難しい。
なにせ薄い、とにかく夏木目がぺらぺらに薄い、ので内側からコンパネなど打ちつけると、絶対にベキ割れてしまうだろう。
外側からトタンなど打ち付ける手もあるのだが、長年這わせてきたツタをはがして、また最初からやり直さないといけない。
私としてはどうせ、ほっとけば自然に環ってしまうような、ぼろ小屋だから、できれば自然な素材で直してやりたい。
防火を兼ねて土壁にできたら、防音効果もあるだろうから、できればその線でいきたい。
などど、考えていたのだけど、まずはこの穴ほげをどうやって、手をつけたらいいものか悩みの種で、どうにも手が出ないのであった。
と悩んでるところに、大工のH打君が遊びに来た。
(長くなりそうなので、続きはまた明日書く)