梅雨の晴れ間に畑仕事。
今年は芋のツル植えが間に合った。
軟弱ながら、買ってきた苗で間に合わせた。本当は芋を植えてツルが生えてきたのを次から次へと植えるのが楽しいのだが、梅雨に入ってしまったのでやむを得ず。
でも何か植えると畑に見に行く楽しみが出来るってすばらしい。
おんぼろ小屋で今日もコップを吹いている。
南海高野線、橋本駅からもうひと駅。
「学文路」駅がヒロ画廊さんに一番近い駅。
特別な町ではなく、どこにでもあるふつうの町。
橋本市が、人口6万人くらいだそうで、よくある規模の町だと思います。
そういう町に画廊があるって、いいなあと今回行ってみて思う事でした。
別に銀座とかじゃなくて、自分が住んでいる町に、美しいものが展示してある空間が、いつもあって、ふらっと行けば、何かしらの新しい展示会をやっていて、オーナーさんとひとしきりお喋りして帰る。
豊かな生活だと思います。
ヒロ画廊のオーナーの廣畑さんは、そういう日常の周りに置ける気さくなアートを扱いたい。
と仰っておられ、そのポリシーがお店に出ています。
そういう画廊が近くにある人達、ほんとに羨ましいです。
どうですか? あなたの町にもヒロ画廊。
昭和の時代に学校帰りの道の曲がり角に、駄菓子屋があったように、いまの時代に町に画廊が一つあったら楽しいだろうな。
そう想像したら、豊かな気持ちになります。
もっとも、常連のお客さんとお話したら、「今でこそ常連で、時々お手伝いしたりしてるけど・・・・・」
「最初は、えっ!って感じで、なんでこんな所に画廊?があるの?」
という感じだったそうで、中にはいるまで、何日か周りをウロウロして、入るのにずいぶん勇気が要ったそうです。
わかります。そのお気持ち。
でも、入ってよかったですね。
もう一度、羨ましい。
頼まれて大きめのコップを作った。
こういうシリンダー型のグラスの場合、下半分だけでも型を作ると仕事がやりやすい。
で、このコップの型に何を使ったのかというと、「竹」である。
私は鉄型やら、木型やら、ブリキ型、それぞれ使うのだが竹をみるたんびに、
「こいつにいれてみたいものだ」と、
常々思っていた。
吹きガラス吹きにもいろいろいて、穴と見れば何にでも吹き入れてみたくなるタイプ、つまり型もの好きタイプがいる。
私の北海道の師匠がこのタイプで、彼はコンクリートブロックの穴に吹き入れて棹が抜けなくなり困っていたのを、おかしく思い出す。
二回目はちゃんと加減して入れて、かっこいいとっくりを作っていたが。
この穴と見れば何にでも入れたくなるのは、私の同級生にもいて、彼は校庭に掘った穴に入れていた。
何を入れていたのか私も思春期で未熟者だったので、よく分からないが、多分やはり、竿様のようなものであったのではないだろうか。
女子高生の走った汗のあとのとこがいいとか言っていたが、なにがいいのか未だに不理解千万である。
抜けなくなって騒ぎになったらわかったのかもしれないが。
ま、それはさておき。
竹形はこんなふうになった。
なかなか使えて、うれしい。
いろんなサイズの太さで試してみたいものだ。
内部はこのように、よく焼くと黒くカーボンが付いて、ガラスの肌がきれいになる。
まあ、そうゆう事で、竹もなかなか吹きガラスの型として使えるのだが、ただ、欠点が2つほどあって、竹を水にずっと漬けておくと、アクが出るのか、すごい「腐った刺激臭」が出ること。
「柿渋」の匂いをご存じのかたがいらっしゃるだろうか?
まさにあの匂いといっしょの匂いである。ちょっと癖になりそうな。
このアクがあるから、竹はあまり虫に食われず強いのかもしれない。
2点めは、「竹は必ずしも完全な円形ではない」と言う事。
自然のものだからか、完全な円ではなく、楕円が多いようだ。
廻し吹きすれば問題無いだろう。
以上、竹型について。
参考になれば幸いである。
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暑くなったら急に怒涛のように注文が殺到してきてメシを食うヒマもありません。
というのは大げさですが、最近汗だくになって仕事し終わると、眠くてしょうがなくて、急に寝てしまいます。
おかげで早起きし、自動的にサマータイムに突入しているのでもう私は夏時間で、ビールがうましです。
そうゆうことで、久しぶりのホームページもよろしくです。