2019年4月24日
今年も鹿児島県、蒲生町の和紙ギャラリーさんで、鹿児島のガラス作家5人展を開催いたします。
5月25日(土曜日)がオープニングパーティーの予定です。
詳しくはまたお知らせいたします。
おんぼろ小屋で今日もコップを吹いている。
2019年4月24日
今年も鹿児島県、蒲生町の和紙ギャラリーさんで、鹿児島のガラス作家5人展を開催いたします。
5月25日(土曜日)がオープニングパーティーの予定です。
詳しくはまたお知らせいたします。
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
シイタケがすごい。
今年は冬とも思えず、まるで梅雨どきのような土砂降りの雨が降ったのだが、
そのあと、シイタケがぼこぼこと出てきた。
シイタケは出来る時は一気にできるので、油断がならない。
うっかりと、見回りを忘れていると、ものすごく巨大化し、別のキノコか?
と、見紛うほどの大きさになる。(座布団シイタケと呼んでいる。)
以前、山の中に置いといた原木に、思ったより早くシイタケが出来て座布団シイタケの森みたいになったのを、あわてて軽トラに積んで持って帰ったのだが、途中、知り合いのオバサンに見つかってしまい、「指をさされて。」笑われた事があり、(しかも後ろから。)それ以来、ザブトンにならないよう、こまめに見回るようにしている。
最近、拙文 「煙の出ない燃やし方」をご覧になる方が多いようである。
近頃、世の中がせせこましくなって、煙トラブルを抱えていらっしゃる方も多いのか?
と、心配になる。
前回の記事から、いつの間にか時も過ぎ、いろいろと老婆心ながら、書き加えたい事もあるので、追記する事にした。
以下、前回「煙の出ない燃やし方」の記事末尾に、追記した文章です。
(最後に〜 2018年12月5日追記
この記事を書いてから、4年近く経つが、冒頭でも追記したように、最近この記事のアクセスが多い。
皆さん「煙のでない燃やし方。」で悩んでいらっしゃるようだ。
誤解をまねかないよう、煙と、炎について、私の考えと、立ち位置を言っておこうと思う。
荒野の中で、煙を出すのなら、問題はないだろうが、結局、まわりに人がいるから、その密度によって、問題が起きるのである。
ところが逆に、人の密度が多くても、どんど焼き、や、鬼火焚き。農業や、林業仕事での野焼きなどであれば、堂々と、煙を出せる訳で、こちらは周りに人がいても問題ない。
しかし、そのような行事や、共同作業は、今の時代だんだん少なくなって来ている。
地方の高齢化、人口減(過疎とも言う、変な言葉だが。疎が過ぎるとは、どういう意味だ?)
のせいである。
そして逆に、都市部の人の密度は高くなって来ており、そういう所での煙のトラブルは多い。薪ストーブの煙苦情などである。
もちろん鬼火焚きなど出来るはずもない。
人の密度が高くても、煙に文句言われる場合と、文句言われない場合があるというのが面白い。
また、少子高齢化と、地方の人口減が進むほど、煙と、炎が人間の生活の周りから、減っていくというのも、何かの符号のようで面白い。
炎と、煙を駆逐していくようでは、生活はますます、息苦しくなっていくだろう。
そして、炎と、煙のありがたみを知らない人間が増え、ますます炎と煙は遠ざけられていく。
(炎は、ともかく、煙にありがたみがあるのか?と思うが、煙をくゆらせてくつろいだり、煙を肉に当てて、燻製に出来るありがたみがあるのだった。)
少子高齢化というが、20年前に、ちょっとした何らかの手を打っておけば、今頃は、その子らが税金を収め始めているのだ。
いや、16になれば、バイクに乗ったり、タバコを吸ってくれるので、ガソリン税や、たばこ税を収めてくれる。
いやいや、自分で、お買い物に行ける歳になれば、小遣いから、消費税を払ってくれるではないか。
そんな簡単なフックも起こさずに、自分の知り合いと、アメリカにお金をばらまくしか能のない、無為無策のマスターはほっといて、私は少々、迂遠ではあるが、炎と、煙のありがたみをボディに伝えていく事で、地方の人口減と、少子高齢化の流れに逆らっていけるのではないかとバカバカしくも考えているのである。
「風が吹けば桶屋が儲かる」の伝ではあるが、無為無策よりはましだろうと思う。
なんだか、文学的なタイトルになってしまったが。
12月だというのに梅雨どきのような雨が降り、気分も文学的なのである。
そして今年は暖かくて、もう12月だというのに、まだトマトが採れるのだ。
夏に植えたのに、いまだに茎も葉っぱも青々として元気だ。むしろ、夏より元気かもしれない。
同じ時期に植えた、野菜たちはとっくに枯れたのに。
きゅうりは、台風でやられて、早々と枯れた。
ナスは草に負けて駄目になった。
サトイモと、サツマイモは掘り上げて収穫が済んだ。
それなのにトマトは未だ現役なのだ。
植えてから、もう半年に近くなる
どうやら、新芽を摘むのをやめて、地這い状態(つまり、ほったらかし。)
にしたのがよかったらしい。
支えて立ててる時は、実もあまりできなかったのに、地這いにしてから、どんどん出来だした。
トマトは難しい野菜だと、思い込んでいたが、これならうちの畑でも大丈夫かもしれない。
来年が楽しみだ。
いや、今のトマト、ひょっとしたら、年を越すかもしれない。
さて、(続き) (前編はこっち)
タオルを取って席に戻る私の後から、男女二人組みの、お客さんやら、常連らしいおじさんやら、入ってくる。
12時近くなって混んできたようである。
(混み合っているとこで、爆汗したくないがなぁ・・・・)
と、思い悩むうち、素早くも、カツカレーが出てきた。
(いただきまする。)
(! うう・・・・・か・・・から)
「すいません! ごはん大盛りにしてもらってもいいですか?」
これはもう、ごはんで汗を押さえ込むしかない。
カレーをちょびっと食べて、ご飯を多めに食べ、残った辛い味は、水で素早く流し込もう。
しかしもうやはり駄目であった。
後頭部の汗腺が降伏したようで、決壊。
ダダ漏れである。
(タオル取って来て正解だった。)
「あんた、何食っても汗かくっちゃね。」
見ると、隣の男女組の男性も、しきりに頭をタオルでぬぐっている。
「しょーがなかろー」
同類発見!
ああ、世の中は広い。
しかし、狭い。
同じ現象が隣接して起きるとは。
なんだか、おかしくもなりつつ、照れくさくもあり、サービスのゆで卵を、そそくさとほおばり、お店を出る。
(次来た時は、ハンバーグ定食かな。)
おいしいお店であった。
とおりすがりにカレー屋を見つけた。
初めての街を車で走っていて、早めのお昼にしようかなと、
手頃なお店を探していたときだ。
定食屋っぽいお店構えで、(??)カレー屋と読めた。
丁度路肩が空いており駐めやすいので、ここに決めた。
車を駐めてから、看板を見上げると、「辛いカレー屋」
と書いてある。
(定食屋っぽい外見と比して、挑戦的なタイトルだな?)
一瞬不安がよぎったが、もう駐めたし、ままよと入ってみる。
実は吹きガラスの仕事を始めてから、ものすごい汗かきになった。
すごい汗かきでない、ものすごい汗かきになったのだ。
(うう・・・・あ、暑い)と、ある臨界点を超えると、どっと、まるで水道の栓をひねるように汗が出るのである。
熱い硝子炉の前で、扇風機の風をあびている時は、これが涼しくて気持ち良い。
しかし一般世間に出ている時には、あまり出てほしくない症状なのだが、実は(辛い)ものを食べたときにも、おんなじ現象が起こる。
(うう・・・・か、辛い)と、ある臨界点を超えると、それこそまるで、(上記同)のように、どっと汗が出るのである。
メニューオープン。
カレーのメニューが充実しておる。
お、ハンバーグ定食など、カレー以外のもあるようだ。
そして、やはり、
「激辛お好みの方は、お申し出ください。」
と書いてある。
という事は、つまり、激辛でない普通のは、普通に辛い、という事なのだろう。
当然、「甘口お好みの方は・・・・」などとは書いてない。
ハンバーグ定食にしようかと、一瞬躊躇したが、えーい、とカツカレーをたのむ。
こうゆうところが、私は、バカなのである。
店に漂うカレーの匂いから、辛いっぽい匂いがしているではないか。
この匂いからして、大汗は逃れ得まい。バカめ
タオルを取りに、車に戻る。
(なんか、長くなってしまったので、続きは明日。)
棕櫚の小ホウキが手元にあると重宝します。
いつの間にか、たまる髪の毛や、・・毛や、ホコリ、もろもろの小さなゴミ。
いちいち掃除機を出すまでもないし、掃除機はネコがびっくりするし。
ササッと集めて、小さなちりとりに入れて捨てたら、気分もすっきり。
なんかの宣伝みたいになってきましたが、
そんな小さなシュロホウキが実は簡単に作れると、やっとわかりましたので、報告します。
ホムセンに売ってるシュロほうき。(漢字で書くと棕櫚箒、ですね。むずかし)
の、根本の針金をペンチで外します。
この針金はあとで使いますので、はずすときは、ねじっているところをペンチでほぐしてきれいに外して下さい。
棕櫚箒の根本の部分の針金を外すと、いちばん端っこのカタマリがするっと外れます。
はい!これでもう棕櫚の小箒になっています。
あとは、根本をさっき外した針金で、まとめて(端っこは、尖っていて、あぶないので、ペンチでぐいっと中に押し込んで端末処理しましょう。)
はい、できましたー!
シュロのホウキは、熱に強いので、薪ストーブまわりの掃除に安心して使えます。
ガラス工芸炉の、表面の補修にも、シュロの小ホウキに泥漿(でろでろの粘土)を塗りつけてヒビを埋めるのですが、こんなに簡単に作れるとは知らなかった私は、ペンキ塗り用のブタ毛の刷毛で、補修していたのでした。
なんだ、これからはどんとこいだな。
いっぱい作れるし。
今回は、うちの自宅のほうの薪ストーブを紹介してみようと思う。
山のほうの家には、ロケットマスヒーター型のストーブが置いてあるのだが、こちらのほうは、昔詳しく書いた
(「ロケットストーブ」もしくは「ロケットマスヒーター」製作記録第一回)、
ので今度はこっち。
まあ、こっちのストーブも、いろいろと記事を書いているのだが、改造してきているので、自分でどうゆう改造をしてきたのか、混乱してきた。
最近どうやら改造熱も落ち着いてきたので、この際まとめておきたい。
まず、改造の歴史と、反省点から。
初号機、バージョン1(製作時 2015年1月27日前後)
こいつは、ガラスのルツボを切って、煙突にしてみた。
が、しかし、ルツボの接合部から、煙の漏れがあって、部屋が煙くなり、不評。
それに、ルツボはふくらみがあるので、煙道内部の断面積が場所によって変わる事になってしまい、排出効率が悪いように感じた。
(ロケットストーブの煙道面積は、変わらないほうが、いい。とロケットストーブマニュアルに書いてあった。)
なお、ストーブ本体は、新保製作所さんの、ヒートチョッパー君。
もともとは、後ろ出しの煙突だが、それは塞いで、新たに左側に穴を開け、耐火断熱レンガで、煙道を作ってある。
ここの基本部分は、のちの改造でも、手を入れていない。
上面でもお湯が沸かせるように、鉄板を組み込んだのだが、ここからの煙漏れもけっこうあって、笑えた。
それにしても、火好きの人間は、わけもなくお湯を沸かしたがる。
そんなに、お茶や、焼酎のお湯割りを飲む訳でもないのに、である。
炎好きのレゾンデートル、存在意義、の証明なのか?
バージョン2(制作時2015年2月2日前後)
排熱を有効利用するため、エルボと、一斗缶を使って「放熱ユニット」を煙道の途中にかましてみた。
暖かさの効果は、一応あったが、見た目がおおげさ、「メカっぽくてかっこいい」と思ってたのは私だけ。
で不評。
しかし、この時の煙突出口からの、排熱が一番温度が低かった。
木酢液もよく滴っていた。
熱回収、という点では、優秀だったのだろう。
バージョン3(制作時2016年2月18日前後)
「オーブン」と、「スス取りボックス」という、二大めんどくさいユニットを取り付けた。
思い立ったが吉日で、聞く耳もたず。という行動である。
ま、しかし、こいつは、けっこう性能がよく、オーブンも小さめ(小さいスキレットが入るくらい。)に作ったせいか、使いやすく、好評。(だと思うが。)
スス取りボックスも、それなりの役目を果たしている。
筈である。
(追記 〜この時、放熱ユニットは取り外した。オーブンと、スス取りボックスがある程度、放熱してくれるだろう、と思って。
しかし、この改造以来、木酢液の滴りはなくなったので、煙突出口の温度は、上がった筈である。)
以上、現在に至る。
詳しい記事は、以下のリンクから、過去記事を参考にしてください。
バージョン1 ルツボを再利用して薪ストーブ。Rocket Stove with Recycle Melting Pot .
バージョン2 ヒートチョッパーとバスタオル一発芸(ナミ)。
バージョン3オーブン&スス取りフィルター付きロケットストーブ。RocketStove with Oven&Sootfilter.
さて、
次の図が、今のバージョンの図解である。
写真では、内部の排気の流れがわかりにくいと思い、図にしてみた。
赤い点線が排熱の流れである。
実際には、これに、鉄製の扉と、背面に断熱レンガの防火壁があるのだが、図が煩雑になるので、省いてある。
また、レンガの組み方は、実際とは違う。
あくまで、おおまかな構造をわかってもらうための図である事を、ご了承いただきたい。
説明すると、薪ストーブ部は、新保製作所さんのミニ薪ストーブヒートチョッパー君。
先程書いたように、本来は、背面にある煙突口を、左側面に移動し、煙突は、耐火断熱レンガを組んで立ち上げた。
これにより、ストーブ出口すぐの煙道が断熱され、一定のロケットストーブ効果を生むものと期待している。
次に煙道は、オーブンに向かう。
オーブンと、スス取りボックスは、赤レンガで組んだ防火壁の、天井(天井の赤レンガは、鉄アングルで、支えてある。)に載っている形だ。
そのオーブンの、上と、下を煙道が通るように、耐火断熱レンガを組む。
ここは細かい作業になるので、柔らかく加工しやすい、断熱レンガを、ノコギリで切ってはめこみつつ、オーブンを囲うように、排熱の道を作った。
オーブンの下火が強くなると予想されたので、天火のほうに排熱が向かいやすいよう、上の煙道の幅を下より広げた。
それでも、試運転してみると下火が強いので、スス取りボックスの蓋をあけ、小さなレンガを下の煙道に差し込んで、こちらに排熱が行きにくいようにした。
これで今はいい感じに火が回っている。
オーブンを過ぎた煙道は、一本にまとまり、スス取りボックスに向かう。
ここで、煙突は、ちょっと途切れたような感じになる。
というか、一斗缶のサイズに広がるわけだが、感じとしては、途切れた感じ。
赤い点線が、煙道。
灰色の線が排気の流れ。
そしてステンレスのザルに、ススや灰を付着させつつ、排気は天井部煙突に向かうのだった。
これを見ていただいて、だいたいおわかりだろうが、この薪ストーブは、レンガと、鉄を組み合わせて作ってある。
レンガで鉄の箱をつなげるような構造である。
この作り方のメリットは、自由度、拡張性が高い点にある。
思いついたユニットを、つけられるし、薪ストーブ自体の容積も、広げる事ができる。
つなぎ目は、灰と、石灰と粘土をよく混ぜて、モルタルのように、塗りつけている。乾燥してきたら、ヒビが入ってくるので、そのつど、刷毛で、またモルタルを塗る。
表面用には、化粧土として石灰を多くしたものを塗ってやると、白っぽくなって、見た目がよくなる。
モルタルとしての配合は、3,3,3の等分で良いと思う。
灰を入れるのは、耐火性を増すためと、つなぎの役目。
セメントでいう、砂利と、砂の役割ですね。
石灰も耐火性があるが、展着性を増す(ひっつきやすくなる)ような感じがする。
もちろん、化粧としての役目もあるし。
場所によって、配合を変えてみれば良いのではなかろうか。
最後に、この薪ストーブでは、レンガが3種類使ってあるが、これは、私が仕事上、たまたま、集めていたもので、薪ストーブの温度域であれば、赤レンガだけで十分だと思う。
高温耐性が必要になってくるのは、1000度超すころからだろう。
(追記〜と思うのだが、念の為、というか、文章の責任上、鉄などが、熱で赤くなってくる700度ごろ、から耐火レンガのほうがいいかも。と、訂正する。
しかし、薪風呂を作る職人さんは、赤レンガだけで十分。と言っていたし、実際、私の、山の家の薪風呂は、赤レンガだけで組んである。
また、赤レンガと、耐火レンガは、サイズが違うので、一緒に組みにくいのである。(耐火レンガが大きい)
であるから、直接炎が当たるところは、耐火レンガ、という事にしておきたい。)
あると助かるのが、断熱レンガだ。
断熱レンガは柔らかく、普通のノコギリで切れるほど加工しやすいので、細かいパーツを作りやすく、作業しやすい。
A類断熱レンガが、珪藻土質のピンク色のもの。七輪のあの感じである。
C類断熱レンガは、発泡スチロールを固くしたような材質で、断熱性に優れる上、荷重に耐える強さもあるので、ガラス炉の敷レンガに使われたりする。
加工もしやすく、よいレンガだが、ちと高い。
ちなみに、断熱レンガと、耐火レンガは全然違う。
耐火レンガは硬い。
断熱レンガは柔らかい。
耐火断熱レンガは、両方の特徴を併せ持つので、真ん中をとって、やや硬い。
種類もA,B,Cとあり、得意とする温度域によって、番号分けされている。
ガラス炉には、比較的価格も安く、強度もあるB類レンガを使うことが多い。
石灰や、耐火レンガは、左官屋さんが出入りするような、玄人向きの建材店であつかったり、注文に応じてくれたりする。
(この記事、つづく?かどうかわからん。けど煙突掃除の事は忘れないうちに書いとこうと思ってはいる。)