台風5号 ノルーはどうなる?

さてさて、まだ来ませんがどうしたのでしょうか?

台風5号ノルーさん。

こっちは買い出しも済ませ、籠城準備完了です。

相変わらずでかいですが、中心気圧は960hpaにまで上がり、中心付近の雲もだいぶゆるけた感じになってきました。
台風の目がでかくなった、と言うより、括約筋がゆるくなって、時々おもらししそうな感じ。

しかも動きは「ほとんど停滞」。

なぜだろう?

と、気象庁発表の上空の天気図を見てみる。

 sc 2017-08-04 18.42.11

おっと、西日本に覆いかぶさるように張り出した高気圧H(これが7月に猛暑をもたらしたチベット高気圧か?)と、オムスビようの小さめの太平洋高気圧Hにはさまれ、ずうたいの大きさの割に縮こまっている台風Lが見える。

まるで2つの家庭に挟まれ、どうにも身動きできなくなった、モウロクジジイ、いや欲ボケ主婦の不倫姿のようではないか。
(台風って女性名詞だったかな?)

そうゆう事で、だいぶ情けなくなったので、警戒レベルは、

やばい>大したこと無い。 でゆうと 3>7と、だいぶ危険度は下がった。

しかしまだ、停滞している付近の海水温度は、まだ高いので、油断は禁物。

以下参考リンク

気象庁 高層天気図。

気象庁 日別海面温度。

フェーン現象で、最高気温37.1度 そして台風5号はどうなる?(薩摩川内市2007Aug)

昨日は、今年最高気温の37.1度まで気温が上がった。

暑いのだが、フェーン現象とかで、乾燥した空気なので、屋根に登って水撒きをした。
時々、自分にも水を掛けながら、熱く焼けた瓦や、庭の木に水を撒く。

この辺(薩摩川内市)でフェーン現象は珍しく、いつもの夏なら、太平洋高気圧の緣にあたるこのあたりは「南からの湿った暖かい空気」に包まれ、大変蒸し暑き思いをする。

それが、台風5号ノルー君のおかげで、本州方面からの湿った東風が、九州山脈の南端に当たり、断熱気温減率0.5度で上昇し、気温降下しつつ乾燥。山を越えて下降の際に断熱気温減率(この場合増率というべきか?)1度で、乾燥空気のまま昇温、流入。

したらしく、乾燥して暑かったのだ。としばしこの珍しい現象を屋根から眺める。

さて、台風5号ノルー君だが、今日も台風予報師になったつもりで、どうなるか考えてみる。

米軍の予報では、さらにこちらに、直撃コース(鹿児島弁で言うとマッポシ)。おいおい。

 scb2017-08-03 17.00.08

ただ見た目だいぶ、雲がバラけて来たのが救いになるか。
最初の頃の凶暴な感じではなく、ちょっと戦えばへたるような感じ?

さすが長寿台風いやいや、長期台風。
うちのムスメいわく、
「筋肉ムキムキだった人が、年取ってフニャフニャした感じ」

おいおい失礼だろう!

それにもう一つ、東側から九州に接近している、点。
以前のデータから、偏西風に逆らう形になるので、よりヘタリやすい、感じがする。

しかし油断ならないのは、台風が通過する予定コースあたりの海水温が高い事。

 sc 2017-08-03 16.23.00

気象庁 日別海面水温

これで、今の中心気圧945hpaより、降下してきたら、あぶない。

今のところ五分五分ですか。

あしたどこまでへたるかで、対応を決めよう。

台風5号がやばい (ノルー)2017NORU

さて、迷走台風5号だが、いよいよ進路を決めたようで、うちのほうに向かって来ている。

そんなふうに進路をやすやすと決められても困るのだが。

たぶん長寿台風とかいわれてジジイあつかいされてムッとしたのかもしれない。

長期台風とかにしとけば、長期優遇金利とかな感じで、お得感が出るんだから、機嫌を悪くされず、今頃まだ太平洋上で、のんびりされていただろうに。

人はだれでもネガティブな事は言われたくないものだよ。

気象庁が、対応を誤ったという事だ。

だいたい気象庁の台風情報はヌル過ぎるのだ。

今日の同じ時刻の、気象庁の台風予想と、米軍の予想を並べてみよう。

 sc2017-08-02 10.12.49 AM
 sc2017-08-02 10.12.49 AM 2

米軍のほうがはっきりと、8月5日から6日にかけ、うちらのほう(鹿児島)が台風の勢力圏に入る事を予想している。

先日香川に行ってきたのだが、瀬戸内地方の方の台風に対するのんびり感に触れ、私が以前広島に住んでいた時の、台風が来た時の広島の方々の、のんびり感を思い出した。
台風が接近しているというのに、家の前のバケツなどの飛びそうなものもそのままなのだ。

鹿児島なら信じられないのだが、実際台風が通過してもバケツはそのまま無事だった。

まったくうらやましい話だが、だから私がいくら強烈な台風が来た時の恐怖を語ってもわかってもらえない。

海から遮るものなく直撃した時の強い台風は、本当に全てをなぎ払う恐ろしい力をもっている。

いま思い出しているのは、2015年の台風15号コーニー(GONI)のひどさだ。あまりの風の強さに「これは小屋が吹き飛ぶ」と、夜中3時ごろ起き出し、ルツボ内のガラスを全て掻き出して、ガラス炉を緊急停止した。
そのあとすぐに停電、復旧に2日ほどかかったか。田舎のほうは一週間過ぎても停電のまま、冷凍庫のアイスは溶け、道路には大木が倒れ、あちこちで瓦が飛んだ屋根や、板をもぎとられて穴の空いた小屋があった。そして一部は未だにそのままだ。

願わくば、せめてあんな事のないように祈るしかない。

名前が似てるのがいやだな。ノルー(NORU)とコーニー(GONI)。5号と15号

参考リンク

米軍台風情報 タイフーンワーニングセンター(TC Warning Graphic)をクリック。

2015年8月23日から25日 の台風15号の影響について。 ウェザーニュース

7月も終わった。(2017)

毎日暑い暑いと言ってるうちに7月も終わってしまった。

今年2017年の7月は、比較的涼しかった6月と比べ、急に暑くなったら、そのまま月末まで、暑いままという、

最低の7月だった。

さて、8月だが、迷走している変な台風5号がこっちに来てくれたら一雨降るからいいのだが。

お願いします。

水風呂の効能?

さて、今日も水風呂である。今日も暑い。

というか、多分今日つゆ明けしたんだろう。青空がまぶしい。

 

SDIMmori201771315 

毎年、毎年、この時期は、暑い、忙しい、死にそうだ、と言ってる気がする。
そして、毎年、ああ梅雨明けだ、更にアツい。と言っていると思う。

毎年、毎年、我ながら進化せず、忙しい割に儲からず、年だけは取っていく。

楽しみと言えば水風呂だが、毎年水風呂しているのだから、何らかの効能があるのであれば、すでに顕著に現れていてもいい筈だが、別段、何も現れたようでもない。
相変わらず、年々、だんだん毛髪が薄くなって来るし、細胞が活性化されて、動きが若返りする事もなく、ただただ劣化していく。

そんな事を言っては、せっかくタイトルに、水風呂の効能、などと書いたのに台無しではないか。

で、
うーん。

思うに、水風呂に入った後は、ものすごく眠くなるのである。
いや、本当に、もうどこか悪いのではないのかと心配するぐらいすごく眠くなる。
で、10分だけ、と横たわったが最後、すぐ寝てしまう。
まさに
寝落ちる。という感じ。

パソコンが時々、急に真っ黒になったりして、びっくりしますが、丁度あの感じで、寝入る。

で、目が覚めたらすっきりしている。

私は、昼寝すると、目覚めが気味悪く、なんだか悪く目覚めて、その後いつまでも頭の中に茫洋感が消えないので、出来れば、昼寝は避けたくて、上記のように寝落ちる前には、「寝るな!」と自らを叱咤するのだが、いつもの昼寝の目覚めと違い、水風呂の後の昼寝だと、目覚めてもあのいやな、ぼーとした茫洋感がない。

これは確かに、効能があると思う。

どうだろう?
ちょっといいお話を聞きました。みたいな感じ?

違うか。

ま、人間、眠たい時は、ちょっと寝たほうがいいのだ。
すっきりするから。
ほら、梅雨明けして、すっきりしたではないか。

まとめた。

今年(2017年)の夏は急に来た。

暑い、毎日暑い。

本当は「!」マークを付けたくなるほど暑いのだが、付けるとはなはだしく、暑い感じがするので、やめておこう。

7月になって、何も覚悟も、準備もないまま、急に暑くなったので、しばらく呆然としてしまい、
今頃からこんなに暑い筈はない、少ししたら元に戻るだろう、という、甘い見込みも外れて、ようやくあきらめ、覚悟し、本格的な夏対策を始める事にした。

ガラス工房の夏対策、第一弾は、工業用扇風機、別名「旋風鬼」を召喚する事だ。と言っても、ホコリにまみれて工房の隅に転がっているのを、引っ張り出すだけなので、名前ほど格好良くはない。

第二弾は、水風呂の準備だ。これは格好いい別名も思いつかないが、効果はものすごく、これがあればクーラーはいらない。

しかも吹きガラス工房の場合、夏は工房自体が、サウナ室と化すので、あとは水風呂があれば毎日サウナという、多分、北欧の人がうらやましがるかも知れない好環境だ。

水風呂で、たっぷりと体を冷やして、また暑い処に行くと、自分の体が氷の塊のようで、その冷たい体が暑い空気に触れて、またじわっと汗をかき出すまでの気持ちよさはたまらない。

今年もまた暑いのだろうが、これでやっと覚悟ができた。

さていつまで続くか。

プチ氷河期説はガセネタか。(いとしのIce Ages)

7月になったとたん、
もう梅雨明けか!?

と思う程、くそのように(失礼)ものすごく暑い日が続いてしまい、せっかくの6月の比較的低温状態が、台無しになってしまった。

私のように火を使う仕事は、夏は地獄以外の何ものでもなく、たとえ0.5度でもいいから気温が低いと気持ち的にうれしい。
で、ネットで、ミニ氷河期が来るかも?という記事を見つけて一時期のめり込んで、私のパソコンのブックマーク「氷河期・The Ice ages」には、膨大なサイトが登録される事となった。
しかしながら、こうゆうのは、ガセっぷりも膨大で、針小を棒大化するところがやや見受けられ、真実を見まごう深い穴にはまるおそれがある。

特に注目したサイトが、今年2017年、北極海の氷面積が夏なのに増大している!というもので、私など、0.5度の気温低下に一喜一憂しているバカには、絶大な信頼を寄せるべき情報であった。

これが本当なら、いよいよミニ氷河期(THE MINI  ICE AGES!)の到来か!と、これは無視できない情報なので、私は、その信憑性を確たるものに、したく、さらにブックマーク「氷河期・The Ice ages」に、サイトを蓄積させていった。

しかしながら、残念ながら、その信憑性は確たるものになるどころか、

 

・・・これはガセネタじゃ・・・

 

と、肩を落とすハメになってしまった。

 

結果、調べれば調べる程、信憑性のある情報は期待とは裏腹に、温暖化は進むだろう、たとえ太陽活動の減少により、ミニ氷河期が来たにせよ、温暖化による温度上昇には勝てないだろう・・・・。と、氷河期情報とは真逆のものになってしまった。

 

中でも、このADS、Arctic Data Archives System 北極データアーカイブシステム。
というサイトは、そのデーターの膨大さ、客観的正確性、が郡を抜いており、これにより、ガセネタ記事は、残念ながら雲散霧消していった。

いわく、〜北極海の氷面積が夏なのに増大している!

は、ここの北極データアーカイブシステムの、北極海の氷の増減度合いのグラフを見れば、そのガセっぷり一目瞭然であった。

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増えるどころか、最低記録を出した2012年(青線)に迫る勢いで、今年2017年(赤線)の氷面積は減少しているのだ。
(夏場に向かって、当然減るけど、その減りっぷりが、記録的だった2012年と同じぐらいのペース、という事です。)

私は完全に、

 

がっくし・・・・・・・・・

 

 

 

ときた。

希望は絶たれた。

今はこの北極データアーカイブシステムの、北極海のモニタービューをぼんやりと見て涼むしかないんだ。

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ルツボは大丈夫のようだ。

底にヒビの入ったルツボだが、ヒビは大きくならず、だましだまし使っている。

さすがに満杯にするのは怖いので、2分目ほど入れて、色壺で使っているが、大丈夫なようだ。

あと、2ヶ月、いや最低一ヶ月半、もってくれればいいのだが。

今年もまだ氷河期は来そうになく、それどころか例年より暑い夏が来るそうなので、早めに火を落として夏休みとしたいが、無理だろうな。

しかしながら、幸いにして今のところ、私らの所は、去年より涼しい日が続いている。

昨年の8月に、この辺の史上最高温度37・2度を記録したのだが、今年この調子なら、去年より涼しい夏になってくれるかも知れない。

油断は禁物だが。

で、最近は、気象庁のデーターを見るのがすっかり楽しみだ。

こんなふうに。

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平均気温を表す青線が、左側の去年のグラフと比べて、今年の6月は今のところ、21度を下回っている。(緑線、筆者描く)

このまま8月まで、この楽しみが続くといいのだが。

アンカ(豆炭)と、炭火と、練炭火鉢と、薪燃焼時の一酸化炭素について考えてみる。

前回のアンカの記事で、キャンプなどにも持って行ったらいいかもしれないと書いたが、
よく考えたら、一酸化炭素中毒の心配がある事に気づいた。

そこで、今回は一酸化炭素について考えてみる。

 

とにかくまず、豆炭アンカを使用するときにも、一酸化炭素に対する用心は必要であると、言っておきたい。
豆炭が、小さくて、発熱量も少なく、また、グラスウールがある程度、触媒の役目をするにせよ、一酸化炭素は発生するであろう。

なので、締め切った車の中や、狭いテントの中で使用するのは控えて、やむを得ず使用するときは、換気に十分に留意すべきであろう。
また、布団で使用するときも、布団にもぐりこむのは止めておいたほうがいいと思う。

おそらく豆炭アンカに付いてくる注意書きだと思うが、良いPDFファイルがアップロードされていたので、心配性の方は、これを印刷して、よく見えるところに貼っておくといいだろう。

マメタン 警告

リンクに飛ぶのがめんどくさい人のため、以下に引用しておく。(引用 ミツウロコ マメタンpdf)

  • マメタンが燃焼する際には、一酸化炭素が発生しますので室内で使用される場合は一時間に1〜2回は部屋の窓を全開して必ず換気をして下さい。

  • コタツで使用される場合は、コタツの中には絶対にもぐり込まないで下さい。

  • 火鉢やコンロなどで使用する場合、就寝時には、室外の安全な場所に出して下さい。

  • 締め切った車内やテント等、換気の悪い場所では絶対に使用しないで下さい。

  • コンクリートの凍結防止などにご使用される場合は工事現場に立ち入る前に必ず換気をして下さい。

メーカの警告だから、大げさなのさ、と無視したくなるかもしれないが、一酸化炭素は無臭だから、気をつけるに越したことはない。

しかも、気づいた時には、体が動かないので、やっかいだ。

やはり、換気には気を付けるべきである。

また、ミツウロコヴェッセル社の「マメタンアンカのご使用方法と注意」にも、点火方法など、詳しい説明があったので、一読をおすすめする。

ついでに同社の、「レンタン・マメタンについてよくある質問」も参考にしてほしい。
ミツウロコの、「よくある質問」

さて、では、車内で練炭自殺はなぜ起こるのだろう。

アンカと、練炭火鉢と、炭と、薪の燃焼のとき、それぞれの一酸化炭素の発生はどうなっているのか?

そして、なぜ一酸化炭素中毒は恐ろしいのか?そのメカニズムは?

詳しく書こうと思ったが、ちょっと風邪をひいて、きついので要点をまとめて書くことにする。

結論から言うと、一酸化炭素中毒が発生しにくいのは、薪の燃焼である。と言っておく。

そして、それぞれのケースを考えてみる。

まず、車内にアンカと、練炭火鉢を持ち込んだ場合、どっちが危険か?

もちろん練炭火鉢である。

アンカの豆炭の大きさと、煉炭の大きさは、全然違う。
当然大きな煉炭のほうが、より、大きく燃え、たくさんの一酸化炭素を発生する。
よって、アンカより、練炭火鉢のほうが密閉空間では、はるかに危険である。

では、煉炭の代わりに、練炭火鉢に炭を入れたらどうだろう?

炭の場合、個々の炭の隙間ができるので、空気が入りやすく、不完全燃焼しにくい。
対して、煉炭は、一つの稠密な炭素の塊である。(少しのバインダー、つまり凝固剤、のり、は入っているだろうけど。)

よって、煉炭のほうが、一酸化炭素の発生は多いだろう。

だから、練炭火鉢は車内自殺の最強兵器なのだ。

最後に、薪はなぜ、自殺の材料に使われないのか?

仮に、練炭火鉢に薪を割り入れて燃やすと、煙が発生するので、あまりの煙さに、窓を開けざるを得ない。
そして、火が燃え上がるので、あまりに危険なので、火鉢を車外に放り出すだろう。

よって、薪は自殺の材料としては最も不適切なのだ。

ばかばかしい事を言ってるようだが、日本家屋で、炭が好んで使われてきたのは、この煙を発生しない、という点につきる。
広いお寺のようなところなら、囲炉裏に薪をガンガンくべても、煙くないが、狭い長屋では、煙の出ない炭が好んで使われたのではないだろうか。

そして、薪は炎を立てて燃える。なぜなら、薪は炭と違い、炭素(C)だけでなく、水素(H)や、酸素(O)を成分中に含んでいるからだ。
だから、薪が燃える時は、炭(C)だけの燃焼と違い、水素や、酸素と化合して燃えるのでより暖かく、よく燃える。

よく燃えるので、よく空気を吸い込み、新鮮な空気が循環する。
新鮮な空気が入るので、血液中のヘモグロビンと結合して、体に入る酸素を奪う一酸化炭素も吹き飛ぶ。

よって、薪の燃焼は一酸化炭素中毒が発生しにくい。

大まかであるが、炭と薪の燃焼の違いというのは、そういうものだろうと、私は理解している。
もっと化学的に勉強しなければ、とは思っているが、基本はこういう事ではないだろうか?

豆炭アンカも、ミツウロコと、十全アンカ、などがあるようだが、使い勝手は、どれも一緒だ。
豆炭を、十分に熱して、立ち消えしないよう、二分の一程度が赤くなるくらいに点火してから、アンカに入れる。

火起こしも、ホーロとか、鋳物とか高いものもあるようだが、なに、安物で十分。
しょっちゅう使うものでもないので、けっこう長持ちする。

要は、確実に火を付けること。(二分の一程度)真っ赤にしすぎるのも、酸素不足で、立ち消えになるオソレがあるらしいので、ほどほどに。
あせってはいけない。立ち消えしたら最初からやり直しになってしまう。
そして、点火した豆炭を、アンカに入れる。
火箸や火バサミ、トングなどがあったらはさみやすい。

私はこの火のついた豆炭を、アンカに移すとき、ハウルの動く城で、ハウルがカルシファーを、火床に移すシーンを思い出す。
なんかそんなハラハラする感じ。



そして、布団に入れてぬくもる。
翌朝も、まだまだあったかいので、コタツや、足元の毛布などに入れて暖をとり、とうとう冷めたら(私は昼すぎまでもつ。)灰を出して、また夜に火をつけて入れる。の繰り返し。
薪ストーブに入れると、簡単に火が付く。

ちなみにアンカに使う豆炭は、安いものも、ホームセンターで売っているが、やはり、ミツウロコの純正品が、灰になった時、パカリと外れるので、少し高くても、純正品をおすすめする。

私は安いものを、一俵買ってしまって、灰が落としにくいので、後悔している。

そして、豆炭を買うなら思い切って、ミツウロコの純正豆炭を一俵買ったほうがいい。
使いだすと、あまりの心地よさに毎晩布団に入れて、ぬくぬくせずにはいられないから。

こんな豆炭コタツもある。
さぞかしぬくかろう。
昔の掘りごたつの温もりを知っている私としては、ぜひ欲しいのだが。


豆炭アンカのウールが破れたら、詰め替え用のロックウールも売っている。
しかし、ちょっと高い・・・
ロックウールは高いものでもないので、もう少し安くてもいいのではないか?
これなら新品のアンカを買ったほうがいい。となるのではなかろうか?

豆炭アンカの暖かさはすばらしい。

以前に豆炭アンカを買う話を書きましたが、その後使用してみての話をちょっと書いてみます。

今年初めて炭火をつける。(そして品川アンカを注文した。)

実は最初注文するつもりだったところではなく、ミツウロコという会社のやつをアマゾンで購入しました。

安かったというのもあるけど、軍手や、トングがおまけで付いてくるらしい、というので。子供のときからおまけに弱いのです。(以前は、ライターや、火おこしまで付いてきた、とアマゾンのレビューにありましたが、私は軍手と、トングでした。それでもうれしいですね。)

さて、開けてみるとオレンジ色の袋と、アンカ本体が出てきました。
 

moj001

(豆炭は付いていません、別途買いましょう。)

オレンジ色の袋いいですね~、見た目があったかそうで良いです。

そして、アンカの表面にポツポツと小穴が空いています。
これは、どうやら、豆炭の燃焼をスムーズにし、立ち消えさせない為なのでしょう。
模様みたいで可愛いです。

さて、豆炭を起こして、アンカにセットします。
私は、薪ストーブに入れて点火しましたが、火おこし鍋に入れてガスコンロで点火するときは、十分に点火したことを確認しないと、あとで立ち消えして悲しくなります。

アンカに入れて、10分ほどして、うっすらと暖かくなって来て、それからしばらくすると幸せな暖かさがやってきます。
そして、驚異的なことに、その暖かさが、約20時間続きます。(個々の豆炭により、時間は違うようで、さすがに朝には少し下がりますが。)

湯たんぽですと、夜寝る前に入れると、朝には、ちょうど顔を洗えるぐらいの温度まで下がりますが、こいつは朝まで十分暖かいのです。
よって、朝起きてこいつを抱えて、コタツで、もいちどうたた寝すると気持ちいいです。(あまりしない方が良いとは思いますが、)

結論から申しますと、こいつは買ってよかったです。
湯たんぽだと、いちいち、冷めたお湯を捨てるのが、めんどいし、冷めた湯たんぽはちょっとさみしいですが、こいつは朝までの持続度が高いので、そっちで、まさります。

しかし、こいつを使うと、湯たんぽのいいところも見えてきます。

湯たんぽは、火を使わないので、絶対的な安心感がある。
湯たんぽは安い。
暖かさの質というか、伝わる熱の感じは、湯たんぽのほうが、幸せ度が高い。
灰を捨てる煩わしさより、冷たくなった湯たんぽの水を捨てるほうが、気持ち楽。
いろんな形の湯たんぽがある。特にこの足型のやつは一回でいいから履いてみたいですね。
シンデレラのお姉さんみたいに、きつくて入らなかったらどうしよう。

 

といったところが湯たんぽのいいところでしょうか。

ただ、灰を捨てる煩わしさ、については、ホームセンターなどで買った豆炭より、純正品の豆炭なら、ぽん、と捨てられる、らしいので、そちらを試してみないと何とも言えないところです。
私が買った豆炭は、灰を小箒や、ブラシで、掻い出さないと、きれいに取れなかったです。

しかし、とにかく、電気もいらないこのあったかさは、とても良いです。
キャンプなんかにも持って行ったら暖かい夜を過ごせそうです。
あ、でも一酸化炭素には気をつけないとですね。

*やっぱり一酸化炭素中毒には十分気をつけたほうがいいですね。いろいろ考えてみました。

(私がホームセンターで買った豆炭。)

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(純正品の豆炭。)