今日は楽しい検針日!冷蔵庫を替えたら電気代は下がるか?

やっと来ました。

九州電力の検針です。

先月1月18日に冷蔵庫を最近の消費電力の少ないヤツに替えました。

ドアを開けて、なんか美味しそうなのないかなー?と、探しても何もないのにむなしく探し続けていると、

「いいかげんにあきらめなさい!」

と、音とLEDの光で警告してくれるという、親切なヤツです。

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そして消費電力は以前の冷蔵庫と比べて約、半分という(数字上)節電ぶりです。

古い小さな冷蔵庫を無理して使うより、最近の節電タイプの大きめの冷蔵庫のほうが、電気代が安くなる。

と、まことしやかに言われていますが、

「どうせトウシバとかのインボーだろ」と私は、まゆつばでしたが調べてみたらどうも本当のようです。

ならば!

「九州電力にムダ銭は一銭たりとも払わなーい!」

ことを今の生きがいにしている私は、実践してみるしかありまっせん。

替えました。冷蔵庫。

 

で、今日が2月16日で、替えてから約一ヶ月たって、九州電力の検針が来ました。

さて!結果はいかん!?

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先月が、3,408円でしたので、千円近くムダ銭を払わないで済んだことになります。

完全に勝ったな、と誰にともなく自慢したくなりました。

(・・・・もとを取るのは何年後だよ?)

(・・・新型冷蔵庫は約8万でした。)

 

10年日記

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子供が学校の宿題の日記に「なにを書こう?」と悩んでいる。

「そんなに毎日、日記書かんでもいいよ、とうちゃんなんて最近全然書いてないし」

と、久しぶりに10年日記を開いてみたら、意外とちゃんと書いてあるので、親子でびっくりする。

年によって3,4ヶ月書いてなかったり、半年書いてなかったりといろいろだが、どのページにも一応なんか書いてある。

10年日記の良いところは数年前のこの日に何をしていたか一目でわかるとこだ。

たとえば2年前は「ねる」とある。次の日も「ネル」なので、おそらく風邪で寝込んだのだろう。

日記を書く元気があったのには感心する。

 

そして2008年の今頃からじわじわと灯油価格が上がり始め、この年には窯を基礎だけ残して築き直す大改造をしている。

上がり続ける灯油代に対応すべく、窯の燃費節約をねらってのことだ。

ついでに、より良くさましが効くようにダブルサマシ、つまりさまし炉を2つ作り、「今日はこっち、あしたはこっちのさましに入れる。」ことができるようにした。これでだいぶ仕事もやりやすくなった。

だが、改造が終わってガラスを作り始めた春から夏にかけ、さらに灯油価格は上がり続け、7月22日にはリッター当たり120円にまで高騰している。

今、上がってもリッター100円程度なのは、この時に「消費者の堪忍袋の緒」の切れぐあいを試したのではないか?と勘ぐりたくなる。

でもまだこのころは原子力発電所も爆発しておらず、平和な時代ではあったのだ。

このころからどんどん悪くなっていった。

10年日記をつけているとこのように時代の流れがよくわかって、すばらしいものである。

しばらくつけてなかったけど、また書き始めようと思います。

(終)

明日は明日の風が吹く

あけましておめでとうございます。

今頃何をゆってる?と思われるでしょうが、今日は旧暦の元旦です。

これこのとおり。

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うちでは昨夜、お蕎麦を食べ、今朝はお雑煮を食べて、お正月をお祝いしました。

そのあとなぜか、大掃除に移行してしまいましたが。天気がよかったので。

ちなみに、この写真の日めくりカレンダーですが、今日のように旧暦がわかったり、とか大変役に立つのですが、今日の格言や、今日は何の日?とかも書いてあって、面白いです。

ブログタイトルの「明日は明日の風が吹く」は、(幕末、明治期の歌舞伎脚本作者 河竹黙阿弥 1816~1893)の言葉のようで、手垢にまみれた言葉ですが、改めて歌舞伎脚本の方から言われると、なるほど、実に真実をついた言葉だなあ、と、ぐっときます。

そう、明日は明日の風がまた新しく吹くのです。素晴らしいことではないですか。

ほんでカレンダーの、今日は何の日?を見ると。

「ニットの日」

2月10日だから、ニット?

正月気分をこわさんでくだされ。

 

作業灯にはLEDがいいかも

さて窯を改造中なんですが、ようやく佳境に入ってきました。

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そして以外と活躍しているのがLED作業灯です。

小さなバッテリーと、車のストップランプ用の、LED36連という12V用のものを2つ使って作業灯を作ったのですが、かなり明るいです。

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LEDの青っぽい光は冷たいので、くつろぐのには向いていませんが、作業用には、仕事中、という感じがしてけっこういいです。

この作業灯は、私のお気に入りで、冬の今の時期は夕方すぐ暗くなってしまうので、こいつをひょいと持っていって、木の枝に引っ掛けて、外の作業中にも使っています。

LEDの光は冷たすぎますが、たそがれの柔らかな光の中にあると意外に良い感じで光ってます。

バッテリーがなくなって来たら、太陽光パネルにつないで充電します。

小さなバッテリーなので、晴れた日なら一日で充電してしまいます。

 

 

 

 

サスマタも進化するのだ。吹きガラスの重要な道具として。

さてみなさん。

お元気でお過ごしでしょうか?

よのなか、ますます悪くなっていくようですが、気にすることはありません。

世の中がどんどん良くなってゆく、というのが人としての希望的未来への理想なら、その気持ちを裏切るようなのが現実の世界だからです。

じゃによって、熱い希望が心の中にあるからこそ、それに反比例して、どうしようもない世の中に感じてしまうのはしょうがない事です。

さて、ブログを半ば強制的に移転してしまったので、やることが一気に増えてしまい、困ってしまっています。

で、とりあえずは前のブログのバックアップをやろうと、前のブログを見ていたら、サスマタの話が途中だったのを思い出しましたので、今日はその続きを。

醤油にどっぽりと浸して、仮焼きして使うと、グラスウールが長持ちすることをお話しましたが、そのほかに、私はこんな事をしています。

まず、作る製品のサイズによって、サスマタの開きを加減しないといかんのですが、ここを調節しやすいように、蝶ネジを締めたり緩めたりして、すぐに調節出来るようにしてあります。

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以前はサスマタの針金をぐいぐいと曲げて、調節していましたが、任意のサイズにするのに手こずったりしてましたし、また、ステンレスの針金にしていたため、酷使に耐えきれず、ある日ポキンと折れてしまいました。

ステンレスは鉄よりも強いような感じがしますが、実は何回も曲げたり延ばしたり、といった弾性が必要になるところには不向きだ、ということを知りました。

何回も曲げたり延ばしたりしていると、ある時、急にもろくなって、ぽき折れるのです。

このような使い方をするところには、ふつうの安い軟鉄の針金がベストなのですね。

ステンのほうが丈夫だからと、ステンにした私がオロカでした。師匠のところは軟鉄でした。

硬い金属は折れやすい、というのは日本刀の、硬くて切れ味はいいのだけど折れやすい玉鋼を柔らかな軟鉄でサンドイッチして作るという高度な技術を思い出せば、すぐに分かるはずなのに、自分がやってみると、そんな簡単な事に気づけないというのは情けないことですね。

それからもう一つのサスマタの工夫は、さまし炉に入れるときに見えやすいよう、懐中電灯をサスマタの手元のところにくくりつけてあります。

さまし炉というのは、出来上がった作品の歪をなくす為、500から530ぐらいの温度にキープしてある窯のことです。

作った作品は一旦この炉に入れて、翌日にかけてゆっくり常温まで冷ましていきます。

そうすることで割れにくいガラスにしていく大事な工程です。

さまし炉に出来上がった作品を入れるときには、大変、緊張するのですが、さまし炉の中はというのは五百度くらいで、まだ物体がそれ自体で熱を帯びて赤く発光し始める温度ではありませんので、中は暗く見えにくいのです。

(ぼんやりと赤くなりだすのは650度に近いくらいではないでしょうか。)

なので、さまし炉の中を確認するために明かりがいるのです。

冷蔵庫なら開けただけで明かりが点きますが、こいつはそうゆう訳にはいきませんので、私はサスマタの手元のところに懐中電灯をくくりつけて、さまし内部を照らせるようにしてあります。

 

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以前は単一電池を使ったクリプトン球のナショナル懐中電灯でしたが、最近LED電球のやつに親子亀乗せしました。

これが明るいのなんのって、最近のLED電球の進化にはびっくりしました。

単三電池を二本しか使っていないのに、今までの単一電池を四本使ったものより明るいのです。

しかも今までより明るさが長持ちします。

単一電池を4本も使っているのに、今までのはすぐに明るさが落ちてしまいましたが、LED電球は、本当に消費電力が少ないのでしょう、明るさがかなり持続する感じです。

ただLED電球は光が青っぽくて冷たい光なのが、居酒屋の裸電球の暖色系の光が好きな私としてはイマイチなのですが、こんだけエコロジカルなパフォーマンスを見せられては「まいりました」と言うほかありません。

これからはもうLEDでいきます。

みなさんもぜひ。

 

 

吹きガラスのモールのコップ、ねじるのと、まっすぐなのとどっちがいいか?(旧ブログより)

以前、吹きガラスのモールについて少し書いたけど、今日はその続き。

このみっつのコップ、モールのすじ模様がねじってあったり、まっすぐだったりするけど、皆さんはねじったのと、まっすぐなのと、どっちが好きですか?

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実はそこのところが自分でも良くわからなくなってきたので比べて見るために、おんなじサイズで3パターンのモールコップを作ってみました。
写真が小さくてわかりにくいですね。

アップ写真を、まずは左のコップから。

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これはねじっていないですね。そしてこのコップは口から1センチ程のところに段差がついています。
実はこの段差は、吹きガラスの技法の特徴を象徴しているんです。

吹きガラスは、パイプの先に熔けたガラスを巻いて作っていきます。
そして大抵の場合、一回巻くだけでは作りたい製品の量に足りないので、二回、ものによっては三回巻いて作りたい量を調節します。

このサイズのコップぐらいだと大抵二回巻きで、口元の段差はその二回目を巻いたアトがこのようになる訳ですね。
二回目を巻く時に、一回目に巻いたガラス生地が、口元にだいたい1センチくらい残るように巻くことで残る「巻きぎわ」、をデザインとして利用する訳で、吹きガラスではよく使う技法です。

では、巻き際を残さない普通のデザインで二回目を巻く場合は、一回目の生地にどれぐらいかぶせて、二回目を巻いたらいいのか?

最初の頃は何も考えずにただひたすら吹き棹を突っ込んで巻いてくるのですが、ある時「で、どこまで突っ込んで巻けばいいのか?」と、ふとギモンに思う訳です。
ギモンを抱えつつも、とりあえずは作らないといかんので、一生懸命作ります。作っているうちにギモンは頭の片隅に行ってしまうので、そのうち忘れてしまいます。
でもまた、ある時ふっ、とまたそのギモンが湧いてきてしばらく悩みます。
悩むけど正解は出て来ません。

これはお風呂のお湯に漂っている湯垢状のものをつかもうとするも、ふわっと逃げられて、それを2,3回やってるうちどっか行ってしまい、最後の仕上げにもう一回お湯につかると又同じ形状の湯垢がふわふわと目の前に浮かんでいる。
とゆうのと、かなり似てますね。

実はその答えは何年かやってるうち自然と、とけてしまうのですが、ここで手っ取り早く正解を言っちゃいます。

何のことはなく、「作るものによって突っ込む深さを変え」ればいいのです。

モールのすじ模様をまっすぐにしたければ、さっきのコップのように一回目の生地を残して、半分ぐらい突っ込んで二回目の生地を巻きます。

逆にちょっとねじったモールにしたい時は、ほぼ突っ込んで巻いてきます。一回目の生地が2,3ミリ残るくらいでしょうか。こんな感じに仕上がります。

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これを更に突っ込んで、一回目の生地が完全にかぶるように巻いてくると、すごく細かくねじれたモールになります。

そして最後にこの段差がなく、まっすぐなモールのコップ。

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このコップ、シンプルで簡単そうに見えますが、実はここの三つのコップの中で一番難しいです。

なぜならば、一個目のコップの段差がついている部分を、なんらかの道具で、切り取ってしまうことで、このように仕上げるからです。

割とムリヤリ切り取ります。

工場などではローレッジという専用の切り離す機械を使いますので、そんなに難しくはないのですが、これを人間が手でやろうとすると、かなり無理やりな事になって、作っている時は「えーいくそー!」と10回ぐらい言わないと良いのができません。

とゆう訳で、私はどのコップが好きなのかというと。

やはり苦労して作った最後のコップが好きです。

シンプルなとこもいいですもんね。

 

 

「旧ブログより」小花瓶 吹きガラスの小さな花瓶を作りたくて。

吹きガラスの小さな花瓶を作りたくて。

 

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撮影  山之口 真一     デザインスタジオ

今度鹿児島市で開く展示会用の写真をスタジオで撮ってもらう。
さすがにプロの写真はいい。
デザイナーの方々も優秀な人が揃っていて良い葉書ができた。
とりあえず、メインの写真のみアップする。

2014/6/25 新ブログへ移す。

私のガラス小屋(旧ブログからの抜粋記事)2010年7月28日

これが私のガラス小屋だ。吹けば飛ぶようなとは、まさにこのことだろう。
壁板の厚さ、平均約5ミリ。透けているところもある。

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(追記2014年2月21日)ブログを始めたころのガラス小屋。

この頃はまだ一ツ葉の木もある。

巾が二間しかなくて狭かったが、日当たりは良かった。今は一間増築して広くなったが、日当たりは悪い。

何にしろ、いいことばかりはありゃしない、のだ。

 

(今の小屋)

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また扇風機 (旧ブログからの抜粋記事。暑くなったので久しぶりに見てみたくて。)2010年7月17日

股火鉢という言葉をご存じであろうか?

これは寒いときにあまり寒いので、火鉢を股の間にかいこんで、あったまろうとすることであるが、鹿児島も梅雨があけてあんまり暑くなってくると、股扇風機というのが出てくる。

これはまあ、だいたいわかるだろうけど、あまり暑いので、せんぷうきを、またの間にかいこんで、ひとり涼しくなろうというもので、かっこ悪いのもあるが、涼しさをほしいままに一人じめにしているので、だいたい女房、子ども達に不評である。

あさましいことに子どもが、最近これをまねし始めて、机の下に、自分専用のせんぷうきを、置こうとする。
子は親の背を見て育つというが、こいつはいったい、親の何を見ているのであろう。

将来、年頃になって、またせんぷうきをしているお姿が、お父さんそっくりと言われては、子どもがフビンなので、ひそかに没収するつもりだが、見つかって醜い争いになるかもしれない。

股扇風機
股扇風機