ロケットストーブの記事をまとめて書く予定です。
まずは一回目。
おんぼろ小屋で今日もコップを吹いている。
小屋の改造写真を整理したのでアップしときます。
好きな人にはたまらんでしょうが、興味ない人はスルーした方がいいです。
暖かくなってきたので、久しぶりに人吉の魚座民芸店にガラスの納品に行く。
定番のコップ、小さな一輪挿しなど、いろいろ。
人吉市という場所は不思議な所で、独特の文化圏を形成している。
町中いたるところある温泉。
急に出っくわす、美味しそうなお店(うなぎ屋とか、蕎麦屋とか、ラーメン屋とか、うどん屋とか、和菓子屋とか)
山に囲まれた土地柄のゆえ、林業が根付いており、本業仕様の道具を扱う鍛冶屋さんが、ちゃんと仕事をしている。
蒸留しないほうが、すごく美味しい日本酒になるのに、あえて米焼酎に蒸留して、無限のバリエーションを生む球磨焼酎文化を創りだしている不思議。
などなど、物好きな人々が住む町である。
亡くなられた先代の魚座民芸店の、ご主人が、
「ここの人達は目が肥えているから、良い物を出しなさい。」
と言われたが、まったくその通りで、町全体が物好きな気分、
のオーラをかもし出しているように感じる。
帰り、
いつものお気に入りの温泉に寄ったら、
あいつが、働いていた。
おいおい、お前働きすぎだろ、くまもん!
ムトーハップをご存知であろうか?
お風呂にキャップ一杯入れると、たちまちに白濁したお湯になり、家庭で温泉気分になれるという、あれである。
私の行きつけの温泉がリニューアルして、妙に、こ奇麗になってしまったら、行く気が失せてしまったので、
「家温泉にするか。」と、ドラッグストアで久しぶりに、ほんと久しぶりに、20年ぶりぐらいかな、ムトーハップを探してみたが、ない。
入浴剤のところにあの、独特の横書き漢字数字「六一〇」のラベルが見当たらない。
「あ、そーだ!あれは確か医薬品みたいな扱いだったから、お薬コーナーにあるのかも、、、」
と思って店員さんに聞いてみたら、
「あ。ムトーハップはもう販売しておりません。販売元が製造を止めてしまったのです。」
とのお答え。
え?なぜ?
どうゆうことだろう?
あれは永遠に販売し続ける商品だと思ったが、、、
なんか釈然としないので、ふだんはあまり開かないウィキペディアに聞いてみると。
『しかし、2007年頃から流行した硫化水素ガスを発生させることによる自殺への使用が一部で急増したため社会問題となり、2008年4月に販売自粛の措置がとられた[1]。同年7月いっぱいで自粛要請は解除されたものの、販売の見通しが立たなくなってきたことや後継者不足等の社内事情も重なり、同年10月いっぱいで生産工場が操業を停止した[1]。』
なんと!ソーダッタノカ。
そういえば、トイレの洗剤と混ぜて、悪いガスを発生させて自殺する人がいたなあ。
それで自主規制ですか??
ますますつまらん世の中じゃ。
クラフト・センター・ジャパンの見本市の最終日は雪でした。
朝から降りだした雪は止むこともなく降り続き、夜にはすっかり一面の雪景色になりました。
雪景色に酔って、朝起きて飛行場に向かったら、電車は完全ストップ。
成田空港に行く手段は、JR、京浜急行、高速道路、全てストップです。
しかし、朝出てきた池袋の街は、快晴でいい天気だったので、いつかは雪も溶けるだろう、
と山手線の日暮里駅で、京浜急行への乗り換え口に並ぶこと2時間45分。
隣に並んでいた、上海に帰るという、中国人の人と話してるうち、やっとゲートが開きました。
なんだか、こんな時は隣の人と喋りたくなるものなのですね。
京浜急行の駅員さんも何だか嬉しそうに、すいませんでした!と叫んでいます。
しかし、成田に行くスカイライナーの予約はとっていなかったので、どうしたら良いのか?
と思ってたら、駅員さんからこんなキップをもらいました。
「着駅精算券」!
つまり、着いた駅で、特急だろうがなんだろうが適宜、精算して下さいという、すばらしいキップで。
これで成田に向かいます。
で、
成田に着いたら、こんな状態。
!?
既に寝ている人がいます。
なんだか悪い予感。
はたして鹿児島行きは出るのか?
尚、この時点ですでに離陸予定時間は過ぎています。
半ば、悪い予感の当たりそうなのを感じつつ、搭乗手続きの列に並ぶと、
やっぱり欠航・・・・。
ま、
さっぱりとあきらめて野宿の準備に入ります。
ガイジンさんから寝袋を分けてもらい、とりあえず緑の木の下を寝床にすることにしました。
、ってもフェイクの木ですが。ま、気持ちで。
とりあえず何もすることないので寝ましたが、寝袋だけでは床が冷たくてブルブルです。
空港ビルをうろついて、売店の横で、ダンボールをゲット。
なんだか、昔のホームレス体験がよみがえります。
とりあえずこれで、しばしの安眠を確保。
夜半、カートを転がすようなガチャガチャ音で目覚めると、いつの間にかビスケットと、ペット水が枕元に置いてありました。
成田で、こんな優しいサンタさんに会うとは期待していなかっただけに嬉しかったです。
そしてエアーマットも配布していたので、こちらは自己申告して、ゲット。
やっと完全安眠状態になりました。
で、結局、朝6時にヒコーキが出たので、ゆっくりマットで眠れなかったのがちょっと残念。
やっと機上のヒトとなりました。
「翼よ、あれがマウントフジだ!」
やれやれ。
明日から東京行き。
当然一番安いジェットスターで行くのだが、出るのが夜の8時、成田到着が10時過ぎなので、そこから都心行きの最終列車に乗れるか、ちょっと心配。
安いヒコーキ、いわゆる、LCCローコストキャリアはよく遅れるらしい。
今回、クラフト見本市は初出展なのだが、一人のスペースが90センチ×90センチと決まっており、そこにどれだけ展示できるのか、ストックスペースはあるのか?行ってみないと分からない。
とにかく、こうゆう自分で売って、自分で梱包、お金のやり取りもするというイベントに出品する時は、何か忘れ物があったらアウトだし、余計なものを持って行っても、置き場所に困るので、荷造りに気を使う。
そこで!長年の経験に基づいて作ったチェックリスト、が役に立つ。
いわく、ガムテ、ハサミ、巻き尺、のり、布、クリップ、ピン、カッター、領収書(印紙)、印鑑、朱肉、きがえ、(下着、パンツ、靴下のワンセット)ねまき、ゾーリ・・・・・・以下まだまだ続く。
わざわざ、着替えを書いてあるのは、以前パンツを忘れてコンビニで高くて、かっこいいパンツを買う羽目になったからだ。
尚、ねまき、ゾーリのセットは、これがあるとワンランクくつろぎ度が違う贅沢品であるが、今回ジェットスターは手荷物だけの搭乗にしたので、やむを得ず割愛。
くしくも、2月9日は東京都都知事選。
私も東京にいるが、残念ながら投票はできない。当たり前だが。
接戦になるようで、結果がたのしみである。
東京の人、私のかわりにぜひ行って下さい。
江口寿史、ヤマザキマリ、吉田戦車ら著名な漫画家・イラストレーターが描いた、「選挙に行こう!」と呼びかけるイラスト。これらはすべて著作権フリーで、誰でもダウンロードして自由に使用できる。
クラフト見本市の荷造りがやっと終わる。
いつものことながら見通しが半分くらい甘く、昨日終わらせるつもりが、今日の正午になってやっと終わった。
どうも私は、「荷造りなんぞ一日で終わる!」
と、勘違いしている箇所があるらしく、結果、いつも押してしまい、心の中で、涙ぐみながら荷造りをしている。
これはどうゆうことか?と、たとえて言うと、
開聞岳に登ろうとして、登り始めたら、実は羊蹄山だった。
(鹿児島県 開聞岳 かいもんだけ、見事な円錐状の山容から薩摩富士 さつまふじ、と呼ばれる。
標高924m)
(北海道 羊蹄山 ようていざん、見事な円錐形の山容から蝦夷富士 えぞふじ、と呼ばれる。
標高1,898m)
標高が倍くらい違うんだな。
ほかの例えで言うと、山登りしようと、ワクワクしながらディパックに荷物を詰めて、やっと、ふもとの登山口に着いたら、もう日が暮れようとしていた。
という感じである。
ま、とにかく、荷造りを甘くみていると、あとで泣きを見る。
もう何とかしようではないか。
せめて今度からは、登山口に昼前には着くようにしたい。
で、
荷造りを終えて外に出たら、もう梅の花が咲いていた。
なんか損した気分。
やっとこさ、年賀状を書いた。
ま、私は基本旧暦で生きているので、今年の旧暦のお正月は1月31日だから、間に合ったようだ。
で、余った年賀状を切手に替えてもらおう、と郵便局に行ったら、こんなチラシが。
え、52円?じゃ50円切手に変えてもらってもムダじゃん。と、急遽、一円切手も追加する。
52円切手の発売は3月3日とのこと。
よく読むと確かに書いてある。
「消費税の改定に伴い、郵便物・サービスの取扱料金を変更させていただきます。
なお、変更後の料金に対応した額面の普通切手(11種類)、郵便はがき(8種類)及び郵便書簡(1種類)を2014年3月3日(月)に発売いたします。」
郵便はがき、って8種類もあったけ?
と思いつつ、やれやれ、とうとう来たか、消費税値上げか。
予想はしていたが、はっきり現実的に見せられると、かっくり来る。
シャカイホショウとゼイのイッタイカイカクなどと、言っていたが、上がるの決まったら、一体化するのはやめたようだ。
どこ吹く風の消費税、こいつほどすっとぼけてしらばっくれて卑怯な税金はない。
何が頭にくるって、子供のお菓子にまで課税するのがハラが立つ。
子供は親が消費税払いつつ育てているのに、その子供からもお金を絞り取るとは、見上げたせせこましさだ。
ガソリン税もそうだが、これは税金の二重取りである。
二重税金。英語にすると、ダブルタックスだ。
なんか英語にするとかっこ良くなってしまったし、これ以上ハラ立てても、悪酔いするので、もうやめる。
おやすみなさい。
鹿児島に帰って来たら急に暖かい。
今日など20度越え。間違えて桜が咲くのではないかと心配になる。
山の家に作る予定のロケットストーブも要らなくなるのではと思う程、暖かい。
ネットをボーと見てたら広島県三次市(みよしし)で、自作薪ストーブの大会が3月にあるらしく、とても行きたくなる。
【おいしい、暖かい、面白い、気持ちいい
“平和な暮らしのための手作りストーブ祭り”
薪を利用した暮らしが、今再び注目されています。
2011年3月の福島原発事故以来、エネルギーや食べ物を自給したいと思う人達が増え続けています。
そんな人達にも役立つ知恵を共有しましょう。そして、韓国から火を扱う達人がやってきます。
日本と韓国、これからのエネルギーについての交流が始まります。】
薪や、ガス、灯油を燃焼させることは、語り尽くされてきた感があったが、ロケットストーブの登場で、まだまだ効率の良い燃焼について、いくらでも研究のしがいがあることが判り、最近また私も、炎好きの血が騒ぎ始めている。
吹きガラスを始めたのも、火が大好きで、自分で、窯を作り、火を自由に扱ってみたい、というのも理由の一つなのだ。
私がガラス窯をついた頃は、二次燃焼空気をうまく使うことが全盛の時代だった。
ところが、ロケットストーブは強い上昇気流を使って、効率よく燃料を燃やそう。という考え方が、基本になっており、二次燃焼は二の次という感じである。
どちらが良いのか?というと、ケース・バイ・ケースで、要は作ってみんとわからん。ということだ。
しかし、目指すところは一緒で、燃料を効率良く燃やし、発生した熱を再利用して、無駄のない燃焼行為を理想としている。
ほんの、2,30年前は、高度経済成長時代で、灯油だろうが、何だろうが、とにかくガンガン燃やしたもんの勝ち。だったのだが、今の時代の、燃焼をもっと良く考えてみよう、という流れは新しい燃焼の科学を生み出すだろう。
そう考えると、とても面白い。
(写真はその辺にあるもので作ってみたロケットストーブ壱号機。)
フランク・ロイド・ライト設計の自由学園明日館で、クラフト見本市が2月に開かれる。
大変面白そうなイベントになりそうで、今からとても楽しみにしている。
作家として、作品を作っていく上で、作家的であるか、民芸的であるか、クラフト的であるか?それぞれ、どこに荷重を置くかで、作るものに、だいぶ差があるように思う。
かなり、おおざっぱに、たとえ話で言えば、
まだそんなに深い知り合いではない知り合いと、食事に行くとして、
自宅に招いて、得意料理をふるまうのが「作家的」
とりあえず、みんなと、鹿児島弁でいう「飲んかた」でわいわいやるのが民芸的。
大事にしているお店に行って、一緒に食事するのが「クラフト的」
だな。
と、私は勝手に決めつけている。
ま、いろいろ、異論はあるでしょうが、今回のクラフト見本市。
楽しみです。
暇な人はぜひ来てね。
http://www.craftcenterjapan.jp/2014/index.html