お花の上手な生け方。

自分が花瓶を作っているのだが、花を活けるのはさっぱり上手くならない。

花など投げ込んでそれでよし、としているから上手くならないのだろう。

しかし、やっぱり上手い人に活けてもらうと、器も引き立つのでうれしい。

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あんまり上手いので、ちょっとコツを教えてもらったら、

「面と線で活けていったら良い」とのこと。

つまり、葉っぱが面、茎が線で、それのメリハリをつけて活けたら良いのだそうだ。

なるほど、言われてみれば確かにそうだ。

そして、花を点にして、目を引くポイントを作るという事なのだろう。

 

次の写真はその法則に基いている典型的な例。

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国東半島ギャラリーめぐりもあと、2日。

今日は雨だけどお花と、花瓶を見に、涛音寮にお越しください。

お待ちしております。

 

 

田舎暮らしの家の、抗しがたい魅力に惹かれて。

今回の宿は地元のNPOさんのご好意で、田舎暮らし体験の家を借りることになった。

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田舎と言っても、ガス、水道(井戸水)、電気(冷蔵庫、洗濯機、クーラー、炊飯器、湯沸かしポット、テレビ、しめて40アンペア)、ボイラー、太陽熱温水器、ケーブルモデム付き。

で、このようにインターネットを使ってブログも書けるという、至れり尽くせりの環境。

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さらに、田舎暮らし体験の宿だからして、まだまだ付いてくる。

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広い駐車場。

 

 

 

 

 

 

畑。

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お墓。

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ご皇室ご一家のお写真。

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お仏壇。

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などなど、とりあえずはいらない物もあるが、周りに家がなくて、自然がいっぱいというのは大変気持が良い。

ただ、押入れなどにやたらと、開放厳禁。や、立入禁止。などの御札が貼ってあるのは、開けるな、と言われると見たくなるツルの恩返し気分で、落ち着かない。

まあ、田舎の家は、前住んでいた人の荷物の物置になっていることは、十分わかってはいるのだが。

さて、どうしよう。

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運動会は明るい不思議な大宴会。

小さな学校に子供達を通わせているので、運動会となると大変である。

 

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全校生徒19人で、地域の運動会もいっしょにやるから、親も子もほぼ出ずっぱりで、動き回る。

 

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去年私は運動不足がたたり、運動会のあと、ものすごい筋肉痛で3,4日使い物にならなかった。
ので、今年は、少し走りこんでから参加したが、やはりまだ筋肉痛が治らない。

小さな山の中の小学校だから、運動会はまるで宴会のようで、眺めていると、「お伽話の主人公になったような気がしてくる。」

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とは太宰治のセリフで、私はいつもこの運動会を見ると、太宰治のもう一つの特質である、明るい諧謔の語り口、の大名作「津軽」の最後のシーンが頭の中を巡る。

・・・・・「その学校の裏に廻ってみて、私は、呆然とした。こんな気持をこそ、夢見るような気持ちというのであろう。本州の北端の漁村で、昔と少しも変わらぬ悲しい程美しく賑やかな祭礼が、いま目の前で行われているのだ。まず、万国旗。着飾った娘たち。あちこちに白昼の酔っぱらい。そうして運動場の周囲には、百に近い掛け小屋がぎっしりと立ち並び、いや、運動場の周囲だけでは場所が足りなくなったと見えて、運動場を見下ろせる小高い丘の上にまでムシロで一つ一つきちんとかこんだ小屋を立て、そうしていまはお昼の休憩時間らしく、その百軒の小さい家のお座敷に、それぞれの家族が重箱をひろげ、大人は酒を飲み、子供と女は、ごはん食べながら、大陽気で語り合っているのである。 ・・・・・・
・・・海を越え山を越え、母を捜して三千里歩いて、行き着いた国の果の砂丘の上に、華麗なお神楽が催されていたというようなお伽話の主人公に私はなったような気がした。」

太宰治  「津軽」 より。

ありがとうございました。武岡トンネルも開通めでたし。でも消費税のばかもので気分ふさぐ

マルヤガーデンズ、エムズギャラリーさんでの展示会が終わりました。

今年はうちの娘の小学校の運動会と重なり、体力的に危惧されましたが、乗り切ることが出来ました。

とりあえず、ここで。

「みなさん、ありがとうございました。」

と、お礼申し上げます。

奇しくも今日は安部総理が消費税引き上げを発表しました。

おかげ様で我々自営業のヒトビトはついに、生き残りを賭けた日々に突入するでしょう。

そして、やっと武岡トンネルが上下線開通し、スムーズに通れるようになりました。

今日鹿児島市に行くとき、武岡トンネルを通りましたが、初めて一回も止まらずに通り抜けることが出来ました。

で、帰りも使ってみましたが、西田方面から、右折して、トンネルに入る信号で渋滞になるようです。

そのへんで交通量調査をしてましたから、信号のタイミングはまた調節されるのだと思います。

とりあえず、武岡トンネル渋滞がなくなったのは嬉しい事です。

これから高速料金も払いがいがありますね。

灰色の山肌になって、夕日を浴びる桜島。

鹿児島市に来ると桜島がとても元気なようで、桜島周辺の人々は灰にまいっています。

車をきれいに洗ってもすぐ灰まみれになるし、灰が侵入してくるので家の窓は開けられないし、洗濯物も外に干せません。

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マルヤの屋上へ夕日を浴びてる桜島を眺めに行ったら、山肌全面灰色になっていました。

「こりゃかなり降ったな」

皆んな、まいったまいったと言いながら、なんとか暮らしている訳で、よその人から見たら、

「よくあんなところに住んでるなあ」

と思われるでしょうが、私の街には原発があって、鹿児島市の人から見ると、よくあんな原発の近くに住めるなあ、という感じで、どっちがマシかとゆうと、桜島のほうがまだマシかと思います。

見てて美しいし、桜島は人間が住む前からずっとどーんと立ってる訳で、ヒトが文句を言うスジアイはありません。

反して原発は見て美しいとも思わないし、いらん人間が、いらんものを作っただけで、まったく余計なものを喜んで作ってくれたものです。

さて、展示会も後半に入りました。

こんな感じで展示しております。

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今日は私が子連れで行きますので、まだ来られていない方も、一回来られた方もぜひいらして下さい。

展示会の様子はこちらの、エムズギャラリーさんのブログからもご覧いただけます。

いろんな作家の展示会を開催するごとに記事をアップしていらっしゃいますので、参考になるし、面白いブログです。ぜひ見て下さい。

では。

エムズギャラリー(マルヤガーデンズ3階)

 

マルヤ、エムズギャラリーさんでの在廊予定のこと。

10月1日まで、エムズギャラリーさんで個展ですが、今回は諸事情により、私が在廊したり、相方が在廊したり、といろいろです。

今日はおおまかな、日ごとの在廊予定を書いておきます。

今日9月27日(金) 私がお昼すぎごろから夕方までいる予定です。

9月28日(土) 子供の小学校が休みなので、家族3人でお昼から、夕方まで。

9月29日(日) 小学校の恐怖の運動会で在廊出来ません。ごめんなさい。

9月30日(月) 私か相方が在廊予定です。前日の運動会で、こなされ、筋肉痛で死んでると思いますが。

10月1日(火) 搬出日ですので私と相方、二人とも在廊予定です。この日は5時で終わりですのでご注意下さい。

そんなところです。

いない時はマルヤガーデンズ内を探索しているかもしれません。

ご用のある方、またはただ顔が見たい方は、ギャラリーの方に言って頂ければ、携帯で呼び出しをかけてくださいます。

それでは、お待ちしております。

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メイキング・オブ ザ ディーエム、あんど、ガラスの撮影のコツについて

展示会の葉書を自分で作ることが出来るようになったけど、いい事ばかりではありません。

まず、当たり前ですが、時間を取られること。次にボツが多くなるのが問題。

すぐ変えられるので、ダメ出ししては、ボツにする。

たとえば今回製作中の葉書。

「もういいかげん、作品がばーんと載ってて、いかにも展示会ですっ!ちうのは、ハガキ貰う人も飽きてるだろうから、今回はオレの写真を全面にばーんと出したのにしよう!」

と私。

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この画期的作戦は、

「あなたの写真で人が来る訳ないでしょ。」

と、相方にあっさり却下される。

ねばったがダメでした。。

次に我が家の愛玩猫の「くまち」が私のガラスの器で、美味しそうに食事しているところをフューチャリングしてアップしようとしましたが、ギャラリーオーナーの、

「猫が嫌いな方もいらっしゃいますから・・・」

と、これも却下。

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多分「猫嫌い・・・」はうまい言い訳を思いついたからそう言われただけで、おそらく、私があらぬ方向に暴走しそうな危険性をいち早く感じ取られたもの、と推察されます。

最後は私がプロ並みの撮影テクニックを発動させ、一気撮りを敢行。

ま、やっぱりこんな感じが無難なんですな。

 

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さてここで、

ガラス作品の写真撮りちょこっとアドバイス。

ガラス作品を撮影する時、マクロモードを使って撮りがちですが、マクロモードだと、レンズに近いところだけ大きく撮れてしまい、作品のフォルムを崩してしまいます。

で、この場合、望遠レンズを使って、かなり離れて撮るのがいい感じになるのです。

この写真で、2メートルぐらいは離れて撮ってます。

望遠を使うことで、背景がボケるのも、メリットです。

あと、ガラスは逆光気味で撮ると透明感が出ます。

順光で、たとえばフラッシュなどを前から当てるとガラス表面がテカテカなってよくありません。

逆光で撮るので、露出は2から3段階くらい、オーバーにして、明るめに撮ります。

そうすることで、背景が白飛びになり、作品を際立たせることができます。

 

しかしながら自宅撮りだと光のコントロールが出来ないので、季節が写真に出てしまい、一回使った写真は季節が変わると使えなくなるのが残念なところ。

例えば春に撮ったこの写真。いかにも春の空気でしょ?

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今回の写真と比べて見ると、季節の違いがよくわかりますね。

プロみたいに、スタジオで撮影したら、写真の使い回しができるのになあ。

ということでDMの完成形は、私のホームページをご覧下され。では。

私的な詩的吹きガラスたち http://wp.me/p2DQZn-bn

 

オールバイ・マイセルフで器用貧乏。

一時代前は考えられもしなかったことを私はしている。

何かというとつまり、デジカメで写真を撮り、相方がデザインソフトで展示会の葉書を作って印刷屋さんに持ち込んでいるのである。

まったくオールバイ・マイセルフ状態で、雇用貧乏もとい、器用貧乏が加速し続けている。

器用貧乏スパイラルに、はまったようだ。

たいがいの事は素人でも出来るようになったが、それも良し悪しだな、と貧乏暇なしは思う。

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一人親方はオールバイ・マイセルフ

自営業といえば、何となく聞こえはいいが、最近なんか言葉的に陳腐化しているような気がするので自分では心の中で「親方」と呼んでいる。

「親方〜!こいつはどうしましょ!」

「あーそいつは時間食いそうだから、とりあえずこっちを片付けてからいっしょにやっちまおうや!」

と心の中で、弟子とやり取りしつつ仕事すると、なかなかはかどるのだ。

で、今日はDM用の写真撮影。

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(近日公開予定のため一部画像をカットしております。)

「そいつをもちっと左だ!」

と弟子に的確な指示を出しつつ、ちゃきちゃき撮影をこなす。

ま、30分ですんだ。

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(近日公開予定のため一部画像をひっくり返してしております。)

 

P.S.

タイトルの「オールバイ・マイセルフ」はエリック=カルメンの名曲でもあるが、私の作業中、頭のなかでぐるぐる回っている「オールバイ・マイセルフ」はブラインドウイリーマクテルの歌うオールドタイムブルース。

「♫全部 ひっとりでっ!」

と陽気に歌っていてテンポがいい。

ホントに何もかも一人で楽しくやっていそうだ。

 

 

 

 

放っておくと、タネがふえるものならば・・・

柑橘類の木が一本あるといいな、と、柚子の木を植えておいたが、何も管理せず、ほたりっぱなしである。

久しぶりに草払いをして、背の高さより伸びた草むらの中から柚子の木を発掘してみた。

すると、いつの間にかゆずの実がたわわに実っているではないか!

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うれしくなって早速、柚子ジュースを作る。

と言っても氷水に柚子を絞って入れただけだが、大汗をかいた草刈りのあとにはうまい。

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しかしこの種の多さはすごい。

あまりに放っておいたから、柚子の木のほうも、子孫絶滅の危機感をもったのだろうか。

私もこうあらねばと感じ入る、よく晴れた秋の午後である。