ガラスの色について。

 
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さてこの、オオイヌノフグリような一輪挿し二種であるが、よく見ると透明ながら、色合いが違う。

大きいほうがやや、薄青緑がかっており、小さい方は少し茶色っぽい。

これはガラス原料の中に入っている鉄などの、微量成分の違いで微妙に違ってくるのである。

微量成分なので、鉄の塊がどかっと入っている訳ではない。残念ながら。
塊が入っていたらおもしろそうなのだが。

ごく微量なので分子レベルで結合して、イオン発色しているらしい。しかし微量すぎて反応が見えないのが残念。おもしろくないですな。

ま、そういう事で、吹きガラスの色も、こうゆう透明ながら微妙に違うなどという所に来ると、俄然面白くなってくる。というのは大げさで、すこ~し面白くなってくる。

そして、残念ながらそこから大きな地平線的大展開が開ける、という事は、ない。

多分袋小路止まりかな。

あまり深入りしないほうがいいだろう。

さて、これも6月1日からのエムズギャラリーさんでの展示会で出品予定である。
さりげなく宣伝である。

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