クラフト・センター・ジャパンの見本市の最終日は雪でした。
朝から降りだした雪は止むこともなく降り続き、夜にはすっかり一面の雪景色になりました。
雪景色に酔って、朝起きて飛行場に向かったら、電車は完全ストップ。
成田空港に行く手段は、JR、京浜急行、高速道路、全てストップです。
しかし、朝出てきた池袋の街は、快晴でいい天気だったので、いつかは雪も溶けるだろう、
と山手線の日暮里駅で、京浜急行への乗り換え口に並ぶこと2時間45分。
隣に並んでいた、上海に帰るという、中国人の人と話してるうち、やっとゲートが開きました。
なんだか、こんな時は隣の人と喋りたくなるものなのですね。
京浜急行の駅員さんも何だか嬉しそうに、すいませんでした!と叫んでいます。
しかし、成田に行くスカイライナーの予約はとっていなかったので、どうしたら良いのか?
と思ってたら、駅員さんからこんなキップをもらいました。
「着駅精算券」!
つまり、着いた駅で、特急だろうがなんだろうが適宜、精算して下さいという、すばらしいキップで。
これで成田に向かいます。
で、
成田に着いたら、こんな状態。
!?
既に寝ている人がいます。
なんだか悪い予感。
はたして鹿児島行きは出るのか?
尚、この時点ですでに離陸予定時間は過ぎています。
半ば、悪い予感の当たりそうなのを感じつつ、搭乗手続きの列に並ぶと、
やっぱり欠航・・・・。
ま、
さっぱりとあきらめて野宿の準備に入ります。
ガイジンさんから寝袋を分けてもらい、とりあえず緑の木の下を寝床にすることにしました。
、ってもフェイクの木ですが。ま、気持ちで。
とりあえず何もすることないので寝ましたが、寝袋だけでは床が冷たくてブルブルです。
空港ビルをうろついて、売店の横で、ダンボールをゲット。
なんだか、昔のホームレス体験がよみがえります。
とりあえずこれで、しばしの安眠を確保。
夜半、カートを転がすようなガチャガチャ音で目覚めると、いつの間にかビスケットと、ペット水が枕元に置いてありました。
成田で、こんな優しいサンタさんに会うとは期待していなかっただけに嬉しかったです。
そしてエアーマットも配布していたので、こちらは自己申告して、ゲット。
やっと完全安眠状態になりました。
で、結局、朝6時にヒコーキが出たので、ゆっくりマットで眠れなかったのがちょっと残念。
やっと機上のヒトとなりました。
「翼よ、あれがマウントフジだ!」
やれやれ。