充電式バッテリーチェンソーいろいろ比較して悩んだが、突然、朝、コーシンの充電式チェンソーを買った。その1

 実はマキタの充電式チェンソーを買おうと決心していたのである。

昨夜、ネットで、マキタと、ハスクバーナと、スチールと、あとリョービと、どれがいいか散々悩んだ末、「よし、マキタにしよう!」
と決め、ポチろうと思ったのだが、ショーチューで、いい気分になっており、 

「今ポチっては、意志力が、ただのショーチュー力になってしまいます。」

と、我が心に言われ、ポチらずに寝たのである。

で、朝起きて、意志力にもとずき、ホームセンターに行ったのである。

店内に入り、マキタの充電式チェンソーを持ってみたのだが、やはり、気になっていた点、

「やっぱ重いな、両手ならまあいいんだが・・・、バッテリーなしでこの重さだもんな。」

そう、重量が気になるのである。

せっかく買う充電式チェンソー、できれば、トップハンドルのエンジンチェンソー並に、持ち運びが苦にならない程度の重さであってほしい。

なんせ、ゆうべ見た中で、一番気になったのが、スチールのGTA26、ガーデンカッター。

これ、かわいいし、なんかこういう手のついたロボットがいそうで楽しい。
値段もバッテリー付きにしては安いし。

もう少しだけ大きかったら、決定だったのだが。

で、ふと後ろの棚の上部を見ると、「あれ?」

「これスチールか?」
「いやいやホムセンでスチール売ってる訳なかろうもん。」

オレンジと白の、色使いのチェンソーが目に入った。

「ほうほう、これは?」

と見ると、コーシン製のバッテリーチェンソーだ。

ここ最近、充電式バッテリー草刈り機が出てきて、なんかよさげなイメージのあったコーシン社のトップハンドルバッテリーチェンソーだ。

そして、何と、今なら、予備バッテリー、一個付き!

そして、値段が、税込み19,800円。や、安い。

え?、予備バッテリー付きで、(予備バッテリー、推定一個正価3,500円税抜きぐらいだとしても?)このお値段?

と、まるで朝っぱらから、ジャパ根っと高かったのような、惹起文句が脳内を乱走してしまい・・・・・

「ごめんなさい、マキタ君」

買いました。スマートコーシン充電式小型バッテリーチェンソーSCS-1820予備バッテリー一個付き。

つまるところ、私がバッテリーチェンソーで、一番知りたい点は何か?と言えば、ただ単に、

「バッテリーチェンソーで、木を切ったらどんな感じなんだろう?」

という点につきる。

その他、バッテリーチェンソーのメリット、

「高所に登って(たとえば、木登りしつつ)作業しても、始動が楽であり、万が一、キックバック等で、手がすべっても、すぐ停止するので安全。」である点。

「混合ガソリンがいらないので、準備が楽。(ただし、チェンソーオイルは必要だ。)」の点。

「エンジンチェンソーと比べて、静か。近所迷惑にならない?(なりにくい。)」だろう点。

等々、いろいろあるのだが、バッテリーチェンソーを買って知りたいのはただ、

「これで切ったらどんな感じなんだろう?」

それだけが気になるのである。

その気になるところを、イチキュッパで解決できるなら、オレは買うよ。

「スマン、牧田。」

で、まあ要するに買ったのですが、さて、実用レポートとか、インプレッションとかに移るのです。

長くなってきましたので、続きは次回!

こんだけ赤丸で書いてあれば、予備バッテリー付きは大丈夫だろう。

充電式バッテリーチェンソーいろいろ比較して悩んだが、突然、朝、コーシンの充電式チェンソーを買った。その2

今年も煙突掃除が終わった。2019

今年もようやく煙突掃除を済ませてホッとしている。

去年は10月末には薪ストーブに火を入れたのだが、今年は暖かいので、12月になってしまった。

横引き部が、2.5メートルあるので、ちょうどいい長さの竹の先にブラシを結んでゴシゴシやる。

前、適当に結んでゴシゴシやってたら、中で外れてどうしても取れなくて結局煙突を分解するハメになったので、気をつけてやる。
さらにその前には、わざわざ新品で買った煙突専用ブラシが、新品すぎてブラシの針金がきつく煙突の内径にはまり、これもどうしても取れなくて結局、煙突を分解するハメにもなっている。

こうゆう時は、やっちまったな・・・・と、しばし呆然とするのが常だが、ホントに実にマヌケだと思う。
そしてなぜか自分で言い訳を考えているのが馬鹿くさい。
いったい誰に言い訳をしようというのか。

まあそうゆう訳で、今年は無事に終わる。

前買ったブラシも使わず、竹と古いブラシで十分終わる。そういえば、薪風呂を作る左官屋さんが、
「煙突掃除にはササがよかど。」と言ってたな。
いちいち買わなくても良いのだ。

昨シーズンは、すす取りフイルターを、常にはめ、なるべく乾いた薪を使ったので、今年の煙突掃除はススも少なくて楽だった。
やっぱり薪の乾燥は大切だなと思う。

ところで、ガラス炉を使って生木の薪を強制的に乾かしてみたのだが、これが実によく燃えた。
そのうち、書くかもしれないが、私のことなので、あまり期待せずにいてください。

自作すす取りフィルター

自作薪ストーブとか、薪ストーブの改造とか。

今回は、うちの自宅のほうの薪ストーブを紹介してみようと思う。

山のほうの家には、ロケットマスヒーター型のストーブが置いてあるのだが、こちらのほうは、昔詳しく書いた

(「ロケットストーブ」もしくは「ロケットマスヒーター」製作記録第一回)

ので今度はこっち。

まあ、こっちのストーブも、いろいろと記事を書いているのだが、改造してきているので、自分でどうゆう改造をしてきたのか、混乱してきた。

最近どうやら改造熱も落ち着いてきたので、この際まとめておきたい。

まず、改造の歴史と、反省点から。

初号機、バージョン1(製作時 2015年1月27日前後)

こいつは、ガラスのルツボを切って、煙突にしてみた。

が、しかし、ルツボの接合部から、煙の漏れがあって、部屋が煙くなり、不評。
それに、ルツボはふくらみがあるので、煙道内部の断面積が場所によって変わる事になってしまい、排出効率が悪いように感じた。

(ロケットストーブの煙道面積は、変わらないほうが、いい。とロケットストーブマニュアルに書いてあった。)

なお、ストーブ本体は、新保製作所さんの、ヒートチョッパー君。

もともとは、後ろ出しの煙突だが、それは塞いで、新たに左側に穴を開け、耐火断熱レンガで、煙道を作ってある。
ここの基本部分は、のちの改造でも、手を入れていない。

上面でもお湯が沸かせるように、鉄板を組み込んだのだが、ここからの煙漏れもけっこうあって、笑えた。

それにしても、火好きの人間は、わけもなくお湯を沸かしたがる。

そんなに、お茶や、焼酎のお湯割りを飲む訳でもないのに、である。

炎好きのレゾンデートル、存在意義、の証明なのか?

バージョン2(制作時2015年2月2日前後)

 

排熱を有効利用するため、エルボと、一斗缶を使って「放熱ユニット」を煙道の途中にかましてみた。

暖かさの効果は、一応あったが、見た目がおおげさ、「メカっぽくてかっこいい」と思ってたのは私だけ。
で不評。

しかし、この時の煙突出口からの、排熱が一番温度が低かった。

木酢液もよく滴っていた。
熱回収、という点では、優秀だったのだろう。

バージョン3(制作時2016年2月18日前後)

「オーブン」と、「スス取りボックス」という、二大めんどくさいユニットを取り付けた。
思い立ったが吉日で、聞く耳もたず。という行動である。

ま、しかし、こいつは、けっこう性能がよく、オーブンも小さめ(小さいスキレットが入るくらい。)に作ったせいか、使いやすく、好評。(だと思うが。)
スス取りボックスも、それなりの役目を果たしている。
筈である。

(追記 〜この時、放熱ユニットは取り外した。オーブンと、スス取りボックスがある程度、放熱してくれるだろう、と思って。
しかし、この改造以来、木酢液の滴りはなくなったので、煙突出口の温度は、上がった筈である。)

以上、現在に至る。

詳しい記事は、以下のリンクから、過去記事を参考にしてください。

バージョン1 ルツボを再利用して薪ストーブ。Rocket Stove with Recycle Melting Pot .

バージョン2 ヒートチョッパーとバスタオル一発芸(ナミ)。

バージョン3オーブン&スス取りフィルター付きロケットストーブ。RocketStove with Oven&Sootfilter.

さて、

次の図が、今のバージョンの図解である。

 

写真では、内部の排気の流れがわかりにくいと思い、図にしてみた。

赤い点線が排熱の流れである。

実際には、これに、鉄製の扉と、背面に断熱レンガの防火壁があるのだが、図が煩雑になるので、省いてある。

また、レンガの組み方は、実際とは違う。
あくまで、おおまかな構造をわかってもらうための図である事を、ご了承いただきたい。

説明すると、薪ストーブ部は、新保製作所さんのミニ薪ストーブヒートチョッパー君。

先程書いたように、本来は、背面にある煙突口を、左側面に移動し、煙突は、耐火断熱レンガを組んで立ち上げた。

これにより、ストーブ出口すぐの煙道が断熱され、一定のロケットストーブ効果を生むものと期待している。

次に煙道は、オーブンに向かう。
オーブンと、スス取りボックスは、赤レンガで組んだ防火壁の、天井(天井の赤レンガは、鉄アングルで、支えてある。)に載っている形だ。

そのオーブンの、上と、下を煙道が通るように、耐火断熱レンガを組む。
ここは細かい作業になるので、柔らかく加工しやすい、断熱レンガを、ノコギリで切ってはめこみつつ、オーブンを囲うように、排熱の道を作った。

オーブンの下火が強くなると予想されたので、天火のほうに排熱が向かいやすいよう、上の煙道の幅を下より広げた。

それでも、試運転してみると下火が強いので、スス取りボックスの蓋をあけ、小さなレンガを下の煙道に差し込んで、こちらに排熱が行きにくいようにした。
これで今はいい感じに火が回っている。

オーブンを過ぎた煙道は、一本にまとまり、スス取りボックスに向かう。

ここで、煙突は、ちょっと途切れたような感じになる。
というか、一斗缶のサイズに広がるわけだが、感じとしては、途切れた感じ。

赤い点線が、煙道。

灰色の線が排気の流れ。

そしてステンレスのザルに、ススや灰を付着させつつ、排気は天井部煙突に向かうのだった。

 

これを見ていただいて、だいたいおわかりだろうが、この薪ストーブは、レンガと、鉄を組み合わせて作ってある。

レンガで鉄の箱をつなげるような構造である。

この作り方のメリットは、自由度、拡張性が高い点にある。

思いついたユニットを、つけられるし、薪ストーブ自体の容積も、広げる事ができる。

つなぎ目は、灰と、石灰と粘土をよく混ぜて、モルタルのように、塗りつけている。乾燥してきたら、ヒビが入ってくるので、そのつど、刷毛で、またモルタルを塗る。

 

表面用には、化粧土として石灰を多くしたものを塗ってやると、白っぽくなって、見た目がよくなる。

モルタルとしての配合は、3,3,3の等分で良いと思う。

灰を入れるのは、耐火性を増すためと、つなぎの役目。
セメントでいう、砂利と、砂の役割ですね。

石灰も耐火性があるが、展着性を増す(ひっつきやすくなる)ような感じがする。

もちろん、化粧としての役目もあるし。

場所によって、配合を変えてみれば良いのではなかろうか。

最後に、この薪ストーブでは、レンガが3種類使ってあるが、これは、私が仕事上、たまたま、集めていたもので、薪ストーブの温度域であれば、赤レンガだけで十分だと思う。

高温耐性が必要になってくるのは、1000度超すころからだろう。

(追記〜と思うのだが、念の為、というか、文章の責任上、鉄などが、熱で赤くなってくる700度ごろ、から耐火レンガのほうがいいかも。と、訂正する。
しかし、薪風呂を作る職人さんは、赤レンガだけで十分。と言っていたし、実際、私の、山の家の薪風呂は、赤レンガだけで組んである。
また、赤レンガと、耐火レンガは、サイズが違うので、一緒に組みにくいのである。(耐火レンガが大きい)
であるから、直接炎が当たるところは、耐火レンガ、という事にしておきたい。)

あると助かるのが、断熱レンガだ。
断熱レンガは柔らかく、普通のノコギリで切れるほど加工しやすいので、細かいパーツを作りやすく、作業しやすい。

A類断熱レンガが、珪藻土質のピンク色のもの。七輪のあの感じである。

C類断熱レンガは、発泡スチロールを固くしたような材質で、断熱性に優れる上、荷重に耐える強さもあるので、ガラス炉の敷レンガに使われたりする。
加工もしやすく、よいレンガだが、ちと高い。

ちなみに、断熱レンガと、耐火レンガは全然違う。

耐火レンガは硬い。

断熱レンガは柔らかい。

耐火断熱レンガは、両方の特徴を併せ持つので、真ん中をとって、やや硬い。

種類もA,B,Cとあり、得意とする温度域によって、番号分けされている。

ガラス炉には、比較的価格も安く、強度もあるB類レンガを使うことが多い。

石灰や、耐火レンガは、左官屋さんが出入りするような、玄人向きの建材店であつかったり、注文に応じてくれたりする。

 

(この記事、つづく?かどうかわからん。けど煙突掃除の事は忘れないうちに書いとこうと思ってはいる。)

 







ストーブの掃除完了。いつでも焚き始められる。

ストーブの煙突掃除と、メンテナンスが終わった。

今年は、まだ寒くないうちに終わったので、余裕である。

こうゆう状態は、精神的にもとても良い。

常にこうありたいものだが、今回の煙突掃除は大変だった。

何が大変だったかと言って、今回はタールの付着がひどかったのである。

以前の記事で、「タールは熱湯をかけたら、ペロリと落ちる」と書いたのだが、実は今度もそのつもりで、お湯をかけたのだが、なぜか今度はきれいに落ちず、かなりしつこいタール野郎になっていた。

あのあといろいろと改造し、オーブンを付けたりしたので、煙の流れが変わったり、スス取りフィルターを、はずしたまま、焚いたりして、以前と違う煙の状態になっていたのだろうと推察される。

今回の煙突掃除については、後日、画像を入れて詳しく書いてみるつもりである。

スス取りフィルターも、少しは効果があるようなので、その事もまたちゃんと記録しておきたい。

ストーブを改造すると、煙突の内部のススの状態も変わってくるとは、なかなか薪ストーブも奥が深くて面白いではないか。

ちなみに私のストーブは新保製作所さんの、ミニ薪ストーブ、チョッパー君を改造し、耐火煉瓦を組み合わせて作ってある。

思えばこの作り方も、ちょっと変、なやり方なので、これも記事にまとめてみたい。
いつになるかはわからないが。

これから、一日ごとに寒くなってきて、薪ストーブ好きには待望の季節がやってくる。

火をながめながら、記事をポチポチと書くのも良いではないか。







    

どんな死に方がいいかといえば・・・

久しぶりに、「薪山」と、勝手に自分が言っている近くの山に行ってみる。

風の強い台風が、今年は2つ連続して来たので、山道は、折れた竹や、木の枝が散乱してずいぶん荒れ果てている。

ストーブにくべる粗朶にしようと、竹を払い、風で折れた木の枝を拾う。

風で折られて、間もない枝なので、腐ってもおらず、また生木でもなく、丁度いいぐあいに乾燥している。

ぽきぽきと折りながら軽トラの荷台に入れていく。

次の曲がり道が見えるところまで綺麗にしたら、今日は終わりにしよう。

読んだ小説の中で、ふとひっかかる一節がいくらかあって、今の自分の状況によって、落っこちてくる事がある。

「粗朶をくべるのが、何故、かほどにおもしろいのか・・・・・」

池波正太郎の「真田太平記」中、年老いた甲賀忍びの首領が、
つぶやく一節である。

彼は、このまま粗朶をくべつつ、朝になったら、そこでそのまま脇息にもたれて冷たくなるのだが。

こんな死に方はいいなあとちょっと思う。







薪ストーブ新記録

昨日は5月にしては珍しく冷たい雨の日で、洗濯物が乾かないな、と薪ストーブに火を入れた。

5月も末になって火を付けるのは、最遅記録だ。

もっとも、記録を作りたくて、むりやり点火したのも半分あるが。

案の定、暑くなって汗をかいてしまった。







    

寒いとすぐに薪がなくなる。

寒い。

今年は、なんか寒い。

寒いので、とうとう薪が払底してしまった。

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何かの時代小説だったか、あまりに寒いので、自分が住んでいる家の板壁を、ひっぺがしては、囲炉裏にくべていた男のことを思い出すが、あの男は、あのあとどうしたのだろう。

とうとう、最後には、自分と囲炉裏だけ残るという話だったか、よく覚えていない。

薪ストーブ用の薪は、最低一年は乾燥させましょう。と言われるが、そもそも私は、そんな事をしたことがない。
倒した木や、もらった角材や、玉切りにしたままの太いやつを、とりあえずそのへんに転がしておく。

薪ストーブマニアは、冬のストーブを焚く時間のために、夏の暑いさなかでも、薪割りをいとわないと言われているが、ごめんだ。私はとてもそんな事はできない。

いや、気持ち的には、夏のうちに、働いておけば冬にラクなのは、わかるのだが、ここは南国鹿児島。

そんなに働いてどうする。

夏の気温30ドを超えるさなか、滝のように汗を流し、蚊に巻かれながら薪割りをする勇気はとんでもないことだ。
ただただ蛮勇であろう。

で、昼寝をしていると、あっという間に冬になるのだ。これが。鹿児島は。
今年なぞ、秋があったかどうか? 一週間くらいは、そんな気候もあったかもしれないが、暑い暑い、
と言ってると、急に寒い寒いとなるから不思議だ。

で、最初に戻るが、すぐにその日の薪がなくなる。

あわてて、そのへんに転がしておいた玉をとりあえず割ってみる。
まだ、芯が湿気っているので、もらった角材も割って足しにする。
焚きつけがないので、杉っ葉を拾いに行く。

そんな調子で、とりあえず、その日に焚く量の、コンテナ一個半分を確保する。

それから、これが、私のえらいところなのだが、その勢いで、少し、余るくらいの薪もついでに割っておく。

それを、今日は薪割りはできないな。という日の為の非常時用に少しずつためてひそかにとっておく。

実はこれを去年もやっておいたのだ。

そうやってためておいた薪を、今焚いている。

去年の一年間乾燥させた薪だ。

こうゆうのを、なんか、昔の自分に助けられるって、ゆうんですか、ああ、あの時、余分に薪割りした自分よありがとう。

と、しみじみ感謝するのである。

ばかくさい人生でも、そんな過去のりっぱな自分がひとときでもいたというありがたさよ。

まったくすばらしい。

猫のうんこを踏んで、あまりの足の裏の臭さに、激しく過去の自分をののしった今朝の私とはちょっと違う気分だ。







今年初めて炭火をつける。(そして品川アンカという豆炭アンカを注文した。)

やっと鹿児島も涼しくなったなあ、と喜んでいたら、今度は急に寒くなってきて、もう体がびっくりして、呆然としている。

まるで、崖を流れ落ちる滝のような温度変化で、私は滝の流れに削られる石のようだ。いや、

石のように平然としていたい。

と静かに決意するのだが、体は言うことを聞かず、なんか太ももの辺りから本当にスースーするので、いいのか?とは思ったが、ストーブに火入れする事にした。

でも、まだ煙突掃除してないので、とりあえずは炭に火をつけ、ストーブに投入する。

やれやれ。

さて、

今年は寒くなるそうで、また、薪ストーブと、湯たんぽの世話になるだろうが、今年は新メンバーを導入する事にした。

誰かが、フェイスブックに投稿したのを見たのだが、品川アンカという、豆炭を入れるアンカである。

品川あんか【豆炭専用あんか】

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湯たんぽは大変心地よいのだが、冷めた時の情けなさは、如何ともしがたく、今年は湯たんぽのつなぎとして、こいつを使ってみようと思う。

豆炭を使うようだが、炭を入れても使えるのではないだろうか。

届いたら、(多分)レポートするつもり。

それにしても、「品川アンカ」とは、全く良いネーミングだ。品川、と付くと、なんか工場的安心感がして良いではないか。

そういえば、昔、桐灰カイロというのがあって、あれも妙に安心感がある名前だった。

今は、袋カイロのメーカーになっているようだが、昔は、葉巻のような棒状の炭に点火して、小さな弁当箱のような、今で言えばでかいスマホサイズのような、カイロの中に入れて、手を温めたものでした。

ついでに、まだないものか、と、アマゾンで調べてみたけど、白金カイロしか出てこなかった。

ハクキンカイロ ハクキンウォーマー スタンダード 1個入 【保温約24時間】

あー、これも昔使っていたな。袋カイロも便利だけど、これは暖かさが違うし、何回でも使えるからまた使ってみようかな。

でも気のせいか高くなったような。

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それにしても、おっさん、そのハクキンカイロは特別製か?でかすぎないか。

(そして豆炭アンカ使用してみてのレポートです)

豆炭アンカの暖かさはすばらしい。







煙の出ない燃やし方。(良い焚き火をしたかったら、とにかく乾燥が一番です。)

ひのきのかおり

急いでいる方のために結論から言っておきます。

煙を出さずに燃やすにはとにかく乾燥させること。

それだけです。

野焼きなどで、もくもくと上がるあの煙の原因は、水分です。

一見乾いているように見える草刈りのあとの、数日たった枯れ草でも、まだ水分はだいぶ残っています。

ですから、野焼きすると、もうもうと煙が上がるのです。

2年ほど、軒下で十分に乾燥させた薪なら、ほとんど煙は出ません。

それでも少しは出る煙を、全くと言っていいくらい出なくするのには、以下に申し上げる方法がある。ということなのです。

つまり、ロケットストーブやTLUDストーブ(Top-Lit Up-Draft Stove)、あるいは出た煙をもう一度バーナーで燃やす方法などです。

煙を出したくなければ、燃やす前に乾燥させる時間がどうしても必要なのです。これはいかんともしがたい事実です。

しかし、今のこの初冬の時期、枯れ葉や、剪定した大量の枝葉などをじゃまくさいので、とっとと燃やしたい。

という方もいらっしゃるでしょう。

「うちら田舎じゃけん、煙なんどで文句いう人はおらせんだら!」
(えっと何弁だっけ?)

という方は、まあいいとして。

比較的、人家があるのに、

「多少の煙はやむなし!今日日曜なので、今日やりたいんじゃ!煙がなんぼのもんじゃい!文句あるんなら・・・、ヤキイモあげようか。」

と実は、ご近所に気を使う方は、

とりあえず穴を掘って燃やしましょう!

穴を掘って燃やすのは、TLUDストーブの原理に近い燃やし方で、
素焼き、
(えっとつまり、そのまま地べたで燃やす。ということですね。なんだっけ?直焼き?あるいは、ふつうの焚き火?)
に比べると、煙を少なくできます。

と、ここまで読まれて、急いでいる方は、以下長いので、読まずにすぐ穴掘りを始めてください。

TLUDストーブってなんぞや?

とか、うんちくはまあ、あとでついてきますので。

うんちくを読んでいたら、日が暮れてしまいます。

日没後、暇だったら、ひとっ風呂浴びて、心地よい疲れとともにビールでも飲みながらまた読んでいただけると、私としては望外の喜びです。

さて、ではお暇な方は以下おつきあい下さい。

TLUDストーブってなんぞや?

Top-Lit Up-Draft

つまり、

上(トップ)に(火を)灯けて、上昇気流を起こす。(空気を上に引く)燃やし方です。

ウッドガスストーブ、キャンプストーブなどの、商品タイトルで、市販されていますし、自作することもできます。

 

燃焼物の、上に点火し、燃やしていくことで、周囲あるいは下部から、燃焼のための空気を取り込み、強い上昇気流を起こし、それにより、火が強まれば強まるほど良く燃えるサイクルを生み出すという原理です。

火が強まり、強い上昇気流が起きると、さらに燃焼のための空気が取り込まれやすくなり、上昇した木質ガスが、周囲の空気と混合し燃焼する、いわば二次燃焼に近い現象が起き出します。

こうなるとこっちのもので、多少煙が出ても、炎のトップ部で、燃やし切ってしまいます。

すばらしい!

で、フツーの焚き火とどうちがうねん?

ごもっとも、どっちも同じ野外火で、同じように感じます。

が!

普通、焚き火をする時は、じょじょに燃やしていきます。
まず、新聞紙を丸めて、その上に細い枝葉をのせ、その上に少し太めの枝をのせ、それから下のほうに点火します。

火が大きくなってきたら、太い枝や、割った薪を入れて火を安定させていきます。

つまり、焚き火は下から点火するのです。

そうして燃えるうち、当然焚き火でも上昇気流は起きます。

ところが、上昇気流とともに燃えている炎の状態、というか内容がTLUDと焚き火では、じゃっかん、違います。

TLUDは上が燃えていて、下部は冷たいままです。

ところが、焚き火は上も熱いが、下も熱いです。

これにより、TLUDストーブは、すぐに燃えやすい、木の燃焼ガス(水素が混ざっている)から先に燃え、木の内部の炭素(つまり炭になる部分)はあとから、ゆっくり燃えてきます。

しかし、焚き火は、上も下も燃えていますので、木全体の成分が、同時に燃えている状態です。
木質ガスも、炭素も、炭になっている熾火も、そして、水分も、水蒸気も、全部同時に炎の中にあるのです。

ですから、煙が出やすい。

TLUDストーブの燃焼は、上が燃えつつ、だんだん下に移って燃えていくので、燃えているのは木質ガスが多いです。木質ガスが燃えきると、熾火、つまり、炭素、ようするに炭だけが残ります。

これに、土をかけるなり、密閉容器に入れるなり、あるいは水をかけてしまえば、簡易炭が出来上がります。

焚き火は、炭素も同時に燃えますので、水をかけても、残った木と、少しの炭しか残りません。あと灰ですね。

こう書くと、焚き火と、TLUDストーブ、だいぶ違いますね。
私も書いていて、びっくりしました。

さて、そういう事で、なるべく煙を出さずに燃やしたい方は、穴を掘って燃やして下さい。

穴の内壁が、火を断熱し、かつ、熱を反射しますので、よく燃えるはずです。

凝るのであれば、「ダコタホール」といって、空気取り入れ用の穴をもう一個、隣に掘って底のほうでつなげると、さらによく燃えるようです。

Dakota Fire Hole WiKi ダコタファイヤホール ウィキペディア

まあ、そこまでしなくても、火が強くなってきたら、「ボッ!ボッ!」と、炎の脈動が起きて、穴の周辺部から、空気を取り込み、二次燃焼現象も起きてきます。

炭を取りたい方は、ダコタホールより、こっちの「ただの穴」ほうがいいです。
ダコタホールは燃焼の為の空気を取り込んで、よく燃えるので、熾火が灰化してしまい、炭として残らなくなってしまいます。

商品的に、無煙炭化器なるものも、モキ製作所さんから、販売されています。

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MOKI 無煙炭化器 M 150 竹林用
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より、かっこよく燃やしたい方は、買ってみられてもいいのではないでしょうか?

穴を掘らなくてもよさそうですし。

ステンレスなので、サビて朽ちる心配もないし、熱の反射も土よりは良いのではないでしょうか?

私も欲しいところですが。どうしよう。

(と、以上、2020年11月29日に、従来の記事に、追記しました。
普通は、追記は、あとに書くものですが、以下に来る従来の記事の前フリが長すぎて、急いでいる人は困るだろうと思い、結論から申し上げる事にしました。
前の記事に手を入れようかとも思いましたが、これはこれで残しておくことにします。
暇な人は読んで下さい。)

前回、煙事件の事を書いたが、
あれから煙について、また考えてみた。

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(煙を吹き出す桜島。)

世の中には一定数、煙の好きな人もいるし、煙の嫌いな人もいるという事。

これはご理解頂けるかと思う。

が、

また世の中には、一定数、異常に煙の好きな人(私の事だ)と、
煙は好きだが、煙の種類による人(例えば、タバコの煙は好きだが、焚き火の煙は嫌いな人、など。)
や、
異常に煙の匂いが嫌いな人。(洗濯物に煙の匂いが着くのがいや。という人は一定数いて、薪ストーブの煙クレームの発生問題はたまに聞く。薪ストーブ会社の人はこの問題の事は何も言わないが、要は日本が狭すぎるのだろうアメリカなどと比べて)

など、いろんな人がいる。

kiseru2017-09-01 16.18.54
煙を吸う人もいる。

ま、つまり、煙が好きか嫌いかは、顔を見ただけではわからない。という事である。

意外と煙好きそうな顔をしているくせに、煙が苦手である。というやっかいな人もいるので気をつけよう。

こうなると新興宗教のようで、顔が煙好きそうだと、うっかり煙勧誘など始め出してびっくりされてしまい、しまった事になるやもしれぬ。(いや、私はやらないが・・・)

まあつまりは誰も居ない所でやるのが一番なのだろう。

”やる”などと言うと悪事のようだが、焚き火や野焼きなどは別に法律上、禁止されている訳ではない。

(2018年12月5日追記〜 条例上、ダメな地域はあるだろう。また、廃棄物、ゴミを燃やすのは法律上でもダメである。
最近この記事の閲覧が多いので、念の為、追記しておくが、結局、住んでいる場所や、燃やし方の状況次第、という事になる。とにかく、見た目明らかなゴミを燃やすのは法律違反である。

〜弁護士ドットコム )

もちろんプラなどを燃やすのはいけないが木や草などを(畑仕事などの業務上)燃やすのは別にかまわない。
ただ、住宅地などで近所が近いと個人的トラブルが起きやすい、という事である。

そこで煙について私が認識を深めた本を紹介しておこう。

小型焼却炉についての本である。ごみ焼却炉の話なのだが、燃焼について、実にツボをつく記述があり、個人的にとても面白かった。

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小型焼却炉 三好康彦著 グーグルブックスで読めます

特に、「第3章 煙の出ない燃焼条件」中、なぜ、黒煙が発生するか?という記述は目からウロコだった。

要約すると、可燃性ガス中の、早く燃えやすい水素だけが燃えてしまい、あとに残った炭素が、黒煙になる。という事なのだが、なるほど、全ての燃焼物は基本、炭素と、水素の化合物なので、その結合が切れて水素だけ燃え、あとに炭素が残るという図式は、とてもわかりやすい。

そうなると、燃焼物により、ススの出かたが違うのは、それぞれの化学結合状態の違いによるのだ、と理解できる。

ちなみに、煙を出さないように燃やすには、

  1. 空気とよく混合させること。空気とよく混合していない火炎は、長くなり、結果火炎面が放射冷却され、燃えやすい水素が先に燃えて黒煙が発生しやすくなる。
  2. 燃焼室内温度を高くキープする事。燃焼温度の変動が激しい時は、補助バーナーを使って、燃焼室温度を一定にする。おおむね800度以上だと、煙の発生がない。
  3. 燃焼ガスと空気が一定時間、炉内に滞留すると煙の発生が見られなくなる。800度で、2秒程必要。
  4. 以上3点であるが、これらは相互に関連している点に留意。

(小型焼却炉 三好康彦著より要約)

 

炉内温度が800度というのはかなり高いので、普通の薪ストーブなどの燃焼ではありえないが(真っ赤になるだろう)補助バーナー使用だと、ごみ焼却炉でもこれくらいの温度に上がるらしい。

ダイオキシンの発生が200度から500度で、800度になると出ないらしいから、ごみ焼却炉では常に補助バーナーを使っているのだろう。

さらに排煙もアフターバーナーで燃やして煙が出ないようにしている筈だ。

 

さて、しかし、ふつうの焚き火で補助バーナーを使う人はいないだろうから、こんな高温度は無理である。

やはり焚き火で煙を出さないようにするには、

  1. 焚き火の温度を下げないよう、できるだけ乾燥した薪を使う。
  2. 火を囲って温度を上げる。
  3. 空気の流入を多くするため、ロケットストーブや、TLUDストーブなどのしくみをうまく取り込む。

といったところでしょうか。

煙の少ないひのき キャンドル   多孔式2点着火方式により、極短時間(2~3分)程で大きな炎が上がります! 着火時の煙を強制的に2次燃焼させる為、エネルギーロスが無く、煙の発生が非常に少ないのが特徴です。




しかし、よく乾燥した木だけを燃やすなんて都合のいい焚き火は、雨の多い日本の気候では、むずかしい。

キャンプなどの焚き火と違って、畑とかで燃やしたいものは、枝葉や、枯れ草などのかさばるもので、キャンプのように薪を燃やしてくつろぐ時とは、焚き火の性質が違うのだ。

そして、刈った草や、落ち葉など、水分が残ったものを、燃やすことが多いので、水蒸気を含んだ白い煙がもうもうと出て、大変な事のように見えるのが困るのだ。

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(野焼きの煙は、水蒸気を多量に含むため、白い煙がもうもうと上がる。また、水蒸気を含み重い煙なので、地上を這いやすく、停滞しやすいので、おおごとに見えるが、実はほとんど水分である。)

(余談ですが、発泡スチロールを燃やすと、大量の黒煙が出ますが、あれは炭素だけで、全くの無害だそうです。あの黒煙は、見た目すごく悪そうですが、塩素を含んでいないので、ダイオキシンは発生しないそうです。)

煙のもとは水分、もしくは水分を含んでいるので、燃えにくくなって、いぶる煙が出るのである。

(ただし、発泡スチロールや、ゴム、プラスティックなどの燃焼時の、黒煙は別。こちらは、単に酸素不足と、燃焼温度不足。)

という事は、野焼きなどで、もうもうと上がる煙は、ほとんど水分なので、キッチリ乾燥させてから、燃やせば煙が少なくなる筈である。

しかし白い煙が出ないよう、刈った草や、落ち葉を乾燥させるために、わざわざ屋根付きの薪小屋みたいなものを作る訳にもいくまい。

そこで思うに、ドラム缶に、まず、枝葉や、枯れ草をつめておき、晴天下で、数日さらして乾燥させてから燃やすというのはどうだろう?
これなら、最初は煙が出るだろうが、温度が上がってくればほとんど煙は出ないのではないだろうか。

モキ製作所の焚き火どんどんという、焼却炉が、ネットでよく見るが、これは、燃焼温度が高いようなので、こういうのに詰めて乾燥させてから、焼いたらさらに煙は出にくいだろう。

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小さいのもあるようだ。

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焚き火どんどんについて、ネットで調べてみたが、このサイトが詳しいようだった。
撃退百貨店
Q&Aがあったが、やはり「雑草、生木は煙るので、乾かしてから燃やして下さい。」とあった。

お金をかけたくないのなら、やはり、自作しかない。
今は、ネットのおかげで、いろんな自作派の方々の記事が出て来るので、大変ありがたい。

昔のようにドラム缶に穴を開けただけでなく、二次燃焼のしくみを使ったウッドガスストーブ、TLUD(トップリットアップドラフト)が、無炎燃焼に向いているようだ。

原理は、このキャンプ用の小枝ストーブ、ソロストーブがわかりやすい。

友人が使っていて。面白いのでそのうち買おうかな、と思いつつ、結局まだ買っていない。

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(最後に〜 2018年12月5日追記

この記事を書いてから、4年近く経つが、冒頭でも追記したように、最近この記事のアクセスが多い。
皆さん「煙のでない燃やし方。」で悩んでいらっしゃるようだ。

誤解をまねかないよう、煙と、炎について、私の考えと、立ち位置を言っておこうと思う。

荒野の中で、煙を出すのなら、問題はないだろうが、結局、まわりに人がいるから、その密度によって、問題が起きるのである。

ところが逆に、人の密度が多くても、どんど焼き、や、鬼火焚き。農業や、林業仕事での野焼きなどであれば、堂々と、煙を出せる訳で、こちらは周りに人がいても問題ない。

しかし、そのような行事や、共同作業は、今の時代だんだん少なくなって来ている。
地方の高齢化、人口減(過疎とも言う、変な言葉だが。疎が過ぎるとは、どういう意味だ?)
のせいである。

そして逆に、都市部の人の密度は高くなって来ており、そういう所での煙のトラブルは多い。薪ストーブの煙苦情などである。
もちろん鬼火焚きなど出来るはずもない。

人の密度が高くても、煙に文句言われる場合と、文句言われない場合があるというのが面白い。

また、少子高齢化と、地方の人口減が進むほど、煙と、炎が人間の生活の周りから、減っていくというのも、何かの符号のようで面白い。

炎と、煙を駆逐していくようでは、生活はますます、息苦しくなっていくだろう。
そして、炎と、煙のありがたみを知らない人間が増え、ますます炎と煙は遠ざけられていく。

(炎は、ともかく、煙にありがたみがあるのか?と思うが、煙をくゆらせてくつろいだり、煙を肉に当てて、燻製に出来るありがたみがあるのだった。)

少子高齢化というが、20年前に、ちょっとした何らかの手を打っておけば、今頃は、その子らが税金を収め始めているのだ。

いや、16になれば、バイクに乗ったり、タバコを吸ってくれるので、ガソリン税や、たばこ税を収めてくれる。

いやいや、自分で、お買い物に行ける年になれば、小遣いから、消費税を払ってくれるではないか。

そんな簡単なフックも起こさずに、自分の知り合いと、アメリカにお金をばらまくしか能のない、無為無策のマスターはほっといて、私は少々、迂遠ではあるが、炎と、煙のありがたみをボディに伝えていく事で、地方の人口減と、少子高齢化の流れに逆らっていけるのではないかとバカバカしくも考えているのである。
「風が吹けば桶屋が儲かる」の伝ではあるが、無為無策よりはましだろうと思う。)







前回の煙事件の記事はこちら。「薪風呂のレンガ積み」

そして、焚き火用の釜を作った。